魔法系ラケットでありながら競技志向の強い人でも使えるように魔改造されたのがこのLX800TOUR。

| ダブルス | ・○・・・ | シングルス |
| ボレー | ・○・・・ | ストローク |
| 低弾道 | ・・・○・ | 高弾道 |
| 多彩さ | ○・・・・ | 安定性 |
| 柔らかい | ○・・・・ | 硬い |
| 片手バック 打ちにくい | ・○・・・ | 片手バック 打ちやすい |
| スイートエリア 先端寄り | ・・・○・ | スイートエリア 手元寄り |
| イージー | ・○・・・ | スパルタン |
魔法系らしいアシストの強さは残しつつも、より高い強度のラリーやショットを活かしやすくなった非常に面白く個性的なラケットです。
| 【 LX800TOUの特徴 】 |
| 高剛性なフレームによるパワー たわみが大きく柔らかい打球感 ポリならシャープに打ち込める 重みが増して安定性も向上 スピン系も打ちやすく多彩 アシストが強く楽にプレーしやすい |
LX800 TOURをインプレ

魔法系ラケット・軽量デカラケであるLX800をベースに、+30gも増量させるという魔改造を施されて誕生したのがこのLX800ツアー。

もともとのLX800は255g/355mmなのに対し、LX800ツアーは285g/325mmといういわゆるプラチナスペック相当(ピュアドラチームやアエロチーム等と同じ)の重量バランスへと変更されています。
【魔法系ツアースペック】という相反する要素を融合させたこのラケットをガッツリ使ってきましたので、正直にインプレしていきます。
【打球感】
堅牢なフレーム+大きなたわみ
| 柔らかさ | 2 | たわみの大きさが効いてる |
| 打ち応え | -1 | 非常に軽やか |
| スイート エリア | 1 | 面110の恩恵は確か |
| 弾き感 | 1 | 軽いタッチで飛ばせる |
| 安定感 | 1 | 重み+剛性で安心 |
| 減衰性 | -1 | 有効長が長く振動止め推奨 |
| 快適性 | 1 | 力まず使えて快適 |
RA値は75(※実測値)と非常に高剛性なフレームですが、ストリングのたわみは非常に大きいので打球感はかなり柔らかいです。
ポリエステルのエクスプロッシブ・ターボ120(45ポンド)でも打ちましたが、硬さは気にならず快適に打つことが出来ました。

ただストリングの有効長が非常に長いため、打球後の振動は結構気になるので振動止めを付けるのがデフォルトと考えたほうが良さげ。
魔法系ラケットにありがちな軽さゆえの不安定感やブレ感もほとんど無く、レイアップ変更して285gまで増量した効果を実感。
ナイロンだとかなり柔らかい
EXPターボの次にアイコニック・タッチ125(45ポンド)も試してみましたが、明らかにストリングのたわみ感が増えてかなり柔らかい打球感になりました。
ストリングの有効長を長くする構造の恩恵がより感じ取りやすくなり、多少のミスヒットでも衝撃を感じさせずに押し返せてビックリ。
【性能】
コンパクトに振っても
シャープに飛ばせるパワフルさ
| ストローク | 1 | 多彩なショットが可能 |
| ボレー | 2 | 当てれば返せる安心感 |
| サーブ | 0 | 力まず楽に打つのがコツ |
| ドライブ | -1 | やや回転多めになりがち |
| トップスピン | 1 | 回転量は出しやすい |
| 弾道の高さ | 1 | 擦ると高く飛び出す |
| スライス | 0 | 守備やロブで使いやすい |
| パワー | 1 | 反発によるアシスト〇 |
| 操作性 | 0 | 意外にトップの重みある |
| 振り抜き | -1 | 空気抵抗は大きい |
単複両方で使い込みましたが、ラケットのアシストや安定性のおかげで力まずにリラックスしてプレーが可能。

