01-ラケットインプレ

プリンス・ファントム100(2025年モデル)をインプレ/評価!ザイロンでマイルドさと安定性を両立。Prince Phantom100 TeXtreme x Zylon

プリンス・ファントム100 2025年モデルのインプレ、レビュー、感想、評価
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今回インプレするのは新たにTeXtreme x Zylonを搭載した『プリンス・ファントム100 2025』です!

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)の外観・デザイン
ダブルス・・○・・シングルス
ボレー・・○・・ストローク
低弾道・○・・・高弾道
多彩さ・○・・・安定性
柔らかい・○・・・硬い
スイートエリア
先端寄り
・○・・・スイートエリア
手元寄り
イージー・・・○・スパルタン

基本はスパルタンな仕様のラケットですが、スピン量や弾道の調整はしやすくプレイヤーのスキルや意図を素直に反映してくれるのが特徴。

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)

アドブロ
アドブロ
性能そのものや使用難易度は前作とほぼ同等に感じましたが、打球感がマイルドになった事でストリングの選択肢が増えたのがありがたい!

振り抜けるのが前提にはなりますが、しっかり打てる人なら単複・プレースタイル問わずに使えるラケットになっています。

メリット
自分のスキルをフル活用出来る
マイルドだけどパワーロスは少ない
強打とテクいショットのコンビネーション
ストリングの選択肢が増えた
デメリット
基礎技術が高い人向け
振り切れないと旨味が少ない
ザイロンで硬く感じる人もいる

【インプレ】
ファントム100(2025)

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)の外観・デザイン

新たにTeXtrem x Zylon(テキストリーム・ザイロン)を搭載したプリンス・ファントム100(2025モデル)

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)のブランドロゴ

モールドやスペックは前作を踏襲していますが、デザインはより鮮やかな青系へと変化しています。

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)のモデルロゴ

見る角度や光の当たり方次第でX100に近い紫系にも見えます。

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)のフレームトップ

スペック/仕様

モデル名PHANTOM100
2025
フェイス
サイズ
100 inch2
重量305 g
バランス315 mm
スイング
ウェイト
290
フレーム厚Max 22mm
min 20mm
フレックス
ストリング
パターン
16×18
グリップ
サイズ
1,2,3
パワー
レベル
825
発売予定2024年
9月下旬
価格39,600

スペックやモールドは前作を踏襲しており、特に変化した部分はありません。

面100ながら16×18で少し粗目のストリングパターンになっているのも特徴のひとつですね。

実測値:RA58で柔らかめ

ライズテニスサービスさんで実際のスペックを計測して頂きました。
(※ファントムプロ17を張った状態で計測)

重量327g
バランス324mm
スイング
ウェイト
328
RA58

特に注目すべきポイントはRA値で、前作RA61だったのに対し新型はRA58とかなり柔らかめ

その分のパワーを補うためなのか、スイングウェイトは前作よりも大きめになっているようです。(※前作はG-TOUR3の1.23×1.18を張ってSW312)

特徴・コンセプト

TeXtreme x ZYLON+ATSで今まで以上のパワーとコントロールを実現。
ハードヒットからテクニックを使うショットまで競技者の求める性能が詰まった最強のオールラウンドモデル。

https://princetennis.jp/product/7tj232

ファントム100はプリンスのラインナップの中では競技者向けのフラッグシップモデル。

ザイロンを新たに搭載したことによって前作以上のパワー+コントロールを謳っており、オールラウンドなプレーを支える1本。

<パワーレベル>
1100:BEAST MAX
1025:BEAST100/DB100
900:PHANTOM F1
850:TOUR100(310)
825:PHANTOM100 2025
        (前作PHANTOM100)
800:PHANTOM O3 100
        TOUR98
790:Pグラファイト100
770:Pグラファイト97
750:TOUR95
730:Pグラファイト93

プリンス独自の指標であるパワーレベルは825で、グラファイトよりはアシストがありTOUR100よりは僅かに控えめなアシストというポジションになっています。

ザイロンのメリットや搭載する理由などはこちらの動画で解説しています。

ファントムO3(オースリー)に関してはこちらの記事でインプレしています。

【打球感】
マイルドだけどブレにくい

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)のフィーリング
柔らかさ1前作よりも柔らかい
打ち応え1しっかり打ち応えあり
スイート
エリア
0面100の平均+α
弾き感0強くはないが軽やか
安定感1多少外しても安心
減衰性0問題の無いレベル
快適性1強打しても快適

ザイロンという強靭な素材を採用したにも関わらず、打球感は少し柔らかさがありマイルドでした。

多少スイートエリアを外してもブレない安定性もあり、柔らかさとしっかり感のバランスが高い次元でミックスされています。

EZONE98ピュアストライク98をもう少し引き締めた感じの打球感でしたね。

アドブロ
アドブロ
強いスイングをする人ほど恩恵を感じられるフィーリングですね!

