
今回インプレするのは『ヨネックス・ブイコア95』です!
| ダブルス | ・・・・○ | シングルス |
| ボレー | ・・・○・ | ストローク |
| 低弾道 | ・○・・・ | 高弾道 |
| 多彩さ | ・・・○・ | 安定性 |
| 柔らかい | ・・○・・ | 硬い |
| 片手バック 打ちにくい | ・・・○・ | 片手バック 打ちやすい |
| スイートエリア 先端寄り | ・・○・・ | スイートエリア 手元寄り |
| イージー | ・・・○・ | スパルタン |
ヨネックスで最も面が小さい95平方インチですが、推進力が強く直線的に突き刺すようなパワーショットが可能な1本。
ピュアアエロ98やスピードツアー(97)が注目されている2026年、実はこのブイコア95もこれまで以上に評価されて良いんじゃないかなと思うラケットですね。
| VCORE95の特徴 |
| 〇強い推進力・直進性 〇低く伸びるストローク 〇振り抜きはシリーズNo.1 〇面95としては比較的寛容 ×スキルやフィジカルは必要 ×スピンや守備は難しい |
YONEX VCORE95 (2026)

ヨネックスの数あるラケットの中でも最もスパルタンなのがこのブイコア95。
絶滅危惧種の95平方インチにも関わらず、今回のモデルチェンジでモールドを刷新し登場。

“漢のロマン“を感じられるハードスペックがヨネックスから継続して販売されている、という事に感激するアドブロなのでした。
スペック/仕様
| モデル名 | ブイコア95 2026 |
| フェイス サイズ | 95 inch2 |
| 重量 | 310 g |
| バランス | 310 mm |
| フレーム 厚さ | 22 22 22 |
| 長さ | 27 inch |
| ストリング パターン | 16×20 |
| グリップ サイズ | 2,3 |
| 発売予定 | 2026年 1月9日 |
| 価格 | 42,900 |
95平方インチに16×20の密なストリングパターンを採用。

98と比較してもややピッチが密になっており、ストリングのたわみや動きを抑制してくれそうですね。
【打球感】
マイルド+たわみを抑制
| 項目 | 評価 (0±2) | 一言解説 |
| 柔らかさ | 0 | 硬さは感じずマイルド |
| 打ち応え | 1 | ツラくないが十分 |
| スイート エリア | 0 | 95としては比較的優秀 |
| 弾き感 | 0 | 反発しないがロスも無い |
| 安定感 | 1 | ブレる感じはほぼ無し |
| 減衰性 | 1 | 他スペックと同等レベル |
| 快適性 | -1 | 体力や筋力は最低限必要 |
今回はポリツアープロが張られたVCORE95を打ちましたが、他スペックと同様に減衰性は良くマイルドな打球感を実現。
ハードスペックにありがちなインパクトでの強い手応えは抑えられていて、硬すぎず柔らかすぎず強い芯があるようなフィーリング。
感触的には98とあまり変わらないのですが16×20のストリングパターンになっている分、打った時の遊びが少ない仕上がりになってます。
面95にしては比較的寛容

「95平方インチに16×20の密なパターン」というスペックだけ見るとかなりハードそうに感じますが、実際に使うと面95にしては比較的寛容な使用感になっていると思いますね。
面が小さい(97以下)のラケットはしなり感などを重視しているモデルが多いですが、VCORE95は比較的変形が少なく安定した挙動ですし、ヨネックス独自のアイソメトリック形状もスイートエリアやスピン性能に一役買っているようです。
【性能】
低弾道+フラットで突き刺す
| 項目 | 評価 (0±2) | 一言解説 |
| ストローク | 1 | フラット+強い推進力 |
| ボレー | -1 | 想像通り、スキルは必要 |
| サーブ | 0 | 操作しやすく打ちやすい |
| フラット | 2 | 推進力の強さで突き刺す |
| ドライブ | 1 | 回転量の調整はシビア |
| トップスピン | -1 | 回転はかけづらい |
| 弾道の高さ | 低 | シリーズで最も低い |
| スライス | 0 | 自分で飛ばす感はある |
| パワー | 1 | 伸び・推進力は十分 |
| 操作性 | 0 | 98同等に感じた |
| 振り抜き | 2 | ヘッドがしっかり走る |
ヘッドサイズ95なので非常に振り抜きが良く、高速スイングでフラット系の低弾道ストロークを相手コートに突き刺すイメージ。
スピン系に分類されるVCOREシリーズではありますが、この95に関しては深さ・伸び・キレで相手を押し込んでいくような戦い方がフィットするんだろうなと思いますね。
半端に98にするなら95で?
ちょっと乱暴な言い方にはなりますが「半端に98にするなら95で良いんじゃない?」って感じはありますね。
というのもVCORE100と比べてしまうと98と95の2本は僅差なんですよね。
もちろん98の方が若干アシストはあるし程良いスピン量のドライブ系なんかも打ちやすいんですが、95のフラット系の伸びや一撃の強さなどは十分に魅力的。
VCORE95の旨味を上手く引き出し相手に押し付ける戦術や戦い方を徹底する必要はありますが、単なるロマンでは終わらない性能を持っているラケットだとは思いますので興味ある人はぜひトライしてみてほしいですね。
インプレ動画はこちら
相性の良いストリング(ガット)

