TENX PRO XCALIBRE(エクスカリバー)のストリングパターンを
プロスタッフなど、メジャーなラケットと画像で比較してみました!
ストリングパターンって重要
みなさん、こんにちは。
みなさんはストリングパターンにこだわりはありますか?
フレームの形状も大切ですが、
ストリングパターンによっても反発力やスピン性能、
打感などが大きく変わってきます。
一般的にはストリングの
目が荒くなるほどパワーやスピン性能が発揮されやすく、
目が細かくなるほど細かいコントロールしやすくなる
とされています。(諸説ありますが。)
例えばプレステージMIDは小さいフェイスに
18×20という密なパターンを採用し、
より高いボールコントロール性を追求。
反対にウィルソンのSラケと呼ばれているモデルは
横のストリング本数を減らして、
スピン性能を高めたものになっています。
(そのかわりにストリングはよく切れる・・・笑)
トッププロにもいろんなストリングパターンが見られます。
フェデラーやナダルは標準的なな16×19のパターン、
チチパスやズベレフは18×20、
先日のウィンブルドンで優勝したジョコビッチは18×19
という珍しいパターンのラケットを使用。
ちなみに女子で優勝したハレプは16×18の粗めパターン。
昔からプロの画像を検索しては
ストリングの本数を数えるというのが趣味だった僕。
こういう地味・マニアックなネタが大好き。
XCALIBREのストリングパターン
そして今回メインになるラケットは当然こちら。
僕のメインラケット、TENX PROのXCALIBRE(エクスカリバー)。
このラケットのスペックやインプレッションなどはこちらをご参照ください。
エクスカリバー:16×19のストリングパターン
このエクスカリバーのストリングパターンは16×19を採用。
縦長形状のフェイス、20mm均一のフレームとの組み合わせは
しっかりとしたボールの食いつきを生み出し、
スペックから予想する以上のパワーとスピン性能を発揮してくれています。
でもこのラケットが気になっても現物見れないじゃないか!
と思っていた方に向けて、
国内でも買えるラケットと画像で比較してみました!
いろんなラケットと比較!
今回、エクスカリバーと他のラケットを比較するにあたり、keynote上で画像の透過率をイジって比較してみました!
よぉーし、頑張るぞ、、、、おろ?
全体を透過させて重ねてみたら、全然違いが分からない状態に。笑
重ね合わせは諦め、左右に分割した写真を組み合わせて比較する事にしました!
最初に比較するのはこちらのラケット。
ウイルソン プロスタッフ97
(Wilson PROSTAFF 97)
モデル名 | ウィルソン プロスタッフ97 |
ストリングパターン | 16 x 19 |
フェイスサイズ | 97 平方インチ |
重さ | 315 g |
バランス | 310 mm |
フレーム厚 | 21.5 mm |
フレーム長 | 27 インチ |
とっても売れたラケット。プロスタッフ97。
これは初期モデルですが、ストリングパターンは現行モデルと変わらないので参考にして頂ければ。
(上手く比較出来るようになったかも?)
