ポリファイバー ファイアーレイジリブド
( Polyfibre FIRE RAGE RIBBED )
今回はポリファイバーの多角形ストリングである『ファイアーレイジリブド』をインプレッション。
ザックリ言うと:オレンジ色のソルティス
こういう人にオススメ |
スピンのストロークをシバきたい 高い弾道を制御してラリーしたい ソルティスは好きだけど色が合わない フィジカルのある男性プレイヤー |
特徴 |
歯車型の多角形で引っ掛かり強い 高めの弾道を打ちやすい 打ち応えは強め |
歯車形≒星形断面のストリングなので引っ掛かりが非常に強く、弾道を上げつつスピンで落としていくというショットを作り出しやすいのが特徴。
性能的はソルティスに非常に近いので”オレンジ色のソルティス“みたいな選び方もありだと思います!
スペック/仕様
製品名 | ポリファイバー ファイアーレイジ リブド |
素材 | ポリエチレン |
断面形状 | 歯車 (星形) |
太さ | 1.25mm |
色 | オレンジ |
特徴・テクノロジー
歯車のような断面で構成されている特種サーフェスは弾力性を高め、打球時表面積を高めてスピンを掛けるにおいて一番重要なボールをホールドする時間を引き延ばします。
ポリファイバーの特徴でもあるPolyfibre Standardized Molecular Distribution Technology(SMD)加工により、素材に熱を掛けて溶解する際に起こる物性変化を防ぎ製品斑を無くすことによってカド切れがほぼ無くなり、ボールの飛びも安定します。
スウィングスピード遅めのトップスピンプレイヤーには最高のストリング。
http://pk-west.com/polyfibre/11/
インプレ・評価
パワー | 0 | 振った分だけ出力 |
スピン性能 | 1 | 擦っても回転が掛かる |
アシスト | -1 | 振らないと飛びは少ない |
トップスピン | 2 | スピン打ってなんぼ |
スライス | -1 | 慣れは必要かも |
打感の柔らかさ | -1 | ムチッと硬めな感触 |
反発力 | 0 | 弾きはしないがロス少ない |
飛び | 0 | 自力で飛ばすタイプ |
打ちごたえ | 1 | しっかりした打ち応え |
滑り | 0 | 可もなく不可もなく |
引っかかり | 2 | 強く安定した引っ掛かり |
快適性 | 0 | 優しくはない印象 |
耐久性/維持性 | -1 | 若干ノッチはできやすい |
コスパ | 1 | ロールなら相当安い |
歯車状の断面がボールとの強い摩擦力を生み出しており、擦るようなスイングでも弾道が上がり回転も掛けやすいのがファイアーレイジリブドの大きな特徴。
打球感:打ち応えは強く重め
インパクト時の打ち応えは強く、手応えは重めになっています。
最大のライバルであるソルティスと比べると、ファイアーレイジリブドの方が若干ですがしっとりしている感じになっています。
性能:スピン系を操りやすい引っ掛かり感
CX400TOURに張って使用しましたが、どのショットでも強い引っ掛かりがあることで弾道の高低や回転量の調整は非常にしやすく感じました。
ストロークで低く飛んできたボールを持ち上げたり、サーブで変化量の大きいスピン系を打つといったプレーに最適ですね。
メリット / デメリット
・弾道や回転の調整がしやすい
・耐久性も平均以上
・発色が良い
・ロールならコスパ良好
・手応えは重く疲れやすい
ライバルは星形形状のソルティス
<ライバル>
・ソルティスパワー
・アトミックストライク
上記の2つは星形断面形状になっており、ファイアーレイジリブド同等以上の引っ掛かりの良さやシャープさを感じられるのが特徴。
定番のソルティスパワーはしっかりとした硬さもあり、スピードと回転が体感しやすい多角形ポリですね。
アトミックストライクはほぼソルティスパワーですが、より低単価で手に入れやすいのがメリット。
ファイアーレイジリブドの優位性は?
それらと比べるとファイアーレイジリブドは若干ですがマイルドさが感じられ、少しだけしっとりとした打球感になっているのが選び分けのポイントになりますね。
アドブロ (コトウダマサト/TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年
・オールコートプレイヤー(自称)
・EZONE98L+PTストライクコンボ
・ラケット購入本数100本間近
・ラケット累計200本以上テスト
・ストリングは200パターン以上テスト
アドブロの詳しいプロフィール