ヨネックス公式で推奨ストリングに挙げられているのはPTレブ、PTフォース、レクシスコンフォート。
ただ今回PTプロで打ってみても飛び自体は控え目なので、ストリングである程度サポートをプラスしてあげたほうが球威が引き出しやすくなって良いかと思いますね。
個人的にはこういった面の小さいラケットの推進力を引き出す時に最も活躍すると思ってるのがプリンスのツアーXT18。
やや硬めのポリエステル素材、1.18mmの細ゲージによってシャープさがさらに際立ち、VCORE95の推進力を引き上げモンスター級のウィナーが打ち込めるようになるはず・・・たぶん。
ライバル比較
【面95のラケット】
・TOUR95
・CX200 TOUR
・PRESTIGE TOUR
・ULTRA TOUR95 など
面95のラケットは絶滅危惧種であり、現行モデルとして販売されているのは上記の4機種くらい。
この中でスペック的に近いのはプリンスTOUR95ですね。
厚みもほぼ同等ではあるんですがTOUR95のほうがしなやかでクラシカルなラケットに近い印象になり、VCORE95のほうがしっかりしたフレームでパワーを受け止め球威に変換するっていう感じですね。
アエロ98やSPEED TOURも競合
スペック的には多少違うものの、個人的にはピュアアエロ98やSPEED TOURの2本も比較対象として挙げて良いんじゃないかなと思うんですよね。
ピュアアエロ98は16×20を採用、フレームはシャフト周りがややしなやか・でも捻じれないという特性を生かしハードヒットを制御しやすいラケット。
少しスピンを掛けつつハードヒットしたいならアエロ98、より深くフラットをねじ込みたいならブイコア95という感じ。
最近打った中ではスピードツアーも結構似た使用感。
どちらも低弾道のフラットが打ちやすいという特徴がありますが、若干のしなやかさを使いつつ自然に球速が出るのがスピードツアー、フレームの剛性があるのであるフィジカルで持って行ける感じが強いブイコア95という感じ。
【個人的評価】
100と比べたら98も95も僅差
途中にも触れましたがVCORE100の使用感を比べてしまえば、98と95の性能差ってそこまで極端なものではないと感じてしまうんですよね。
なので実用性の高い100を選ばないのであれば、よりロマンの強い95を選ぶのも悪くないんじゃないかなと思うんです。
他の面95に比べたら寛容な感じもありますし、そこまで繊細な運用が求められるラケットでもないので意外と一般プレイヤーでも使えるのかなと。
今なお面95・16×20のウルトラツアー95を使っているプレイヤーも沢山ますし、それと同じ感じでVCORE95を使う人がいてもおかしくないんじゃないかなと思います。
どのスペックも魅力的になった
前作ブイコアシリーズは98・100のどちらもクセが強く、過去インプレしたラケットの中でもトップクラスにしんどいモデルでした。
そこからの2026モデルだったので不安もありましたが、実際打ってみるとどのスペックもそれぞれの良さをしっかり感じられるモデルに進化。
昨年はEZONE100が覇権ラケットでしたが、今年はVCOREが覇権を獲れるのか要チェックですね。
発売日:2026年1月9日
新型ブイコア95は2026年1月9日に販売スタート。
















