01-ラケットインプレ

バボラ・ピュアストライク2024をインプレ!落ち着きが出てショットがまとまるラケット。Babolat PURE STRIKE 2024

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)
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バボラ・ピュアストライク2024をインプレ

先日KPI PARKで行われた試打会に参加してきたのですが、情報解禁前からずっと気になっていたピュアストライク2024モデルをようやく味見する事ができました。

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

スペックの詳細や搭載テクノロジーについてはこちらの記事をチェックしてください。

全体的に落ち着きが増して大人しいラケット

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

XALT(エクサルト)が張られたものを複数テストしましたが、全体的にしっとりした打球感と落ち着きがあり比較的おとなしいラケットという印象になりました。

端的に例えるならシャープな2019モデル、しっとりして少しマイルド感が増した2024モデルという感じですね。

打球感:前作よりもしっとりした印象

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

打球感は少し柔らかくしっとりとした印象で、減衰性も少し良くなっているように感じました。

今までRA値はどのスペックも70以上でしたが、今回は全て70以下に抑えられているというのが影響しているのかもしれませんね。

打球音などはこちらの動画でお確かめください。

性能というよりもフィーリングの改善がメイン

性能については後述しますが、今回のモデルチェンジでは性能よりもフィーリングの変化の方が大きいですね。

マイルドさや食いつき感が出た事により、ショットの感覚的なコントロールがしやすくなったのが新型ピュアストライクという感じ。

性能:少し大人しくてショットがバラつきにくい

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

打球感にマイルドさが出たこともあり球離れや弾きのシャープさが落ち着き、ショットのバラつきが抑えられラリーがしやすく感じました。

パワーという点では2019の方が出やすく、2024はセッティングやチューニングで調整して行く必要があるかもしれません。

性能や使用感についてはこちらの動画で解説しています。

ピュアストライク100:弾道がまとまりやすく快適

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

2019モデルに比べると食いつき感が増しており、弾道がまとめやすく快適なラリーが出来ました。

XALTの影響もあると思いますが、いつも通りのスイングだと弾道が若干が低めに出るように感じました。

食いつきがあるので弾道の調整自体はしやすいので、あまり気を遣わずにプレーすることが出来ました。

ピュアストライク100 16/20:低い弾道でフルスイングしやすい

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

16×20のストリングパターン、加えて柔らかめのフレームになっていることで、低めの弾道のフラット~ドライブが打ちやすくなっています。

トップライトになっているからか305gでも操作性は100と同等、振り回してもショットが暴れない安心感が強いラケットですね。

ピュアストライクチーム:カスタムベースとして考えるのが吉

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

前作と重量自体は同じですがバランスは330mmから325mmに引き下げられたのがこのチーム。

操作性は良いのですが、柔らかい打球感と相まってパワーや球威の面ではちょっと物足りない印象でした。

前作以上にカスタムベースとしてのスペックと考えた方が良さそうですね。

ピュアストライク98 16×19:一番安定したショットが可能

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

前作との極端な差は感じませんでしたが、しっとりしたフィーリングと安定したショットが魅力のスペックですね。

推進力の出やすさとスピンの掛けやすさ、弾道のまとまり、全体的にバランスが良く安定性の高いラケットですね。

今回のピュアストライクシリーズでは一番好感触で、買って色々試すならこのスペックかな・・・という感じですね。

ピュアストライク98 18×20:フラットドライブで叩き込む

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

18×20のパターンになると明らかに弾道が低く出やすくなり、厚い当たりで叩き込むフラットドライブを軸に組み立てられるスペック。

ただ擦るようなスピンでは弾道が持ち上がらないしスピンも掛からないので、出来るだけ前方向に振り切るのが大事になってきます。

ピュアストライク97:前作よりも打ち応えを感じる

babolat pure strike 2024 (バボラ・ピュアストライク)

数値上はほぼ変化のないVS→97のモデルチェンジでしたが、実際に打ってみると前作よりも打ち応えを感じました。

フレームのねじれ剛性が少し高まっているような感覚があり、前作よりもブレが少なくハードヒットしやすいラケットですね。

新型ピュアストライク:前作よりも売れるかも?

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打球感や性能についてインプレしてきましたが、最大の魅力はシンプルなデザインなんじゃないかなと思いますね。

2017モデルは男女問わず幅広い層にヒットした一方、2019年モデルでは女性ユーザーはかなり少数になってしまった印象がありました・・・思うにあのゴチャついたデザインが不評だったのではないかと思います。(※僕個人も2019のデザインは好きじゃない)

今作は2017モデルに近いシンプルなデザイン、プレイヤーを選ばない柔らかい打球感、こういった要素から前作以上の売り上げを残すかもしれませんね。

ライバルたちと違いが少なくなった2024年

BLADEの主なライバルと言えるモデルはダンロップのCXシリーズ、バボラのピュアストライク、ヨネックスのパーセプトなどが挙げられます。

これまでに比べるとこれらのラケットの性能や打球感の違いはより少なくより小さくなっていると考えています。

BLADE:しなやかさを抑えカッチリ方向へ
CX:しなりを抑え面のたわみで食いつかせる
ピュアスト:RA70以上だったのを下げてしなやかに
パーセプト:少ししっかり感が増した印象

モデルチェンジの傾向をまとめると上記の通りで、しなやかだったモデルは少しカッチリ方向へ、カッチリ感が強かったピュアストはRA値を下げてしなやか方向へと変わっています。

性能や打感が近づいたことでどれを選んでも大失敗はしなさそうと思う一方、選び分けるのは差が少ないだけに難しくなってきたのかもしれませんね。

スペック一覧やテクノロジーはこちら。

スペック
(RA)
重量
バランス
縦/横GRIP
9797
(67)
310g
310mm
16/202,3
98
16/19
98
(68)
305g
320mm
16/192,3
98
18/20
98
(68)
305g
320mm
18/202,3
100
16/20
100
(65)
305g
310mm
16/202,3
100100
(68)
300g
320mm
16/191,2,3
TEAM100
(69)
285g
325mm
16/191,2,3
LITE100
(69)
265g
330mm
16/191,2
EVO
STRIKE
102
(70)
290g
320mm
16/191,2

新型ブレードv9のスペックは8種類の展開となっています。

テクノロジーなどの詳細解説はこちらの記事からご確認下さい。

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