ここ数年で一気に増えた同色系バンパー
みなさんはバンパー/グロメットと言えば何色を想像しますか?
僕のような30代や上の年代の方であればバンパー=黒というイメージを持っている人が多数派なんじゃないでしょうか。
しかしながらここ1~2年のテニス市場のトレンドは変化してきていて、フレームと同色系のバンパーを採用するラケットが非常に増えてきています。
Embed from Getty Images代表的なモデルで言うとテクニファイバーのT-Fight isoflexで、フレームの白に合わせてバンパーもグロメットも真っ白が採用されています。
他とは違う個性を発揮する同色系バンパー
こういった黒以外のバンパーは明らかに増えてきていて、特にフレームと同色系にバンパーを採用したものは遠目からでも目立つので判別しやすいというメリットがありますね。
Embed from Getty Imagesプロの試合を見ていても、派手なバンパーのラケットは凄く目立ちますよね。
販売促進、イメージ戦略としても同色系のバンパーが増えてきたのは自然な流れなのでしょう。
各社の同色系バンパーのラケットを紹介
ここからは今のテニス市場で販売されてる同色系(もしくは黒以外の特殊な色)のバンパーを採用した主なラケットをいくつか紹介していきます。
見た目からも他のラケットとは違うのが良いという人はマストチェックです!
テクニ:T-Fightは真っ白、X1は黄色バンパーを採用
T-FIGHT:フレームと同色の白バンパー
TF-X1:蛍光イエローのバンパー
テクニは白で統一されたT-FIGHTシリーズ、バンパーだけド派手な蛍光イエローのTF-X1を展開中。
特にT-FIGHTシリーズはメドべデフ、シフィオンテク、ソールズベリーなど各カテゴリーのトップ選手が使用しており、テクニを代表するモデルなのはもちろん、同色系バンパーを採用しているラケットの代表格でもあります。
ヘッド:新型エクストリームは透明樹脂を採用
ラジカル:オレンジ色のバンパー
エクストリーム:透明なバンパー
ブーン・オルタネイト:ミント色バンパー
以前から定期的に同色系や透明バンパーを採用していたヘッドですが、現在はラジカルがオレンジの同色系バンパー、ブーン(オルタネイト)がミント系、新型エクストリームが透明バンパーを採用。
新型エクストリームのバンパー/グロメットはかなり透明度の高い樹脂になっており、フレームの色がそのまま見えるのが特徴。
プレステージが透明バンパーを採用した時は批判的な意見も多かった印象がありますが、今回のエクストリームは全体のデザインが上手くまとめられているので売れ行き的にも結構期待出来そうですね。
ヨネックス:ブイコアは真っ赤なバンパー
ブイコア:真っ赤なバンパー
パーセプト:半透明な深緑色バンパー
ヨネックスは真っ赤な配色が目を引くブイコアに加え、パーセプトもよーく見ると少し透明感のある深緑色のようなバンパーを採用。
特にブイコアは使用者も多い人気モデルで、同色系バンパーを採用しヨネックスの赤=ブイコアというイメージをより一層強めるのに成功した1本ではないでしょうか。
プリンス:ビースト/ファントム/エンブレムが同色系
ファントム:青系バンパー
エンブレム:真っ白バンパー
ビースト:真っ赤なバンパー
最近のプリンスは同色系バンパーを増やしてきており、ファントム・エンブレム・ビーストがそれぞれのフレームと同色のバンパーを採用しています。
中でも2024年9月発売予定のファントムはバンパー・グロメットの色が大きく変化しており、蛍光グリーンだった前作からフレームと同色の青系に変わって全体の統一感がアップしています。
ダイアデム:エレベートは青系バンパー
ダイアデムデムはエレベートv3が青系のバンパーを採用しており、青~紫色のフレームと相まって高級感のあるビジュアルに仕上がっています。
まとめ:同色系バンパーのラケット
いかがでしたでしょうか。
僕自身はバンパーやグロメットは黒であってほしいタイプですが(笑)、同色系や透明なバンパーは各モデルのコンセプトやデザインをより一層強調する事が出来るのでトレンドになるのも納得感ありますね。
このトレンドが続くのか、それともまた黒に回帰するのか、今後も注目したいと思います。