デザインも中身も新しくなった『ダイアデム・ノヴァV3 チーム(2024)』をインプレッション。
ダブルス | ・・○・・ | シングルス |
ボレー | ・○・・・ | ストローク |
低弾道 | ・・○・・ | 高弾道 |
多彩さ | ・・○・・ | 安定性 |
柔らかい | ・・○・・ | 硬い |
テクニック | ・・○・・ | パワー |
スイートエリア 先端寄り | ・・○・・ | スイートエリア 手元寄り |
イージー | ・・○・・ | スパルタン |
285gと軽量なモデルですがしっかりとした打球感と安定性を実現したモデルに仕上がっています!
メリット |
285gでもブレないフレーム 取り回しが良く扱いやすい ダブルスもシングルスも○ 重いモデルと打感はあまり変わらない |
デメリット |
100より少し球威は下がる |
軽量でもブレずしっかり振っていけるので攻撃は勿論、ダブルスで素早くボレーを捌くといった場面でも十分な操作性を確保しています。
球威の面では100よりも若干劣るかもしれませんが、汎用性が高く対象プレイヤーは広いラケットですね。
DIADEM NOVA V3 TEAMをインプレ
2024年2月に発売となった新型ダイアデム・ノヴァv3 チーム。
前作LITEの後継機種にあたり、285g/325mmの扱いやすい重量・バランスが特徴です。
スペック/仕様
モデル名 | NOVA v3 TEAM |
フェイス サイズ | 100 inch2 |
重量 | 285 g |
バランス | 325 mm |
フレーム厚 | Max 24mm min 22.5mm |
フレックス | RA69 |
ストリング パターン | 16×19 |
グリップサイズ | 1,2 |
発売予定 | 2024年2月 |
価格 | 37,400 |
スペックは前作のLITE(285g)を継承しています。
(※新型LITEは270gになっています)
特徴・コンセプト
衝撃に対する究極な減衰から柔らかいフィーリングを生み出すKRAIBON、圧倒的な安定感を生み出すFS2システム搭載。軽量かつ高い安定性で幅広いプレーヤーに向けたパワフルモデル。
https://diademsports.jp/rackets/nova-v3-team/
内部構造は100などと同じくFS2システムを搭載しており、フレームの安定性を高めています。
(※LITEのみFS2システム搭載場所がフェイス部分に限定されています)
ただ単純に剛性や安定性を引き上げただけでは打球感がガッチリしすぎてしまうので、減衰性に優れたKRAIBON(クライボン)を搭載することで快適性を引き上げています。
打球感:軽量でもしっかりした安定性
柔らかさ | 0 | しっかり感が強い |
打ち応え | 1 | NOVA100に近い打ち応え |
スイート エリア | 0 | 可もなく不可もなく |
弾き感 | 0 | 少し軽やかさはある |
安定感 | 1 | 軽いのに安定している |
減衰性 | 1 | 振動止めは不要 |
快適性 | 1 | ナイロンで快適性向上 |
ナイロンのエボリューションが張られたものを使用しましたが、軽めでありつつも安定性や打ち応えも十分に感じられました。
軽量だけど中空感がない特殊なラケット
僕が最近使っていたピュアストライクチームも同じ面100・285g、最大厚23㎜とスペック的には近しいラケットなのですが、明らかに中空感が強め。
NOVA TEAMがいかに中身の詰まった打感なのかっていうのを凄く感じさせられますね。
300g未満のモデルでここまでしっかり感を出せているのは唯一無二に近い存在じゃないかなと思います。
性能:扱いやすく間口が広いスペック
ストローク | 1 | 色んなショットが打てる |
ボレー | 2 | 非常に捌きやすくなった |
サーブ | 1 | 振れるので調整しやすい |
ドライブ | 0 | 軽い分ちょっと不利 |
トップスピン | 1 | 振り上げやすくなって○ |
弾道の高さ | 0 | 基本的には100と同等 |
スライス | 0 | ディフェンスしやすい |
パワー | 0 | 285gにしては良好 |
操作性 | 1 | 100よりも振り回せる |
振り抜き | 1 | 軽いので振り切れる |
285gと少し軽くなったことで非常に振りやすくなり、アドブロとしては100よりもかなり使いやすく感じました。
NOVAらしいストロークの安定感は十分に残しつつ、操作性の向上によってボレーも非常に捌きやすくなっています。
スイング速度が上げやすく使いやすい
とにかくスイング速度を上げやすいのが全体的なメリットにつながっていて、ストロークからボレーまでオールラウンドにプレーしやすくなっています。
軽くて振り回しやすくなっているからこそ、フレームの安定性がより光るという感じですね。
個人的・総合評価
今回はチーム(285g)、100(300g)、ツアー(315g)の3機種を試しましたが、僕には圧倒的にチームが良かったです。
軽くて振り回せる、軽いのにブレない、そんなラケットです。
メリット・デメリット
メリット |
285gでもブレないフレーム 取り回しが良く扱いやすい ダブルスもシングルスも○ 重いモデルと打感はあまり変わらない |
デメリット |
100より少し球威は下がる |
安定性を保ちつつ操作性が上がっており、100(300g)じゃちょっと辛かったっていう人は迷わずTEAMを選んで欲しいですね。
重さが違っても打球感の基本的な所は共通していますし、違和感なく安心して使えるはずです。
一番対象ユーザーが多いスペック
NOVA v3の中ではこのTEAMが一番幅広いユーザーに使って頂けるスペックだと感じました。
一般男性プレイヤーは勿論、ある程度振れるなら女性でも全く問題なく使えるはずです。
発売日
2024年2月に発売開始となりましたが、おそらく100とTOURの方が初動は良さそうだなといった雰囲気。
ただTEAMの汎用性の高さが伝われば徐々にセールスも上向いてくるのではないかと予想中。
シンプルなブラックのラケットバッグも展開されており、NOVA v3のデザインとピッタリでメッチャ強そうな雰囲気。