00-解説

エスマッハプロ97(トアルソン)は丸いフェイスのEZONEとして使えるのか打ち比べて検証してみた件。

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EZONEのフェイスが丸くなったらエスマッハプロ?

2022年のGW頃にYONEX EZONE98を購入して以来、98Lへの移行なども経て2年近く(なんやかんや言いながらも)使い続けているわたくしアドブロ。

ストロークの安定感は最高。

弾道の調整幅は広くないっていうのがむしろ実戦では安定感・安心感につながっていて、緊張する試合(特にシングルス)でもラリーが出来るという自信をもたらしてくれたラケットなんですね。

ただその一方で悩んでいる部分もあって、とにかくボレーに対して苦手意識が消えない。

多分ヨネックス独自のフェイス形状、アイソメトリックが良い意味でも悪い意味でも作用してるせいなんじゃないかなと思うんですよね。

ってことはこのフェイス形状が変われば・・・と妄想する日々を過ごしていたのでした。

EZONE98Lとエスマッハプロの形状は似ている

そんな状況が長らく続いているのですが、ご縁があって試させて頂ける事になったのがトアルソンのエスマッハプロの310g・295g。

このラケット、見れば見るほどEZONEに似てるんです

yonex ezone98l , toalson s-mach pro 97 310g

直線で構成された6面体っぽい断面形状、スロートの大きさ、剣先にかけての意匠など、シャフト周辺の作りはかなり似ているんです。

またフレーム厚はどちらも最大24㎜近くあるのですが、シャフトにかけて一気に薄くなる(EZONE19.5㎜、エスマッハプロ21㎜)強いテーパーも共通点。

でもフェイス形状は全然違う

yonex ezone98l , toalson s-mach pro 97 295g

シャフト周りの形状はそっくり、しかしながらフェイス形状はスタンダードな丸形になっているのがエスマッハプロ。

つまり・・・アイソメトリック形状じゃないEZONE98Lになってくれるんじゃないないの!

と思わずにはいられないのでした。

同じセッティングで打ち比べてみた。

メイン
ストリング
アスタリスタ
アーマード

1.25mm
クロス
ストリング
ポリツアー
ストライク

1.25mm
テンション45ポンド

今回は公平(?)を期すためトアルソンとヨネックスのストリングをハイブリッドにして使用。

総重量での差は2g程度

EZONE98Lはレザー化や鉛テープ加重をしているので、フレームのみのスペックが約300g/320mm/SW280前後/RA64

エスマッハプロは軽い方のスペックをチョイスし、実測値で296g/314mm/SW272/RA64でした。

エスマッハプロはほぼノーマルですがグリップエンドにテーピングで高さをプラスしており、最終的には張り上げ後の重量はEZONE98Lの方が2g重い程度。

結果

気温が低く風も吹く屋外オムニのナイターで打ち比べてきましたが、ハッキリ言って全然別物でした(笑)

同じセッティングとは思えないくらい別物感が強く、さすがにこの条件ではEZONE98Lから乗り換えるのは無理!

打球感がかなり違った

EZONEはシャープではっきりとした打球感なのに対し、エスマッハプロは非常に柔らかくてマイルド、手応えも軽いというかちょっと頼りないかも、という感じ。

エスマッハプロはボールが乗っかる感覚が非常に強く、押す・運ぶという打ち方もしやすく感じました・・・が、僕はそういう打ち方じゃないのだ。

ストリング張り上げ後にボールをポンポンしただけでも2本の違いは感じていたんですけど、オンコートで打ち比べてもやっぱり違ったなと。

インパクトでブレてる?

エスマッハプロは打感が柔らかいしSW272と控えめ、しかも想像以上にストリングがたわむ・動く感覚が強い印象

その影響なのかインパクトで面を感じ取りにくく、ブレてるような打ち負けてるような・・・あまり安心感が無かったかもです。

ただ柔らかくてミュートが効いた打球感自体は嫌いじゃない。

ボレーの感触は悪くないけど・・・

エスマッハプロに一番期待していたボレーの打ちやすさなんですが、柔らかい打球感を活かして乗せて運ぶ感覚で打てました

ただそれが直感的な打ちやすさにつながっていたか?っていうと微妙。

スイートエリアは広いが常時パワー不足気味

スイートエリアもEZONEより広く感じ、97とは思えない水準だったのは高評価。

しかし弾きも控えめ、重みも控えめが影響してか常時パワー不足という感じ。

乗っかったボールで出て行ってくれない(笑)

強いボールを打たれると押し込まれる感じも強く、強度を上げたボレストは恐怖を感じる・・・

深さや勢いを出そうとしてスイングが自然と大きくなる感じでしたね。

EZONE98Lより明確にボレーがしやすいのか?って聞かれるとかなり微妙なライン。

(ここでCX400TOURを入れたら・・・CXがダントツ1位)

オールラウンドにパワー不足

ストロークでも柔らかい打感+スイートエリアは感じられ、弾道の調整もしやすく苦手なショットの少ないラケットだなと思いましたね。

どのショットも打ちにくさを感じない、しかしどのショットを打っていてもとにかくパワー不足を感じてしまう。

まさにオールラウンドにパワー不足

※ゆったりゆっくりラリーするだけなら凄く快適なんですけど、自分が求めるプレー強度だと重みも剛性感も足りない印象

軽いけどしんどい、そんな絶妙な着地点に今回はなってしまったのでした。

310gが本命。295gはカスタムベースとして

エスマッハプロはもともと310gがあり、あとになって295gの軽量スペックが追加された歴史があるそうです。(ちなみに295gの初期モデルはバランスが340mmと攻めてたらしい)

この打球感の柔らかさ・食いつき感を考えると、310gの方がパワーも引き出しやすくて本命と言えるスペックなのかも。

295gはカスタムベースとして考えるのが良さそうですね。(それならもう少し軽くても良いのだけれど)

鉛テープを使った加重カスタムをした上でストリングもカッチリしたポリエステル、この記事の分類でいうところのスピードタイプで球離れを良くするなどの工夫が必要かも。

まとめ:今すぐ乗り換えることはなさそう

・ボレーの打ちやすさを求めて比較
・同じセッティングで打ち比べ
・打球感違い過ぎてビックリ
・エスマッハは柔らかすぎた
・オールラウンドにパワー不足
・カスタム+ポリ張り替え必須かも
・結局やっぱり今はEZONE98L

2本を2時間ミッチリ打ち比べてきましたが、現時点ではEZONE98Lからエスマッハプロに乗り換えるという事はなさそうです。

試合形式もやってもらいましたが、エスマッハプロだとラリーの打ち合いではほぼ優位に立つことが出来ず、サーブ&ボレーで無理矢理にでも前にでてボレーに行くくらいの気持ちで攻めないとポイントが取れませんでした。

その後EZONEでも試合しましたが、一気にストロークが良くなりしっかり打ち合えるようになって『やっぱりこれか』と何万回目か分からないいつも通りの結論になったのでした。

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