00-解説

テニス歴が長くなるほどラケット選びが難しく感じるって話。

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テニス歴20年超:ラケット選び難しくなってない?

高校生の時からテニスを始めてから20年以上が経過。

時間が過ぎるのは速いな・・・という感慨はさておき、これだけ長くテニスを続けていても一向にラケット選びは簡単にならないな、いやむしろ難しくなってないか?っていうのが今回のテーマです。

色んなラケットを試しても答えは分からない?

ピュアストライク16/19

これまでに購入してきたラケットは累計でもうすぐ100本、インプレしたラケットに関しては200本以上(※もはや数えてないのですが)となりました。

ブログやYouTubeを始めてからは自分の好み以外のラケットも試すようになったため、ひとよりは多くの種類を試してきたんじゃないかなと思います。

ただそれだけ沢山のラケットを打ってもみても、自分にとってどのラケットが良いのか?っていう明確な答えのようなものは見つからなかったですね。

2022年にEZONE98Lを購入し久々に1年以上継続して使うラケットになったものの、ストロークは良いけどボレーが全然上手く打てず”ベストチョイス”という感覚はなかったんですよね。

これだけの本数打ってもラケット選びが難しいってのはなんでだ?っていうのを考察してみました。

難しく感じる3つの理由

①使い慣れたモノ・感覚が出来てしまう
②「こういう種類のラケットはこう」という固定概念
③プロに寄せたくなってしまう

使い慣れたモノ・感覚が出来てしまう

テニス歴が長くなればなるほど、使い慣れたラケットや慣れ親しんだ感覚というものが出来てきますよね。

安定したプレーやパフォーマンスを発揮する上では当然大事なのですが、一方で自分に合うラケット選びをするという意味では時に邪魔になるものだったりすると思うのです。

僕の場合、過去にはハードスペックを信仰し使い込んでいたこともあり、パワーがあるラケットを使うとショットが制御不能になってしまう・・・という経験を何度もしてきました。
(※スピンでボールを収めるというスキルが身につけられていなかったんですね)

今後体力や筋力が落ちてきて、もう少し楽に飛ばせるラケットが良い・・・となった時も、感覚のアジャストに苦労するのではないかと予想しています。

「こういう種類のラケットはこう」という固定概念

特に道具が好きな男性プレイヤーには多いんじゃないかなと思うのが、こういうスペック・こういう種類のラケットはこう使うよね!っていう固定概念が強くなってしまう傾向はあるんじゃないでしょうか。

スピンコンセプトラケットを使う時にワイパースイングを強調して高い弾道を打とうとしてしまう人がいるのが好例。

本来であればいつも通りのスイングに合わせれば最適になるであろうと思われるラケットを選んでも、プレイヤーがラケットに寄せようとしてしまって狙った結果が得られない・・・という現象が起きてしまうワケですね。

それ以外にも柔らかい打球感のラケットであれば腕全体をしなやかに使うようにして打つ、カチッとした打球感のものならインパクトで身体を固めるようにして打つ・・・なんていう反応をしてしまうことも。

プロに寄せたくなってしまう

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○○選手が使用しているブランド/ラケットということで影響される、というのも無視できない要素かなと思いますね。

僕の場合、ヨネックスのラケットを使うとバブリンカみたいなカチッとした感じでバックハンドを打ちたくなります。

一方、ピュアストライクを使うとティエムみたいにテイクバックもフォロースルーも大きなフォームでバックハンドを打とうとしてしまいがち。

それ以外にも例えばBLADEを使ってる時はチチパスの動画を見ちゃうし、プロスタッフを使ってる時はフェデラーみたいな華麗でおしゃれなプレーがしたくなるし、アエロを使えばナダルみたいにうなりながらスピンボールを打ちたくなってしまうのです。

当然普段のスイングやタイミングの取り方ではなくなる為、理論的には自分に合って良そうなラケットであったとしてもフィットしなくなってしまうことがあるワケです。

欲張らずに現実的な落し所を探すのが大事なのかも。

先述した3つの要素を完全にゼロにする、というのはなかなか難しいと思うんですよね。

あまり大きな変化を欲張らず、現実的な範囲で落し所を探すのが大事なのかなというのが現時点での僕の考えです。

誰しも使い慣れた道具というのはあると思うし、「このラケットはこう使う」っていう固定概念も新しいラケットを単時間で使いこなせるようになるためには効率的だったりもするワケで。

プロの真似をしてしまいがちな事に関しても、そもそもプロが使っているから「道具が魅力的に見える」というのがあるからメーカーは選手と契約しているので、真似したくなってもらわなきゃいけないワケです。笑

ここら辺は上手く付き合っていくしかないんだろうなと思います。

CX400TOURが僕の最適解になりそう・・・

そんな惑わされがち・悩みがちな自分でしたが、最近は新型CX400TOURがメッチャ良い感じです。

面100、ボックス系23㎜フラットビーム、ちょっと広くなったストリングピッチ・・・色んな要素が組み合わさり、とにかくどのショットも良い感覚で打ててます。

ATPツアーのトップ選手で使ってる人はいないラケットではありますが、僕にとっては○○選手に寄せよう!っていう邪な気持ちも生まれにくくて好都合。

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