その理由を考察しつつ、張り替え時期やストリング選びについても解説していきたいと思います!
ストリングは伸びる(劣化)とボールの飛距離はどう変わる?
どちらの感覚もあり得るとは思います!
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) October 3, 2021
ただ僕の場合というか経験則からいうと、コートに収まらなくなることが非常に多いですね🤔
・スナップバックが変化してしまう
・弾力、復元力が悪くなっている?
・テンシ…
続きは質問箱へ #Peing #質問箱 https://t.co/YDAvHFBEqC
質問箱にこんな内容の質問が届きました!
時間が経つにつれてボールの飛距離が伸びたように感じる!
伸びきったストリングは飛びにくくなると聞いたので、逆の現象で戸惑ってる!
確かにストリングの劣化によって性能が悪くなる=飛びが悪くなる・・・っていう話を聞くこともありますね!
これまでに100種類以上ストリングを試してきましたが・・・
ストリングが緩むとボールがコートに収まりにくくなってアウトが増えるように感じますね!
ストリングが劣化するとアウトが増える!?
・感触は悪くないのにバックアウトしてしまう
・ブロックリターンがすっぽ抜ける
・しっかり振ったのにネットに引っかかる
・コントロールミスが増えたように感じる
20年近くテニスを続けてますが、ストリングが劣化してくるとこういったミスが増えてくる事が多い事に気付きました。
(※なのでラケットを複数持ってると安心なんですよねぇ)
なのでストリングが伸びる(劣化)→飛びが悪くなるというのは必ずも正しくない、いやむしろに飛ぶように感じる可能性もあるっていう事が分かりますね。
いろんな要因があってボールが収まりにくくなる
そういったミスが増えるのには当然何かしらの要因が作用してるワケなんですが、大きな要因の1つとしてはスピンがかかりにくくなるっていう事が挙げられるのではないかと考えてます。
・表面が摩耗して動きにくくなる
・ストリングの復元力が悪くなる
表面が削れたり、コーティングが剥がれたりする事で摩擦が増えて、ストリングのスナップバックが不安定になる事が考えられます。
そうなるとスナップバックしない分、ボールの持ち上がりがイマイチになってネットにかかるようなミスも増えるんじゃないかと思うんです。
(※ネットミスが増える=飛ばなくなる、と表現してる場合もあるのではないかと)
「緩むのを想定してテンション上げて張る」は非推奨。
こういう考えを持ってる人も・・・多分一定数いるんじゃないでしょうか?
正直、このやり方はおすすめしないですね!
緩いテンションで張ったものと緩くなったものは別。
テンションや面圧=温度とすると…
— JRSA 日本ラケットストリンガーズ協会 (@jrsa_official) September 24, 2021
淹れたてのコーヒー
と
長時間保温したコーヒー
とか
一回開封して3日間放置したコーラ
と
開けたてのコーラ
とか…
打ち味が違うということを喩えるのは難しいですね😂
表現されたいことはとてもよくわかります! https://t.co/Smga2vLUZJ
なかなか言葉で表すのは難しい部分ではあるのですが、時間が経って伸びたのとゆるく張ったものは別物なんですよ!
僕の感覚的には、時間が経つにつてれストリングが持つ復元力も弱まってる気がするんですよ。
だから少なくとも両者は同じものではないという事を念頭に入れておくことが大切なんだと思います!
定期的なストリングの張り替えが大切!
「定期的なストリング張り替えが大事!」っていうのは良く目にすると思うんですが、個人的に適切な期間で張り替えるメリットはこれ!
・気持ち良くボールが打てる
・変なミスが出にくい
→メンタル的にもいい
そう、変なミスが出にくいのでメンタルヘルスにも良いのです(笑)
「別に調子悪くないんだけど、なんかちょっとミスが多いな・・・」と感じたら張り替えのタイミングと考えた方が良いかもしれません!
早めに張り替えたいストリングはこれ
ハイペリオンもすっきりとした打球感+低価格が魅力のポリエステルストリングですが、張り替えのサイクルは早めにしたい製品ですね。
時間が経つにつれて、ボールがすっぽ抜ける感覚が強まってしまうのが気になるポイント。
週1プレイヤーの方なら快適なのは2週目まで、その先はそれまでとは違ってあまり爽快感のない打ちごこちになってしまう可能性ありです。
ポリファイバーのブラックヴェノムも定期的に張り替えたいストリング。
ポリオレフィンを使用して柔らかい打球感と適度なアシスト感を実現しているストリングなんですが、時間が経つにつれて振動が明らかに増えます。
「バィーン」「ビーン」という感じの振動が手に残るので、さすがの自分も振動止めをつけないと打ちたくない感じになってしまいますね。
ブラックヴェノムなら2時間練習x2回やったら張り替えたい、頑張っても10時間以上はきびしいかな・・・という感じ。
(というかボールしばく人だと先に切れるんですがw)
そんなに切れないから張り替えの頻度を下げたいなら・・・
個人的に、そんなにストリングの消耗が激しくない・プレー頻度が高くない人ならナイロンの方が無難なのではないかと考えてます。
その1番の理由は、時間が経っても打球感の変化が少ないから。
先のポリのように、時間が経つにつれてバィーンと振動が増えるようなことはないので、感覚的に大きな変化を感じにくいというメリットがあります。
とりあえず迷ったらこれ張ってみ!的な存在になりつつある(自分のなかで)のがこのアイコニック・オール1.30mm。
マルチのホールド感は残しつつ、シャキッとした爽快感のある打ち心地が魅力。
テクニファイバーのXR-3、マルチフィールも捨てがたいのですが、表面の摩耗→毛羽立ちがすごいので次点という感じ。
もちろんプレースタイルや体力、使用環境に合わせたストリング選びが一番大切なので、ストリングインプレ一覧から自分好みのものを見つけて頂けると!!