青い画鋲は、画像の位置決めの為のものなのでご了承下さい。
フレームの形状が意外と似ているこの2本。
エクスカリバーの方がフェイスが長いのがわかりますよね。
それに合わせて横ストリングの間隔も若干広め。
プロスタッフは縦ストリングの間隔が全体的に広め。
マス目の形状がプロスタッフは正方形、
エクスカリバー縦長の長方形という感じに異なっています。
僕が感じた使用感は
・打感:プロスタッフの方が固め
・反発力:ほぼ同等
・スピン性能:エクスカリバーの方が若干良い
こんな感じです。
プロスタッフ97はストリングのマス目が広い割に
ストリングの動きが小さいように感じました。
グロメットの穴は小さいしフレームのしなりもそれなりなので、
弾きの強さが際立ちます。
ボールをスパッと弾いて速いテンポで打って行く人には
凄くフィットするラケットだと思います。
エクスカリバーもグロメットの穴は小さくて
ストリングの動きはそんなに大きくないのですが、
フレームがしなやかに動いてくれる分だけ
ボールとの接触している時間が長く感じました。
バボラ ピュアストライク 16×19 (2017)
(Babolat PURE STRIKE 16×19)
続いてはこちら。
中厚コントロール系ラケットの代表格、ピュアストライク。
僕の前メインラケット:バボラ ピュアストライクを2年間愛用して感じたこと。[インプレッション]
スペックはこちら。
モデル名 | バボラ ピュアストライク 16×19 (2017) |
ストリングパターン | 16 x 19 |
フェイスサイズ | 98 平方インチ |
重さ | 305 g |
バランス | 320 mm |
フレーム厚 | 21/ 23 / 21 mm |
フレーム長 | 27 インチ |
ピュアストライクのフェイスは若干下膨れっぽく、丸みを帯びた形状。(個人的にはヨネックスのVCOREにも近い感じかと思ってます。)
エクスカリバーの縦長っぷりがよくわかりますよね。
エクスカリバーの縦糸はほぼ均等な間隔で配置されているのに対し、ピュアストライクはセンターに行くほど縦糸が密になる設計となっています。
しかし、横糸の間隔は結構似ています。
上から3本目〜下から6本目までの横ストリングは間隔がほぼ同じ。
エクスカリバーの方が縦にフェイスが長い分、下側まで広くなっています。
フレームが持っているパワーが大きいピュアストライクは、センターを密にする事でボールの収まり、コントロール性を良くしています。
サイドに行くほど粗くなるので、スイートスポットを若干外してもボールを飛ばしてくれます。
ウーファーなどの影響もあると思うのですが、ストリングは良く動いてくれます。
色んな種類のストリングを張りましたが、硬い素材のものでもマイルド寄りの打感に仕上がるので、ストリングの選択肢が広いラケットだと思います。
(悪く言うと、何張ってもあんまり変わらないからつまらない。笑)
反対にエクスカリバーは、全体的に粗めのパターンになっているので薄いフレームのパワーやスピン性能をストリング側でも補ってくれます。
(このラケットが18×20なら僕は使えなかったと思います・・・)
ウイルソン プロスタッフ ツアー90
(Wilson PROSTAFF TOUR90)
最後に比較するのはこちら。
僕が思うウィルソンの名機、プロスタッフツアー90。
インプレション:プロスタッフツアー90 (Wilson ProStaff Tour 90) | ヴィンテージラケット・インプレッション
モデル名 | ウイルソン プロスタッフツアー90 |
ストリングパターン | 16 x 19 |
フェイスサイズ | 90平方インチ |
重さ | 315 g |
バランスポイント | 315 mm |
フレーム厚 | 17 mm 均一 |
フレーム長 | 27 inch |
フェイス形状は似てる両者。
プロスタッフは90平方インチに16×19を詰め込んでいるので、結構ハードスペック。98平方インチラケットの18×20パターンと使用感は近いかもしれません。
とにかくラケット側でパワーを補ってはくれません。笑
(ちなみにプリンスのファントムプロ93Pは14×18という粗いパターンでパワー・スピン性能を引き出しています。)
目が細かくストリングの動き(スナップバック)も小さいので、素材が柔らかめのストリングを選ばないととてもじゃないけど・・・僕は使えません。
まぁ今のマーケットに90平方インチなんていうラケットはほぼ存在しないので、心配する必要はないのかもしれませんが。
エクスカリバーも薄ラケ、縦長フェイス形状、16×19と共通点は多いのですが、98平方インチ+27.5インチといったスペックになっている事によって十分使えるラケットになってます。
まとめ:一言で16×19と言っても・・・
今回比較したラケットは全て標準的な16 x 19のストリングパターン。
プロスタッフやエクスカリバーは全体的がほぼ均一な目の荒さ、ピュアストライクはセンター寄りに行くほど密な設計・・・と、同じ16×19のストリングパターンでも結構な違いがありますね!
個人的には均一な目の荒さの方が、スイートスポットがハッキリしていて好きかなと。
うーむ、奥深い!笑
国内の通販でも購入出来るようになってきました!
幅広いプレイヤーにオススメ出来る303gモデル↓
僕が愛用する290gモデル↓
今後もエクスカリバーのさまざまな情報を発信していきますね!