01-ラケットインプレ

DIADEM NOVA V3 100をインプレ&評価|より引き締まった打感の新型ラケット

nova v3 100 diadem 2024 review
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デザインも中身も新しくなった『ダイアデム・ノヴァV3 100(2024)』をインプレッション。

ダブルス・・○・・シングルス
ボレー・○・・・ストローク
低弾道・・○・・高弾道
多彩さ・・・○・安定性
柔らかい・・・○・硬い
テクニック・・・○・パワー
スイートエリア
先端寄り
・・○・・スイートエリア
手元寄り
イージー・・・○・スパルタン

ほぼ黄金スペックのラケットではあるものの、圧倒的な安定性と打ち応えを実現したスパルタンな中厚ラウンド系ラケットに仕上がっています。

アドブロ
アドブロ
僕のフィジカルだとどれだけブン回してもラケットがブレることは無かったです。笑

メリット
フルスイングでも全くブレない
強いボールを受けても押し返せる
スピンの調整はしやすい
デザインがカッコよくなった
デメリット
黄金スペックよりかなりスパルタン
ゆったりスイングでは良さが出ない

低強度なラリーではちょっとフレームがしっかりしすぎてて良さが出にくいのですが、反対に強いボールを打ち合う場面では圧倒的な安定感・ブレにくさを発揮してくれるのでハードヒッターも安心!

DIADEM NOVA V3 100をインプレ

2024年2月に発売となった新型ダイアデム・ノヴァv3 100

diadem nova v3 series

前作からデザインは大幅に変更されており、しっとりした手触りのマットブラックにブルー(ティール)が映える配色になりました。

スペック/仕様

diadem nova v3 series
モデル名NOVA v3
100
フェイス
サイズ
100 inch2
重量300 g
バランス320 mm
フレーム厚Max 24mm
min 22.5mm
フレックスRA69
ストリング
パターン
16×19
グリップサイズ1,2,3
発売予定2024年2月
価格37,400

スペックは前作から変更はありません。

ラウンド系のフレームに面100、300g+320mmとほぼ黄金スペックではあるものの、最大厚が24㎜と若干薄めになっているのが特徴です。

特徴・コンセプト

衝撃に対する究極な減衰から柔らかいフィーリングを生み出すKRAIBON、圧倒的な安定感を生み出すFS2システム搭載。最高のオールラウンドモデル。アグレッシブなベースラインプレーヤーに最適。

https://diademsports.jp/rackets/nova-v3-100/

ダイアデムのラケットと言えばこだわりの詰まった特殊な内部構造が特徴でしたが、NOVA v3ではそれを進化させて更なる安定性を実現させています。

ただ単純に剛性や安定性を引き上げただけでは打球感がガッチリしすぎてしまうので、減衰性に優れたKRAIBON(クライボン)を搭載することで快適性を引き上げています。

打球感:中身の詰まった打ち応え

diadem nova v3 100 (2024)のフォアハンド
柔らかさ0ガッチリ中身の詰まった打感
打ち応え1ダイレクト感が非常に強い
スイート
エリア
0広くはないがブレない
弾き感0勝手に弾く感じはない
安定感2全くブレる感覚がない
減衰性1振動止めなしでも全然OK
快適性0競技志向強めのラケット

FS2システム+KRAIBONが採用された新型NOVA100ですが、まさしく中身の詰まった打球感という印象でした。

カッチリしていて手応えも結構強め、楽に弾くというよりもブレないから安心してフルスイングしてくださいという感じのフィーリングでした。

アドブロ
アドブロ
僕には全然無理ですが、スイングがめちゃめちゃ速い・強い人なら柔らかく感じられるフレームですね。

近しいフィーリングはピュアドライブ98?

