・夏場に活躍するドライタイプ
・超定番はトーナグリップ
・耐久性重視のタフドライ・性能バランス最高のXTR
・無難な性能のネオドライ
・薄くてサラサラのVSグリップ
グリップテープにもしっかりこだわりたい男:コトウダマサト(@advntg_kotodama)です。
今回は暑くて大量に汗をかくこの時期に大活躍すること間違いなしの、ドライグリップテープを6つほど紹介していきます!
Embed from Getty Imagesウェットタイプは使い始めからグリップ力が強いものの、一定以上の汗を吸い込むとズルズル・ヌルヌルと滑ってしまいやすくなることも。
ドライタイプであればすぐに乾いてサラサラ感が続き、滑る感覚を抑えることが出来ます!
みなさんもドライタイプ試してみませんか!
ドライタイプと言っても製品ごとに結構特徴が異なるので、この記事を読んで”自分の求めるドライグリップ“を見つけてくださいね!
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年
・オールラウンド器用貧乏
・TOUR100 290gを愛用中
・クセの少ないラケットが好き
・グリップテープはドライ派
詳しいプロフィール
汗をかく時期にオススメなドライグリップ!
Embed from Getty Images暑い時期にテニスをしていて特に困るのが、大量の汗によってグリップが滑りやすくなってしまう事ではないでしょうか。
サーブで手が滑ってラケットが飛んで行った・・・そんな悲劇が頻繁に生まれる季節でもあります。
Embed from Getty Imagesそんな悲劇を起こさないためにも、汗をかいても滑りにくいドライグリップテープを試してみませんか!
ウェットとドライの違いは触り心地!
グリップテープにはドライタイプとウェットタイプの2つがあり、それぞれに特徴が違うので目的に合わせて選ぶ事が大切!
特徴 / タイプ | ドライ タイプ | ウェット タイプ |
触り心地 | さらさら | しっとり |
グリップ力 (乾いている時) | ○ | ◎ |
吸汗性 | ◎ | △ |
耐久性 | △ | ○ |
商品数 | △ | ◎ |
グリップ力が強いのがウェット、汗をかいてもすぐに乾いてさらさら感が続きやすいのがドライの特徴と言えます。
トッププロはもちろん、一般ユーザーでも夏場には特に需要が高まるのがドライグリップです。
オススメのドライグリップテープ6選ご紹介!
ここでは各特徴ごとに、オススメのドライグリップを6つご紹介します!
①元祖&ど定番
→ トーナグリップ(XL)
②高耐久性
→ WINNINGSHOTタフドライ
③ドライ感&グリップ性能
→ パシフィックXTR
④バランス型
→ キモニー・ネオドライ
⑤サラサラ&薄さ
→ バボラ VSグリップ
⑥究極のドライ感
→ ダンロップ U-SWEAT
トーナグリップ (XL):元祖&ど定番
・超定番のドライグリップ
・トッププロにも愛用者多数
・独特の触り心地が魅力
・耐久性はかなり悪い
・汗を吸った後はしっとり系
製品名 | TOURNA GRIP XL |
触り心地 | サラサラ →しっとり |
厚さ | 僅かに薄め |
耐久性 | 低い |
買いやすさ | ○ |
寸法 | 長さ99cm x 幅2.9cm (ノーマル:幅2.5cm) |
元祖にして定番のドライグリップで、ドライ=青色というイメージはこれが由来と言ってもいいかもしれません。
長年に渡って多くのトッププロが愛用、青いグリップに赤いエンドテープが特徴になっています。
Embed from Getty Images最初はサラサラの手触りなんですが、汗を吸うと独特のしっとり感が出てきます。
この独特の触り心地が多くのプレイヤーを引き付けるポイントになっています。
テニスショップであれば大体どこでも買えるのも良い所ですね。
しかしながら最大の弱点は耐久性の低さ。
1日持てば良い方でしょう。
(反対から巻く、裏面も使うという裏技もありますが。笑)
コスパも考えるとまとめ買いがマストな商品です。
要注意なのがXLを買わないと長さが足りなくなってしまう可能性が高いという点。
両手打ちの方は迷わずXLを選びましょう!
(ちなみに、斜めカットも両面テープもありません。)
WINNING SHOT タフドライ:優れた耐久性
・耐久性に優れたドライ
・汗を良く吸う
・しっとり感が出てくる
・ウェットから乗り換えにも○
製品名 | ウィニングショット タフドライ |
触り心地 | サラサラ ↓ しっとり感つよめ |
厚さ | 0.6mm しっかりとした厚み |
耐久性 | ◎ |
買いやすさ | ○ |
寸法 | 長さ117cm x 幅2.7cm |
ウィニングショットのタフドライは、その名の通り耐久性を追求したドライグリップ。
しっかりとした厚みがあり、表面が削れにくく快適な使用感が長続きしやすいというメリットがります。
汗を吸ったあとはウェットタイプにも似たしっとり感が出てきます。
Embed from Getty Imagesスペインのベテラン:ギレルモ・ガルシア=ロペス(Guillermo Garcia-Lopez)がこのグリップテープとストリング(メビウス・スピード)を使用中。
ドライ系独自のサラサラ感は控えめになっており、ウェットタイプからドライに初めて乗り換えるという人にもオススメしやすいグリップです!
