・カナダの若手アリアシムに注目!
・キャリアハイ9位を達成した逸材
・使用ラケットはピュアアエロVS
・使用ストリングはRPMラフ
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年
・ATP観戦歴も約20年
・オールラウンド器用貧乏
・TOUR100 290gを愛用中
・バランスの良い選手も大好き
→ 詳しいプロフィール
フェリックス・オジェ=アリアシム
(Felix Auger-Aliassime)
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僕の推しのひとりでもあるこの選手、フェリックス・オジェ=アリアシム (Felix Auger-Aliassime)。
前々からこの選手に関して書かなきゃ!と思っていたのですが、しばらく先送りになってしまっていた間にキャリアハイの21位 (2019.6.10) を記録していました。
もうもはやブレークしているじゃん!と言われたらなんにも言い返せないのですが。笑
そんな感じでゆるく推していたアリアシムですが、2022年開幕時点でキャリアハイのランキング9位を記録!
気づけばもう世界のTOP10選手となっていたのです・・・
この記事ではそんな彼のプロフィール、実際に使用しているラケットやストリングについて解説をしています。
フェリックス・オジェ=アリアシムのプロフィール
Embed from Getty Images名前 | フェリックス オジェ=アリアシム |
年齢 | 21歳 (2000年8月8日生) ※2022年1月時点 |
身長 | 193 cm |
体重 | 88 kg |
出生地 | カナダ モントリオール |
居住地 | モナコ モンテカルロ |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手 |
プロ転向 | 2017年 |
ランキング キャリアハイ | 9位 (2022.1.10) |
キャリア タイトル | 0 |
この記事執筆時の2019年の夏の時点では19歳で、当時のランキングTOP100で最年少の選手でした。
ツアータイトルの獲得はありませんがすでに8回も決勝には進出しており、初戴冠が待ち遠しい”無冠の大器“という印象。
しかし堅調な活躍はキープしており、ついにTOP10の壁を突破。
体格は193cm / 88kgとすでに一級品。
身長はチチパスやキリオスといった選手たちと同じです。
ツアーデビューしたての頃より徐々に身体も出来上がってきてるので、まだまだフィジカル的な伸びしろはありそうです。
アリアシムの使用ラケット:ピュアアエロVS
Embed from Getty ImagesアリアシムのラケットはバボラのピュアアエロVS。
アエロ形状のシャフト、フェイス部分は薄いボックス形状のフレームが組み合わされたモデルですね。
バボラ 2017 ピュアアエロ VS (295g)101274/101319(海外正規品)(Babolat Pure Aero VS)【2016年10月発売】[NC][次回使えるクーポンプレゼント] 価格:23,900円 |
市販されているVSは1つ前のピュアアエロになります。
現行のピュアアエロにはVSの設定が無いのですが、アリアシムは現行モデルのペイントジョブになってますね。
ストリングはバボラ・RPMブラストラフ単張
Embed from Getty ImagesストリングはバボラのRPMブラストラフ1.30mmを使用。
フレームカラーに合わせて色を変えたりしてるようですね。
高いスピン性能を活かして叩いて行くプレーとの相性がGOOD。
追記:ラケットが一瞬だけピュアアエロVSに!
Embed from Getty Images※2020.1.9追記
アリアシムのラケットが(わずかな期間だけ!)新しいピュアアエロVSに変わっていました。
今までのフレームはボックス形状だったのですが、今回の新VSはフェイスもラウンド形状を採用。コントロールの良さ、そしてラウンド形状になったことで今まで以上の球威が出せると予想しています!
VSを使用したATPカップで思った戦績を残せなかった事もあってか、その後の大会ではボックス形状のピュアアエロVSに戻っていました。
僕がアリアシム推しの理由!
ここからは僕がアリアシム選手を推す理由について書いて行きますね!
まずはこちらの動画をご覧ください!