打球感が近いと感じたラケットはピュアドライブ98ですね。

どちらもカッチリしたフレームでダイレクトに力を伝えられる感覚が強くなっています。

強いて言うならピュアドラ98の方がしなりが少なめで乾いた打感、NOVA100はストリングが若干たわむけどフレームは強靭で減衰性も高くしっとりした打感といったところ。

性能:中厚系だけどストイックなモデル

ストロークガンガン打っても安心
ボレー1突き球が来てもブレない
サーブ0振れるなら球威+回転
ドライブ1パワーロス少なく快適
トップスピン1回転量は出しやすい
弾道の高さ0調整幅は広い
スライス-1強いインパクトが必要
パワー0振れるのが前提
操作性0問題なく使える
振り抜き0黄金スペックと同等

ほぼ黄金スペックなNOVA100ですが、実際に使ってみるとストイックなモデルで競技者向けといった印象。

diadem nova v3 100 (2024)でのボレー

安定性は高くパワーロスも非常に少ないのですが、ラケット自体が何かをしてくれるワケではなくプレイヤー側がしっかり振って使えるのが前提となっていると感じました。

両手バックが打ちやすい剛性感

diadem nova v3 100 (2024)のバックハンドストローク

このラケットで特に打ちやすかったのは両手バックハンド。

全くブレないし振れば振るほどパワーのあるショットになってくれるので、ベースラインからでも十分にウィナーを狙えそうな感じ。

ピュアドラ98やウルトラツアー95も両手バックが打ちやすかったのですが、NOVA100も負けず劣らずの打ちやすさ、特に回転の操りやすさは上ですね。

アドブロ
アドブロ
逆に片手バックだとインパクトでラケットの剛性に負けちゃう感じがしてちょっとおつらい感じでした・・・

個人的・総合評価

フレームの形状やスペックなどからピュアドライブ(100のほう)の対抗機種として見られることが多いモデルだと思いますが、実際の使用感としてはかなり違いました。

NOVAの方が明らかに中身の詰まったしっとりとした打球感になっていますし、アシストの強さよりもぶっ叩いていける安定性の高さこそが最大の魅力なのかなと。

先述した通り使用感としてはピュアドラ98の方が近いと感じましたし、いわゆる黄金スペックのひとつでしょ?っていう予想をして使うと「思ってたのと違う!?」ってなりそうです。

メリット・デメリット

メリット
フルスイングでも全くブレない
強いボールを受けても押し返せる
スピンの調整はしやすい
デザインがカッコよくなった
デメリット
黄金スペックよりかなりスパルタン
ゆったりスイングでは良さが出ない

中身の詰まった打感、ブレない安定性、それを活かしてあらゆる局面でフルパワーショットを叩き込めるのがNOVA100のメリット。

デザインも洗練されており、特に体格の良い男性プレイヤーには安心して使えるラウンド系中厚ラケットとして輝くはずです。

基本的には競技志向強い人向け

僕の片手バックのように合わせるスイングや擦るスピンになりがちな打ち方ではラケットの良さが発揮されず、強靭さがかえって制御しにくさにつながってしまう可能性も。

ファントムタッチホークタッチなど柔らかめのポリで食いつきを演出して使うという方法もありますが、基本的には強いスイング出来る・自分でパワーを生み出すことが出来る競技者向けのラケットと言えますね。

中身が詰まった打感が好きだけどそんなにハードヒット出来ないよ・・・という人はNOVAよりもX100TOURの方が柔らかさや食いつきを感じやすく、結果的に楽にプレー出来る可能性が高まるのではないかと思います。

ライバルラケットの比較

スペックとしてはほぼ黄金スペックではあるものの、実際の使用感を踏まえると黄金スペックだけでなく細マッチョ系と言われるようなラケットも比較対象には入ってくるのかもという感じでした。

黄金スペックにはない中身の詰まった打球感、細マッチョ系にはない圧倒的な安定性、という感じでかなり独自性の強いラケットがNOVA V3 100なんですね。

発売日

2024年2月に発売開始となりましたが、初動売り上げは少し控えめになってそうな雰囲気ですね。

ただ独自性が強く替えのきかないモデルなので、じわじわと売り上げを伸ばしていくのではないかと予想しています。

シンプルなブラックのラケットバッグも展開されており、NOVA v3のデザインとピッタリでメッチャ強そうな雰囲気。

まとめ:ダイアデム ノヴァv3 100(2024)


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テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年

・オールラウンド器用貧乏
・EZONE98Lを愛用中
・クセの少ないラケットが好き
詳しいプロフィール

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