今回インプレするのは『テクニファイバー・ファイア300』です!

| ダブルス | ・・○・・ | シングルス |
| ボレー | ・○・・・ | ストローク |
| 低弾道 | ・・○・・ | 高弾道 |
| 多彩さ | ・・○・・ | 安定性 |
| 柔らかい | ・・・○・ | 硬い |
| 片手バック 打ちにくい | ・・○・・ | 片手バック 打ちやすい |
| スイートエリア 先端寄り | ・・○・・ | スイートエリア 手元寄り |
| イージー | ・・・○・ | スパルタン |
これまでよりもしっかり振っても使える、テクニらしい競技者向けのテイストが強まった印象です!
| FIRE300の特徴 |
| 〇高い剛性で安定したフレーム 〇足し算しすぎずシンプルな使い心地 〇振り抜きや操作性が良い 〇グロスの塗装は質感良し ✕打ち応えが前作よりも強い ✕サポート性能は控えめ |
Tecnifibre FIRE300


これまで2世代に渡って販売されていたTF-X1が今回のモデルチェンジによってFIRE(ファイア)300に名称を変更。


白地に発色の良いイエロー、さらにグロス仕上げになっており、明るくポップなデザインになっています。

T-FIGHT2025に負けず劣らずこのFIREも塗装の質感は良好。
TF-X1からの変更点
前作TF-X1から基本的に設計・スペックなどはほぼ継承しているものの、大きく2点変更が加えられています。

まずはフレームの断面積が-5%とスリムになっており、球持ち感によるコントロール性や空気抵抗などを改善しています。
加えてスイングウェイトは前作よりも低めに設計されており、操作性や速いスイングを実現しやすくなっています。
変更点からするに物理的にはパワーダウンにはなるものの、スイング速度を高めて打ち込む現代的なプレースタイルにフィットしやすくしたという感じなのかなと思います。
FIRE300のスペック
| モデル名 | FIRE300 |
| フェイス サイズ | 100 inch2 |
| 重量 | 300 g |
| バランス | 320 mm |
| フレーム 厚さ | 24.5 25.0 24.5 |
| 長さ | 27 inch |
| RA値 | – |
| ストリング パターン | 16×19 |
| グリップ サイズ | 2,3 |
| 発売予定 | 2026年 3月5日 |
| 価格 | 38,500 |

前作はフレーム厚が24.5-25.5-25mmでしたが、FIRE300では24.5-25-24.5mmに変更されています。
セッティング:実測値

| フレーム 重量(実測) | 303.6g |
| ストリング | レーザーソフト 1.25mm (白) |
| テンション | 45ポンド |
| 張り方 | 1本張り |
| ストラング 重量 | 320.9g |
今回テストさせて頂いた個体はやや重め、同時にテストしてFIRE305Sが軽めの個体でしたのでほぼ同重量という面白い状況になってました笑

テクニのインプレ定番であるレーザーソフト1.25mmを使用、45ポンドで張り上げています。
【打球感】
剛性が高くカッチリ
| 柔らかさ | -1 | フレームの剛性は高い |
| 打ち応え | 1 | 前作より打ち応えアップ |
| スイート エリア | 1 | T-FIGHTより若干広い |
| 弾き感 | 1 | 反発力は十分 |
| 安定感 | 0 | 標準レベル |
| 減衰性 | 0 | 意外と控え目に感じた |
| 快適性 | -1 | ストリング変えたい |
フレームの剛性感は十分、かっちりとした遊びの少ない打球感に感じました。

イメージ的に一番近いのはピュアドライブで、どのスイングに対してもカッチリしたレスポンスがあるのがどちらも共通してますね。
TF-X1よりも打ち応え強め

前作(アイスコード張り上げ)と比べると、FIRE300のほうが打ち応えは強く感じられましたね。
TF-X1のほうが反発力で飛ばす感じが強かったのに対し、FIREのほうが自分のパワーで飛ばす感覚がやや増えているように思いますね。
良く言えば制御しやすく、悪く言えば前作よりは飛びやパワーは若干控え目という印象。
【性能】
速いテンポで捌きやすい
| ストローク | -1 | 球速が出しやすい |
| ボレー | 1 | 反発でキレを出しやすい |
| サーブ | 1 | 取り回しが良く快適 |
| ドライブ | 0 | 悪くないがやや重み不足 |
| トップスピン | 0 | ややフラット気味が良き |
| 弾道の高さ | 1 | T-FIGHTより少し高い |
| スライス | 1 | カチッと弾き返せる |
| パワー | 1 | 剛性で弾き飛ばせる |
| 操作性 | 1 | 取り回しは良好 |
| 振り抜き | 0 | 空気抵抗でややもっさり |
主にダブルスで使用しましたが、フレームの剛性は高いのでライジングやボレーなどテンポの速いプレーと相性が良かったですね。

逆にベースライン後方からドカンと打つにはやや球威が物足りない、というかラケットの特性とあんまり合わない感じがしましたね。
大きいスイングでガシガシ打ち合うよりは、コンパクトなスイングで捌いてどんどん前に出て仕掛けていくような戦い方をしたほうが点を取りやすいと思います。
確かに丁度良い系のラケット

性能的には突出した部分は少なく、確かに丁度良いという表現がしっくりくるタイプのラケットだなと感じました。
飛びすぎることもなく、でも反発力はそれなりにあってスピードも出る、前作よりもプレイヤーの細かい意図に応えてくれるマニュアル感の強いラケットになってますね。
インプレ動画はこちら
相性の良いストリング(ガット)
今回はレーザーソフト(白)を張って使用しましたが、若干打ち応えが強くフレームの特性とちょっとチグハグな部分も感じました。
フレームの剛性は十分に高いので、やや柔らかさのあるポリエステルを合わせてあげたほうがラケットの良さを感じられるんじゃないかなと思います。
バボラのRPMチームは多角形ポリながら柔らかい打球感が特徴で、FIRE300の快適さとパワーと上手く引き上げることが出来ると思います。
プリンスのファントムタッチは快適な打球感と滑りの良さが魅力のポリで、FIRE300で快適かつパワフルにダブルスをプレーしたい!っていう時にフィットしてくれるはずです。
ライバル筆頭:ピュアドライブ
ライバルはピュアドライブをはじめとした黄金スペック全般。
FIRE300の特性や使い方を考えると一番のライバルになりそうなのはピュアドライブ。
どちらもフレームの剛性がしっかりしており、テンポの速い戦い方に相性が良いんですよね。
ピュアドライブの方がややシャフトがしなやか、FIRE300のほうが全体的に剛性感がある印象ですね。
【個人的評価】
テクニらしさが増した黄金スペック
やや影の薄かった感のあるTF-X1でしたが、FIREに名称変更しデザインもポップになるなど力の入ったフルモデルチェンジだと感じさせる今作。
TF-X1はコンフォート+パワーというある意味ではテクニらしからぬ感触だったんですが、今作はシンプルな打球感+マニュアル感が出てテクニらしさが増した黄金スペックになってますね。
これまでよりも存在感の増したシリーズにはなっていると思うのですが、一方でテクニらしくなった使用感なので「じゃあT-FIGHT300で良いか」って感じる部分も。
ここら辺がどういった着地点になるのかが今後の注目ポイントかなと思います。
発売日:2026年3月5日
FIRE300は2026年3月5日から発売開始となっています。
同時期に発売されるラケットバッグが非常に面白く、セミハードなタイプになっているのでラケットも保護しやすく自立しやすい仕様になってます。















