名前もスペックも刷新されたテクニファイバーのFIRE305Sをインプレッション!

| ダブルス | ・・・○・ | シングルス |
| ボレー | ・・・○・ | ストローク |
| 低弾道 | ・○・・・ | 高弾道 |
| 多彩さ | ・・○・・ | 安定性 |
| 柔らかい | ・・○・・ | 硬い |
| 片手バック 打ちにくい | ・・○・・ | 片手バック 打ちやすい |
| スイートエリア 先端寄り | ・・○・・ | スイートエリア 手元寄り |
| イージー | ・・・○・ | スパルタン |
フレームが薄くなったこともあり、ハードヒットして丁度良い感覚のテニスラケットに生まれ変わっています!
| メリット |
| 〇振り抜きは良好 〇ブレずに安定したフレーム 〇ハードヒットしても飛びすぎない 〇質感の良い塗装 ✕使用ハードルは高め ✕やや打ち負けやすい |
Tecnifibre FIRE 305S


TF-X1 305 v2の後継機種として生まれ変わったのがこのFIRE305S。


白地に黄色、グロス仕上げ、黄色のバンパーは非常にポップな見た目になっており、テクニらしい美しさをもったデザインになっています。
スペック/仕様
| モデル名 | テクニファイバー ファイア305S |
| フェイス サイズ | 98 inch2 |
| 重量 | 305 g |
| バランス | 315 mm |
| フレーム 厚さ | 23-23-22.5 |
| 長さ | 27 inch |
| RA値 | – |
| ストリング パターン | 16 x 19 |
| グリップ サイズ | 2,3 |
| 発売日 | 2026年 3月5日 |
| 価格 | 39,600 (税込) |
重さやバランスは前作TF-X1 305と同じですが、フレームの断面積をスリム化させたのに伴って厚みも24.5-25.5-25mmから23-23-22.5mmへ3mm近く薄くなっています。

FIRE300以上に305Sは大きく変わっていると言えますね。
ストリング・セッティング

| フレーム | FIRE 305S |
| ストリング | レーザーソフト 1.25mm ホワイト |
| テンション | 45ポンド |
| 張り方 | 1本張り |
FIRE300と同じくレーザーソフト1.25mm(白)を45ポンドで張り上げてテストをしてきました。
【打球感】
300よりも打ち応えがある
| 柔らかさ | 0 | しっかりした打球感 |
| 打ち応え | 2 | 想像以上に重ため |
| スイート エリア | 1 | 98にしては若干良い |
| 弾き感 | 0 | ロスが少ない印象 |
| 安定感 | 1 | ブレない、バタつかない |
| 減衰性 | 0 | 不快感はない |
| 快適性 | -1 | 意外とハードかも |
レーザーソフト白が結構硬く感じるポリだという影響もあると思いますが、想像以上に打ち応えが強くガツンと打って行ける面98だなという印象。

フレーム全体の剛性が高く、FIRE300と同様にガチッとしていてパワーロスせず力が伝わるような打球感になっています。
T-FIGHT300Sと比べるとFIRE305Sの方が反発力が強く、鋭いレスポンス重視ならFIRE、一回乗せてから飛ぶ感覚が良い人はT-FIGHTって感じですね。
打球感が似てるのはFX500TOUR
個人的な感覚になりますが、FIRE305Sの打球感に近いなと感じるのはダンロップFX500ツアー。
どちらもフレーム全体に均一な剛性を感じる点や、アシストが強いワケじゃないけどパワーロスはしないっていう点なども似ています。
PTレブを張ったFX500TOURのほうが若干マイルドな打球感でしたが、FIRE305Sはストリングによって大きく感触が変わるタイプのラケットだと思うのでセッティング次第で逆転するのかなとは思います。
【性能】
ガツンと打って丁度良い
| ストローク | 0 | ハードヒット前提 |
| ボレー | -1 | アシストが無くシビア |
| サーブ | 1 | 振り回して打てる |
| ドライブ | 1 | 直線的に突き刺せる |
| トップスピン | 0 | 回転掛かる感は少ない |
| 弾道の高さ | 0 | FIRE300より低い |
| スライス | 0 | 飛びが少なくややきつい |
| パワー | 0 | 使い手のパワー次第 |
| 操作性 | 1 | 取り回しは良い |
| 振り抜き | 1 | 空気抵抗は少なめ |
実際使ってみるとFIRE300に近い剛性の高さはあるものの、飛びは少し控えめになっていてハードヒットしても飛びすぎない安心感があります。