前作よりもマイルドになった印象

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)の打球感

前作インプレ時と同じファントムプロ17を張ったものをテストさせて頂いたのですが、明らかに新型の方がマイルドになっていて驚きました。

前作は緩いスイングや少しスイートエリアを外すと板のような硬い感触があり、特にストロークでは100%に近い出力を出し続けないとラケットの良さが引き出せなったんですよね。

新型は少し緩めのスイングでも乗り感・食いつき感が感じ取りやすくなっていて、アドブロとしては新型の方がだいぶ扱いやすかったです!

【性能】
許容範囲が少し広がった印象

ストローク2多彩さを活かしやすい
ボレー1安定していて安心
サーブ0プレイヤー次第
ドライブ1推進力が出しやすい
トップスピン0スイング速度は必要
弾道の高さ-1基本低めで調整幅広め
スライス0アシストは感じない
パワー0振った分が伝わる
操作性0重量の割には良いかも
振り抜き1空気抵抗は少ない

性能そのものは前作と大きな差は感じないものの、全体的な扱いやすさが向上しておりマイナス部分が少なくなったという印象でした。

特にストロークの回転量と弾道の調整はしやすく、高い弾道のスピンから低弾道のフラットまで多彩なショットでの組み立てをしたい人にフィットするはずです。

【サーブ】
球威で押し込む方がメリット有

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)のサーブ・評価

サーブはしっかり振り切って球威とコースで相手を崩す意識で打つのが吉。

スイングスピードが足りないと回転も掛かりにくく、置きにいくようなスイングでは相手の打ちごろの球になってしまいます。

アドブロ
アドブロ
僕が使うならフラットとスライスを軸に組み立てて、読みを外すようにキックサーブを時々使うといった配球になりそうですね。

【ストローク】
展開力・対応力が上がった新型

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)の打球感の評価

特にストロークでは新型ファントム100の展開力・対応力が上がっているのがしっかり感じられました。

色んなコース・弾道・回転を駆使しやすく、ループ系で相手を下げさせたら中に入ってライジング気味のフラットで仕留めるというようなプレーにもしっかり応えてくれます。

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)

ただやはりスイング速度が無いとラケットの旨味は発揮されにくく、スライスや片手バックは少し難しく感じました。

アドブロ
アドブロ
バックハンドは片手よりも両手の方が打ちやすかったです!笑

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)の片手バック

スライスも推進力を出すような意識は必要で、擦るだけだとアシスト不足で相手に打ち込まれてしまうので要注意。

【ボレー】
安定性は十分であとは使い手次第

プリンス・ファントム100 2025年モデル(Prince PHANTOM 100 TeXtreme x Zylon)のボレー評価

前作以上の乗り感はありつつもフレームの安定性は十分

強いインパクトではしっかりパンチの効いたボレーになりますし、乗り感を活かしたタッチ系も問題無し。

なのでボレーでもあまりつらさは無く、プレイヤーの意図をしっかり反映してくれるラケットになっています。

逆に言えばプレイヤー次第とも言えるモデルで、ラケット自体が飛ばしてくれたり助けてくれる感じはそれほど強くはありません。

アドブロ
アドブロ
ボレーに関してはマニュアル操作が必要っていう感じのラケットですね!

【個人的・総合評価】
ツボを押さえたモデルチェンジ

前作も複数回テストさせて頂きましたが、ファントムプロ17x52ポンドというセッティングため「一般人にこのセットは無理!正気かッ!?」って感じだったんですよね。

打球感が板っぽい硬さがあり食いつかず、フレーム自体はある程度しなやかさがあるはずなのにとにかく頑張って打たないとどうにもならないという印象でした。

それが新型になったら同じセッティングなのに硬さを感じず、むしろ柔らかいと感じるくらい

しかも球離れは比較的スムーズでダルさも感じず、柔らかさとシャープさのバランスが個人的に凄く好印象。

ただ試打会に行った友人(グリップ薄め・フラット多め)はザイロンになってちょっと硬く感じる・打ち応えが強いっていう評価でしたので、打ち方やプレースタイルによって新型の評価は分かれそう。