面の大きさから生まれるスピン系ストローク、コンパクトに捌くフラットなライジングショット、当てればとにかく返せるボレー・・・という感じで、メリハリのあるショットを組み合わせて楽しくプレーできました。
「さーて次はどのショットで展開しようかな」っていう余裕や楽しみが生まれ、魔法系の優しさとツアースペックの球威が上手くミックスされた1本なんだなと実感。
ポリを張ればゴリ押しも可能
エクスプロッシブ・ターボを張った時、フルスイングしてあげると黄金スペックに負けず劣らずの球威で打ち込むことが可能。
魔法系スペックだとロブやボレーなどを使って躱す・いなすような戦い方が軸になると思うんですが、LX800TOUR+ポリなら真っ向勝負も怖くないですね。
もちろん黄金スペックとは使用感や力の伝わり方も違うので多少のコツ・慣れは必要ですが、かなり面白いプレーをかなえてくれるラケットだと感じました。
飛びすぎる感はそんなにない
「FX500とかよりもぶっ飛ぶ感じがありますか?」と聞かれたんですがお答えします。
飛距離の上限はそこまで大差ないと思いますね。
小さいスイング・軽い入力でもFXよりはしっかり飛距離が出る感じはあるので、楽に打っても深くまで飛ばせるという感触はあります。
ただフルスイングしていくとストリングのたわみもかなり大きくなるため、良くも悪くもパワーロスが大きくなって飛距離が抑えられる(暴発するほどにはならない)と思います。
まぁもちろん飛ぶ方のラケットではあるのでスピンで制御するっていう意識は最低限必要になるとは思います。
動画インプレはこちら
相性の良いストリング(ガット)
LX800TOURの良さを体感しやすいのはエクスプロッシブ・ターボでしたね。
シャープな飛びがありSABRみたいなライジングショットでも球威が出しやすく、厚いグリップでスピン系を打ち込むのも想像以上にやりやすいです。
面110に16×18のパターンなのでスナップバックしすぎるとパワーロスやコントロール難が生じそうなので、エクスプロッシブ・ターボの滑りにくい特性がプラスに働くみたいですね。
【ライバル比較】
OVR108が筆頭候補
【ライバルラケット】
・EZONE110
・EMBLEM110
・OVR108
・PWR110 など
面110付近だと上記のようなラケット達がライバルになりそうですが、その中でもOVR108が一番のライバル候補なんじゃないかなと思います。
どちらもフレームが高い剛性を持ち、魔法系らしいキャパの大きさとシャープなショットのバランスが魅力。
ただこのクラスでは270g以下のモデルが多いため、LX800TOURが285gというのはかなりの重量級であり差別化も明確。
【個人的評価】
数字を気にしないなら
普通にフィットするし使える1本
魔法系ツアースペックという稀有な存在であるLX800ツアー。
単複両方でみっちり使いましたが非常に面白いし、上手くコツをつかめば僕でも何ら問題無く使えるラケットだなと感じましたね。
強度の高いラリーでもブレない・押し負けないので安心、振り切れば想像以上のスピードとスピン量を発揮して打ち抜ける。
プロスタッフのようなハードスペックを信仰して育ってきた自分としては、面110という大きさに抵抗感はあったものの実際使ってみたら全然アリ。
なんならむしろ普段よりも良いまである笑
なのでアラサー・アラフォーのまだまだ元気にプレーしたい人にも結構ありな1本だと思います。(もちろん多少なりともアジャストは必要)
スペック/仕様

| モデル名 | LX800TOUR 2026 |
| フェイス サイズ | 110 inch2 |
| 重量 | 285 g |
| バランス | 325 mm |
| フレーム 厚さ | 26 27 26 |
| 長さ | 27 |
| RA値 | – |
| ストリング パターン | 16×18 |
| グリップ サイズ | 1,2 |
| 発売日 | 2026年 6月13日 |
| 価格 | 41,800 |
LX800の255g/355mmから285g/325mmへと重量バランスを大幅変更。
単純なバランサーによる重量増ではなく、TOUR用にレイアップも変更しているそうです。
実測値:RA75でかなり高剛性
ライズテニスサービスさんにてストラング状態で計測してもらったところ、RA値は75とかなり高めの数値となっていました。
インプレのセッティング
ストリングはエクスプロッシブ・ターボ1.20mm(45ポンド)、アイコニック・タッチ1.25mm(45ポンド)の2種類で試してきました。
途中で重りを足した魔改造x魔改造バージョンも試したりしてましたが、チョイ足しくらいが丁度良かったですね笑