こちらの動画はアリアシムのこれまでのATPツアーでのハイライトになっています。
①サイズがあるのに機動力も高い!
見てもらうと分かるんですが、まず動きがとっても良いんです。
本当に193cmもあるのか?っていうぐらい素早く動けるのは大きな武器ですよね。
(デビュー時は多分193cmも無かったんじゃないか?とは思いますが。)
開脚+スライドしたショットでもバランスが崩れない、素晴らしい身体能力を持っています。
サーフェスを選ばない強さは大きなアドバンテージだと思います。
ズベレフ、チチパスが活躍していますが、やはり190cmオーバーの身長で動けるという事がトップに登り詰めるために必要な時代になってきているのかもしれません。
②オールランドな戦い方が出来る
そして戦い方はオールラウンド。
ボールの球威だけで無理矢理押し切ろうというスタイルではなく、状況に合わせてポジションを上げてボレーにも出れる幅広いプレーが出来ます。
タッチもよく、ボレーや細かいプレーも問題ないように見えます。
フォームもバランスが良く、完成度が高いです。
③メンタルの波も少なそう
これだけの身体能力を持ちつつも戦術的にはバランスが良く、メンタル的な波も少ない(今の所は!)のも僕が推してる理由の1つですね。
高い身体能力ならモンフィスも挙げられますが、戦い方が極端だったりしますし、すぐエンタメに走っちゃう。笑
キリオスも超絶爆発力を持った選手ですが、爆発する方向性が違ったり、メンタル的な問題ももちろん、こっちもすぐエンタメに走りがち。笑
この2人と比べると、高い身体能力を持ちつつも真面目(?)に戦うアリアシムは更にランキングを上げてくること間違いなしだと思います。
④運動連鎖が綺麗に行われている
Embed from Getty Imagesフェデラーを筆頭に、TOPに君臨している男子選手達はほぼ例外なく運動連鎖が綺麗に行われています。(=エネルギーの伝達がスムーズという事)
効率の良さ、再現性、怪我のしにくさにも関連する要素というだけでなく、なによりも見ていて気持ち良いんです(笑)
見ているだけでも十分魅力がある選手はそう多くはないので、次世代のトップ選手としての活躍が期待されます。
アリアシムのこのショットがやばい。
何はともあれ、まずはこちらの動画を見てください。
どうですか?
みなさんはこの動画見てどう思いました?
僕はこの動画をみて「こんなショット初めて見た!」って興奮しました。
なんですかこのショット?
ありえない!って感じでしたね。
表現する言葉が見つからない
デュースサイドからのサーブでワイドに振られ、バックハンド側のオープンコートに走りながら打ったパッシングショット。
右足軸で打つためには時間的な余裕がないし、走り抜けながらのカウンターが打てたとしても相手(チチパス)がボレーに来ているで止められると次のボールには届かない可能性が高い・・・
かなりの劣勢の状況ですがアリアシムはポジションを下げずに横への移動の中で、左足の曲げ伸ばしの反動を使ってライジング+高めの打点で打ち抜いてしまいました。
しかも踏み込んだ左足でそのまま踏ん張ってバランスを保ち、次のボールに反応する様子も見せていました。
言葉で表現するのはとっても難しいのですが、横に思いっきり走りながらジャックナイフ打ってるかのようでした・・・
普通ジャックナイフって時間的・ポジション的余裕が有る時に使う技術であって、こんなカウンター的に使った選手はこれまでいなかったんじゃないですかね・・・
インパクトが凄い!
こんなショット教えて出来るような類のものではないですよね。
(たぶん教えられる人もいない。笑)
まとめ:フェリックス・オジェ=アリアシム
・TOP10突破したアリアシム
・ラケットはピュアアエロVS
・ストリングはRPMラフ
・恵まれた体格と身体能力
・オールラウンドなプレイヤー
・堅調な戦い方が出来る選手
・フェデラーと同じ誕生日