それでも総合的にみればファントムの良さや性能はキープしつつフィーリングを改善させた、ツボをしっかり押さえたモデルチェンジだったんじゃないかなと思います。

塗装やデザインに関しても「プリンスの塗装はやっぱりすごい」と思わせてくれる美しさになっていますので、ぜひ一度手に取って直接確認してみて頂きたいですね。

【メリット】
強打とテクいショット

・自分のスキルをフル活用出来る
・マイルドだけどパワーロスは少ない
・強打とテクいショットのコンビネーション
・ストリングの選択肢が増えた

マイルドになったのに強打してもパワーロスしにくく、スピン系やタッチ系もコントロールしやすいのが新型ファントムの大きなメリット。

しっかり打ち込みつつ、要所でテクいショットを披露する・・・そんなスマートなプレイヤーにもフィットしそうなラケットです。

前作よりもマイルドな打球感になったことで多少硬めのポリでも使いやすくなり、ストリングの選択肢が広がったのも嬉しいところ。

【デメリット】
振り切れないと旨味が出ない

・基礎技術が高い人向け
・振り切れないと旨味が少ない
・ザイロンで硬く感じる人もいる

そもそも論として振り切ってラリーを続けられる人、基礎技術が高い層向けのラケットというのは変わっていないと思います。

気持ち良く打っているのに球は走っていないという状況にならないように、(怪しいなと思う人は)受け手側に評価してもらう方が良いかもしれません。

またテキストリームxザイロンもスイングの速さや種類によっては硬く感じる可能性もあり、不安な人はプリンスの有料試打でじっくり味見してみるのがオススメです。

相性の良いストリング(ガット)

今回テストさせてもらったのはファントムプロが張ってありましたが、こういった硬めのポリエステルを組み合わせても打ちやすくなったのは結構大きな変化。

アシストが少なめなラケットですが硬めのポリでパワーロスを最小限に抑え、スピードを高めやすくなっています。

もしも「もう少しだけ助けてほしい・・・」と感じる場合には、アルパワーの1.10や1.15のような極細ゲージを試してみるのもあり。

細ゲージにしてもしっとりした感触は残り、ピーキーさを抑えつつ全体的な扱いやすさをアップさせてくれるはず。

ファントムの回転の掛けやすさを最大化したい!それ以外の性能は多少犠牲にしても良い!という尖った考えをお持ちの方なら、エッジがとても尖っているソルティスを組み合わせてみるのもワンチャンありかもしれません。

引っ掛かりの良さを活かした弾道・回転の調整力で立体的な配球をよりやりやすくさせ、ちょっと飛びが抑えられる分に関してはフィジカルでカバー・・・という感じになりそう。

・硬いポリでも前作以上に快適
・硬さを活かしてスピードに変換
・ファントムプロも相性は〇
・アルパワー極細ゲージでアシスト
・ソルティスで引っ掛かり最大化

ライバルラケットの比較

【ライバルラケット】
GRAVITY MP
プロスタッフX
EZONE98
ピュアストライク98
CX200
BLADE98 など

ライバルラケットとしてはスペックや形状が近しいグラビティMPやプロスタッフXなどが筆頭で、性能的には面98のラケットも複数絡んでくるかなと言ったところ。

最大のライバルと言っても良いグラビティと比較すると、新型ファントム100は減衰性や弾道の調整力では上だと思いますね。

ドライブ系を安定して叩き込みたいならグラビティ、多彩さも織り交ぜつつ展開力を高めたいならファントム100という感じの選び方になるでしょう。

個人的にはEZONE98の性能・特性的には結構似た部分があるかなと思いますね。

どちらも基本の弾道は若干低め、打球感はマイルドですがパワーロスが少ないなどと言った点が共通しています。

あまり弾道を上げずに安定させたいならEZONE98、安定性は確保しつつも高い弾道も織り交ぜたい人はファントム100の方が良いと思います。

O3とトラディショナルはどう選ぶ?

トラディショナルタイプとO3タイプを比較すると、トラディショナルの方が若干ですが飛びが良くスピードを出しやすいですね。

逆にO3はホールド感が強く飛びも控えめ、且つスピン系のスイングにガイドされる感覚があるフィジカルが強い人が飛び過ぎを抑制したい時に輝くラケット。

アドブロ
アドブロ
僕は圧倒的にトラディショナルの方が好み!
O3は柔らかすぎて前に球が飛んで行かない(笑)

【発売日】
2024年9月予定

公式のHPによると新型ファントムの発売予定日は2024年9月下旬となっています。

ただラフィノさんのインプレ動画では2024年9月6日発売と言われているので、実際には少し早めの発売となりそうです。

前作も初動はかなり好調だったことに加え、おそらく生産数はそれほど多いモデルではないと思われるので、最速で手に入れたい人は予約をしておいた方が良さそうです。

【まとめ】
ファントム100 (2025)


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テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年

・オールラウンド器用貧乏
・EZONE98Lを愛用中
・クセの少ないラケットが好き
詳しいプロフィール

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