前作が面98ながら25.5mm厚あるレアスペックでしたが、今回は標準的な23mmに抑えられたのでラケット自体が何かをするというよりもとにかくプレイヤーの邪魔をしない感じに変わってますね。
弾道はやや低めで直線的、回転が掛かる感覚はそれほど強くなかったのですが高い打点からバチンと打ち込むような意識でプレーすると良い感じでした。
結構シビアな印象

今回はレーザーソフト1.25mmを張って使いましたが、しっかり振る・しっかり捉えるというのが前提になってくる結構シビアな味付けでしたね。
細マッチョ系スペックの中でもプレイヤー側のスキルやフィジカルに依存する部分が多く、良くも悪くもテクニファイバーらしいラケットになっていると感じます。
前作のパワーと快適さを感じやすかったところから比べると、全体的にT-FIGHTに近い感触で使えるラケットに変わったんじゃないかなと。
相性の良いストリング(ガット)
ハードヒットしてこそ旨味が出るスペックではあるので、ややホールド感を出すことでもっと思い切って打っていけるテイストを追求するのが良いのかなと思います。
多角形ポリながら柔らかい打球感を引き出しやすいブラックコードは相性良さげ。
テクニのしっかりとしたフレームに合わすことで、パワーは引き出しつつも快適性もアップ。
ヨネックスの最新ストリングであるポリツアーフォースも合わせてみたい1張り。
しっかり感はあるのに硬すぎない打球感になっているので、FIRE305Sと合わせると高速ドライブを打ち込めるのではないかと期待中。
ライバル比較
【ライバルラケット】
・PURE AERO98
・EXTREME PRO
・SX300TOUR
・FX500TOUR
・AIXS98
・RADICAL MP など
ライバルは面98+厚み23mm前後の細マッチョ系ラケット全般ですね。
個人的に一番のライバルになりそうなのはEXTREME PROですね。
スペックがほぼ同じというのはもちろんなんですが、どちらも黄色系ラケットということも比較対象になる大きな理由かなと笑
使用感としてはどちらもややカッチリ感があり、しっかり振ってもブレない安定性が魅力。
大きな違いはストリングの可動性で、エクストリームはグロメット径が大きくストリングもしっかり動くタイプ、FIRE305Sはグロメット径がかなり小さくストリング自体の可動性は控えめ。
たわみ感を求めるならエクストリーム、レスポンスの鋭さを求めるならFIRE305Sという感じ。
【個人的評価】
想像よりハード寄りな1本
いわゆる細マッチョ系に分類されるラケットなんですが、思ってたよりもハード寄りな使用感でしたね。
ある意味ではテクニらしい質素さ・シンプルさが強調されたっていうことなんだと思います。
VCORE98、EZONE98、ピュアアエロ98と言った売れ筋の細マッチョ系と比べるとサポート性・機能性は控え目で、そこが評価の分かれるポイントになりそうな気がしますね。
こういうシンプルな感触はテクニ以外のブランドだとなかなか味わえないので、そこが独自性を感じさせるポイントになってると思います。
サポート性や減衰性がラケット市場のトレンドではあるので、売り上げの面ではFIREはちょっと不利かもしれませんがオンリーワンな感じで特定のプレイヤーにぶっ刺さる感じになるんじゃないかと予想。
発売日:2026年3月5日
FIRE305Sは2026年3月5日より販売されています。