ドライ感とグリップ性能:パシフィックXTR(現在入手困難)
・ドライグリップの最高峰的存在
・ドライ系として最高の性能
・サラサラ感が長続きする
・表面の耐摩耗性も優れてる
・購入ルートが限定的なのが弱点
→現在入手困難
製品名 | Pacific XTR grip |
触り心地 | さらさら |
厚さ | 0.55mm 少し薄め |
耐久性 | ◎ |
買いやすさ | △ (サウスフィールドのみ) |
寸法 | 長さ112cm x 幅2.6cm |
2020年のベストバイアイテム、ドライグリップの中でも最高峰と言っても良いのがこのPacificのXTR!
汗を良く吸う&すぐに乾くのでサラサラ感が続くのが特徴で、ぬめって滑る事がほとんどありません!
表面の耐久性も非常に高く、ハッキリ言って性能的にはほぼ弱点のないドライグリップです。
ただ唯一の難点は、国内で購入出来るルートが限定的という点。
通販(BASE)もあるので遠方からも入手可能ですが、在庫状況次第ではすぐには手に入らない可能性もあります。
気になった人はすぐに購入するのが吉!
※2023年8月追記:現時点ではほぼ入手不可能となってしまっております・・・
https://southfields.thebase.in/
バランスの良さ:キモニー ネオドライ
・ドライ系らしい使用感
・ほぼトーナグリップ(笑)
・価格と入手しやすさが○
・耐久性はトーナ同様悪い
製品名 | キモニー ネオドライ・グリップ |
触り心地 | さらさら→しっとり |
厚さ | 0.5mm 僅かに薄め |
耐久性 | ○ |
買いやすさ | ○ |
寸法 | 長さ98cm x 幅2.9cm |
キモニーのネオドライグリップテープは性能や価格など、全体のバランスが良い製品です。
見た目はほぼトーナグリップです(笑)
なにも言われずに渡されたら見分ける自信ないですね・・・。
寸法もほぼトーナXLと同じ。
若干ですがトーナよりも握り心地がソフトで、吸汗性も良さそうな感じ。
(気のせいだったらすいません)
それでいて価格が抑えめなのがこのグリップ最大の長所!
トーナっぽい使用感が良いけど価格も抑えたい・・・そんな人にオススメなグリップになっています!
サラサラ感&薄さ:バボラ VSグリップ
・ナダル愛用のドライタイプ
・サラサラ感つよめ
・極薄+幅が細い
・以前より生地がしっかりした?
・吸汗性は低め
・量販店でも買える
製品名 | バボラ VSグリップ |
触り心地 | さらさら |
厚さ | 0.43mm かなり薄め |
耐久性 | △ |
買いやすさ | ○ |
寸法 | 長さ110cm x 幅2.5cm |
サラサラの触り心地に、グリップの太さが変わりにくい極薄0.43mmがVSグリップの大きな特徴です。
VSグリップはラファエル・ナダル(Rafael Nadal)が長年愛用しているグリップテープです。
Embed from Getty Images15年ほど前に使った時には、粉っぽくて耐久性もイマイチなイメージでした・・・でも今は生地もしっかりしてるし、それほど耐久性を気になる事もなし。
(品質が良くなった気が!!思い違いだったらごめんなさい。笑)
生地が薄いので吸汗性は低いですが、速乾性は優秀でドライな握り心地が継続しやすいのがメリット。
量販店でも取り扱いが多く、購入しやすいのもうれしいポイント。
DUNLOP U-SWEAT(ユースウェット)
・究極に近いドライ感
・幅も十分で巻きやすい
・店舗取り扱いは少なめ?
製品名 | ダンロップ U-SWEAT |
触り心地 | さらさら |
厚さ | 0.6mm |
耐久性 | △ |
買いやすさ | △ |
寸法 | 長さ110cm x 幅2.8cm |
サラサラ感が強くドライらしさをしっかり味わえるのがこのU-SWEAT。
VSグリップと同等以上のドライっぷりに加え、幅が2.8cmあるので非常に巻きやすいのが大きなメリットになっています。
耐久性自体はそれほど高くないですが、ドライ系を求めている人にはかなり高いレベルで要求を満たしてくれるグリップテープです。
DRYオーバーグリップ
【DRYオーバーグリップテープ】
— アドブロ / コトウダマサト(TRUEMAN) (@ADVNTG_kotodama) September 17, 2023
✅6本入りで税込1870円
✅ドライ系らしい外見
✅柔軟性/伸びがあって巻きやすい
✅吸水性は良好
✅シャビシャビになりにくい
✅練習+1setならほぼ消耗なし
✅厚みはウェットスーパー同等
結果、もっと早く気づいて買っておくべきだった。笑https://t.co/SMsi7LOpsC pic.twitter.com/uqnuyUlw7v
ドライらしいビジュアル、それでいて簡単にはボロボロにはならない耐久性と吸水性、全体のバランスが非常に良いのがこのDRYオーバーグリップ。
おまけ:Amazonの奥地にダークホースが・・・?
