01-ラケットインプレ

コントロール系が出そろったテニスラケット市場。どれを選ぶべきなのかを考えてみた。

コントロール系テニスラケットの比較・2024年版
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2023~2024年でコントロール系ラケットが出揃う

2023年にはパーセプト、そして2024年の年始からCX・ピュアスト・ブレードv9が立て続けにリリース。

ありがたいことに試打会で一通り打つことが出来たので、僕なりにこのコントロールセグメントのラケットの現状について考察したいと思います。

コントロール系と言われているラケット

今回は「コントロール系と言われているラケット」を厳選して考察しています。

これはあくまでも一般的な概念としての分類ですので、これ以外のラケットがコントロール性能が悪いとかっていう話ではないのであしからず。

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ラケットのコンセプトや方向性、発売時期が近いという意味で今回はこの4つに厳選しています。

面98(16×19)で比較した時の選択肢は?

DUNLOP CX200 2024

各シリーズの主戦力と言っても良い98(97)の16×19パターンのラケットで比較。

スタンダードなのはCX200だが優位性は薄いのが現状

この中でも最もスタンダードに近いスペックはCX200と言えるのではないでしょうか。

ブレードはバランスが320mm+D型断面、ピュアストもバランス320mmに加えて最大23㎜のデュアルテーパー、パーセプトは面97+アイソメトリックなのでスタンダードからは少し外れる部分があるという認識をしてます。

となるとCX200が一番の推しなのか?っていうと、そうでもないんですよね。

2010年代はプレースタイルを選ばない98のボックス系薄ラケとして覇権を握っていたモデルだと思うのですが、現状だとSWがかなり低いということもありパワー不足感が否めません

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ショットが暴れないのでラリーはしやすいかもしれませんが、頑張って振っている割に球が走らない可能性が高いラケットだと感じました。

ノーマルで使うのであればブレード98、ピュアスト98の方がパワフルでメリットを感じやすくなってきています

パーセプトは面97、厚み21㎜フラット、310g・310㎜となっているので、1段階ハードスペックに寄っている印象です。

この中で選ぶならブレードかピュアストが個人的なオススメ。

この中ではブレード98やピュアスト98は推進力を出しやすいのでオススメしやすいかなと。

「コントロールセグメントなら飛ばなくても良い」という人も居るかもしれませんが、一般プレイヤーが飛ばないラケットを使うとどうしてもリソースが打つことだけに集中しがち。

ある程度パワー的な余剰が作れるからこそ精度が良い・精密なショットが実戦の中で打てると考えています。
(※単純な練習のラリーだけなら飛ばないラケットでも平気だとは思いますが)

というのも現状では面100が主流ですし、パワー系やスピン系とされるラケットの面98バージョン=コントロールに重きを置いたモデルの選択肢もかなり広がってきました。

そんな中で純粋なコントロールセグメントのラケット、しかも面98を選ぶとしたらフィーリングだけでなく何かしらのメリットが感じられるべきだと思うのです。

そう考えるとブレード98かピュアスト98が失敗しにくいチョイスなのではないかと。

面100で比較した時の選択肢は?

ヨネックス・パーセプト100(YONEX PERCEPT 100 2023)のインプレッション・レビュー。

コントロールセグメントでありながらもパワーを兼ね備えたモデルがこの面100の4本。

いずれも面100、重量300g、バランス320㎜、16×19で同じになっており、主な違いはフレーム厚になっていますね。

テイストの差は小さくなっている印象

昨年からモデルチェンジが相次ぎ、このスペックにおける各シリーズの差は小さくなっていると感じています。

しなやかだったモデルはカッチリ感をプラス、カッチリしていたモデルはしなやかさをプラス、球の引っ掛かり感についても大体同じくらいの水準に近づいてきたと思います。

そのため、パッと見で選び分けるのはかなり難しい状況になってますね。
(98/97と違ってどれを選んでもある程度良いプレーは出来るはず)

一番無難な印象なのはパーセプト100

この中で一番尖ったところがなく汎用性が高く無難なラケットはパーセプト100かなと思います。

アイソメトリックではあるもののEZONEやVCOREと比べるとスタンダードなラケットに近い使い心地になっているのと、前作と比べると若干頼りなさが消えた印象もあって安心してラリーする事が出来ます。

個人的なベストフィットはCX400TOUR

ただ個人的にはCX400TOURがベストフィットだと感じていて、パワーがありつつも自然な使い心地、全体的な性能の高さを感じます。

これだけヨーク6穴なのも効いているのかも?

カスタムしやすい軽量スペックで比較

DUNLOP CX200LS

【軽量スペック】
・CX200LS
・CX400
・パーセプト100L
・ブレード100L
・ピュアストライクTEAM

サイズや重量は若干異なるものの、カスタムベースになりそうな290g以下のスペックは上記の通り。

面98ならCX200LSのみ、面100なら選択肢は豊富

CX200LSのみ面98になっており、小さめが良いという人なら一択ですね。
(※そもそも面100未満で290g以下の軽量なのは他にEZ98L・VC98L・D285くらいしか残ってないのですが)

面100ならかなり選択肢が広がりますが・・・そうなるとプラチナスペックとかも競合になってくる人が多いと思いますので、選択肢が多すぎて迷いそうなところですね。

特殊スペックで比較した時の選択肢は?

ヨネックス・パーセプト100D (YONEX PERCEPT 100D 2023)のシャフト

・パーセプト100D
・ピュアストライク100 16×20
・ブレード98S
(・CX200TOUR18x20)

ストリングパターンが特殊なモデルをピックアップすると上記の通り。
(CX200TOUR18x20は微妙なところ)

パーセプトとピュアストが独自性を感じられる

この中ではパーセプト100D、ピュアストライク100 16×20が独自性を感じやすく、通常のストリングパターンではないモノを選ぶメリットや恩恵を得易くなっています。

パーセプト100Dは通常の100よりもパワーロスを抑え、重みも使った推進力の強いボールを打つ事が可能。

ピュアスト100 16×20も通常の100より弾道が低くまとまりやすく、フレームのしなやかさも合いまってかなり落ち着いた感じの強いスペックになっています。

ブレード98Sに関してはそこまで弾道が上がる感覚もなく、98よりは少し軽いので振りやすいかな・・・という重量面でのメリットの方が大きく感じました。

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