https://tennisenjoy.com/drygrip9
なまらさんがブログで紹介されているこちらのグリップ。
ドライ系の特徴をしっかりだしつつも、価格が安いというビックリな製品。
XTRの購入が難しくなる今、実はこれがドライグリップの覇権を握る日がやってくる・・・かも?
僕もなまらさんから1本頂いて試したのですが、XTRに近い手触りはありつつ若干柔らかめの生地になっている印象でした。
さすがにXTRそのまんまの性能っていうことはなさそうですが、ドライ系グリップとしては全然問題のない使い心地になっていると思います!
アームスリーブ併用が超オススメ
ドライ系グリップテープを紹介してきましたが、その効果を最大化させるためにもぜひ一緒に使ってほしいのがアームスリーブ。
というのもグリップには手のひらでかいた汗だけではなく、腕から流れてきた大量の汗によって滑りやすくなってしまうからなんですね。
リストバンドよりも乾きやすくて快適
「リストバンドでも同じでは?」と思う人が多いかもしれませんが、リストバンドだとタオル地なので一度汗を吸うと乾かない・重くなる・べちゃべちゃするといった状態になりがち。
アームスリーブは生地が薄く、なおかつ腕全体を覆ってくれるのですぐに乾いてくれて不快感で出にくく、汗がグリップに流れるのも効果的に防いでくれます。
暑い時期はこれなしではテニスが出来ないと思ってしまうくらいの活躍っぷりなので、ぜひとも皆さんに試してもらいたいアイテムです!
滑り止めの併用もあり!
グリップも変えてアームスリーブもして、それでも滑りが気になるようなら滑り止めの併用もオススメです。
シリカでサラッサラのドライ感+グリップ力をキープできるのがこのチョークレス。
粘着力自体は控えめですが、ほど良いグリップ力サポートアイテムとしては面白いアイテムかと思います。
純然たるドライではないけど要注目なグリップ。
ドライ系とはちょっと違うけれど、汗を大量にかく時期にオススメしたいグリップテープを紹介!
まずはトアルソンのクイックドライグリップ。
製品名から「これもドライタイプでは?」と思った人もいるかもしれませんが、実際にはウェットタイプに分類されます。
※パッケージにもウェット吸汗タイプと記載はされてますが・・・
ウェット系ではあるものの、手汗を素早く吸収してくれることでヌルヌル・ズルズルを防いでくれます。
セミドライ系のグリップで、グリップ力とドライ感をミックスしたのがバイパードライ。
表面にドット加工を施していることもあり、滑りにくくベタベタもしないという使用感になっています。
ドライ系にもウェット系にもなんか満足できない・・・そんな人にオススメしたい製品です!
とりあえずこれは買わない方がいいです。
最後にもう1つ。
品質の信頼性が低く、現時点では皆さんにオススメする事が出来ないないのがルキシロンのエリートドライ。
とりあえずコレは買わない方が賢明。
ドライグリップのインプレ結果です!
— ずぉ@週末テニスプレイヤー@VCORE PRO97使用中 (@zuo_tenniskurui) June 27, 2020
ルキシロン:エリートドライ
1、2枚目は両方とも30分使用後です。。。
私が力み過ぎで握る力が強いのか。。。耐久性。。
いや、耐久性だわ😱
手に粉っぽいのも残るし、私はリピートしないかな😅
あと3枚目ですが、使用後に元グリに痕が残ってしまった😱 pic.twitter.com/oxlLO7U9D1
Twitter上でも、あまりの耐久性の低さに涙した人が多数。
発売当時は比較的良い耐久性を持ったグリップだったにも関わらず、いつの間にか品質が劇的に低下。
僕も久々に購入しましたが、アップの15分でホロホロと表面が剥がれてきて、とてもじゃないけどプレーしていられない状態に。
とりあえずコレはオススメしません。
(品質が良くなる日がくる事を願うばかり)
まとめ:ドライグリップ・オススメ紹介!
・汗に強いドライグリップ
・目的に合わせて選ぼう!
・定番はトーナグリップ
・高性能なパシフィックXTR
・厚みと耐久性のタフドライ
・極薄のバボラVSグリップ
・酷暑をドライで乗り切りましょう!