・D.メドベデフを調査!
・キャリアハイランク4位を記録
・ロシア人初W&Sオープン決勝進出
・2020ATP FINALS優勝!
サムネイル画像:”Australian Open 2020″ by RobPJKeating is licensed with CC BY 2.0. To view a copy of this license, visit https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/
メドベデフ(メドヴェデフ)ってどんな選手?
Embed from Getty Images年間のTOP8で争われるATP Finals。2020年大会を制したロシアのダニール・メドベデフ(メドヴェデフ/メドベージェフ)を徹底調査!
彼の戦績や、使用しているラケットやストリングについても情報をまとめました!
プロフィール:ダニール・メドベデフ
名前 Name | ダニール・メドベデフ Daniil Medvedev |
年齢 Age | 23 (1996.2.11) |
身長 Height | 198 cm |
体重 Weight | 83 kg |
利き手 Plays | 右 |
バックハンド Backhand | 両手打ち |
出生地 Birthplace | ロシア モスクワ Moscow , Russia |
居住地 Residence | モナコ モンテカルロ Monte Carlo , Monaco |
コーチ Coach | Gilles Cervara |
プロ転向 | 2014年 |
キャリアタイトル数 Career Titles | 20 |
サイズ・球威・機動力・戦術を持った選手!
198cmの長身から繰り出すサーブを軸に、そのサイズからは想像もつかないほどの機敏でタフなフットワーク、さらにボレーも出来る戦術眼も持ち合わせています。
テニスは6歳からスタート、ロシア語/英語/フランス語も話せる語学堪能ぶり。コンパクトなスイングに、首に巻きつけつような独特のフォロースルー。以前活躍した同じロシアのニコライ・ダビデンコにも近い雰囲気。
ちなみに、メドヴェデフとデルポトロは同じ身長。メドヴェデフのサイズ感、分かって頂けるかと。
主な戦績:2021全米優勝+ランキングNo.1
Embed from Getty Images・2021全米オープン優勝
・世界ランキング1位(2022年2月)
・2020ATP Finals 優勝 など
プロ転向は2014年で、2016年末には初のランキングTOP100を突破。
その後はしばらく50,60位台を行ったり来たりしますが、2018年はTOKYOを含む3大会に優勝しTOP20を突破。
2019年には4大会優勝、USオープンを含む5大会で準優勝と大躍進。キャリアハイのランキング4位を記録しました。
2020年前半は勢いが落ち着いたのか多少戦績が落ちた感じがありましたが、年末に調子を上げてMasters1000パリ、ATP FINALSを10連勝で締めくくりました。
ハードコートで好成績!戦術の多様さも武器
現在まで獲得したツアータイトル9個は全てハードコートでのもの。
コート後方に大きく下がってプレーするのがメインですが、相手や状況に合わせてフラットの強打や積極的なサーブ&ボレーなどを使う戦術はハードコートで最も効力を発揮しています。
使用しているラケット / ストリング
メドヴェデフの活躍を支えているアイテムたちについてチェック。
Embed from Getty Imagesラケット:テクニファイバー T-Fight 305
モデル名 Racket | テクニファイバー T-Fight 305 Isoflex |
フェイスサイズ Head size | 98 平方インチ |
重さ Unstrung Weight | 305 g |
バランス Balance | 325 mm |
フレーム厚 Thickness | 21.5 ~ 22.5 mm |
フレーム長 Length | 27 インチ |
ストリングパターン String Pattern | 18 x 19 |
2022年のシーズン途中にラケットをT-Fight305 Isoflexに変更したメドべデフ。
しかもペイントジョブではなく、現行の市販品をベースにカスタムされたものを使用している模様。
少し前まではDynacoreを使用してた?
いつもお世話になっているTennisnerdさんの記事によると、メドベデフが実際に使っていたラケットの中身は旧モデルであるT-Fight 305 Dynacore (2015年頃のモデル)ではないかとみられていました。
現行のT-Fight305は98平方インチですが、Dynacoreは95平方インチを採用。
この95平方インチに18×19のストリングパターンというのはあのジョコビッチと同じスペクになっています。
使用ストリング:レーザーソフト1.25(テクニファイバー)
・2023年シーズンに変更
・楽にパワーが出せるようになった
・テンションは大体いつも22kg(約48ポンド)
・時々縦21kg(46ポンド)、横22kg(48ポンド)
・5セットでも基本ラケットは変えない
2023年シーズンになりテクニファイバーのレーザーソフトへストリングを変更した模様。
以前のストリング:レーザーコード 1.25mm
ストリング名 String | テクニファイバー レーザーコード 1.25mm Tecnifibre Razor Code |
太さ Gauge | 1.20mm 1.25mm 1.30mm |
断面形状 Shape | 丸型 (モノフィラメント) Circle shape |
素材 Material | ポリエステル Polyester |
色 | カーボン ブルー ホワイト |
メドベデフが使用しているのはレーザーコードのホワイト。
わずかに柔らかさはあるものの、しっかりしたハリがあってパワーを伝えやすいのが特徴のストリングです。
振動止め:ビブラクリップを使用中
また振動止めもテクニファイバーの名品:ビブラクリップを使用。
重量増加を最小限に抑えつつ、適度に振動を抑えられるのが魅力のアイテムです。
日本では錦織選手が使うノド●んこ型振動止めがかなりの人気ですが、個人的にはヴィブラクリップの方がスマートで格好良いと思ます!!!
まとめ:NextGenからATPの頂点へ
Embed from Getty ImagesNextGenではズベレフ、チチパスなどが先立って活躍していましたが、現在ではメドベデフの方が戦績では上回る形となっています。
2019USで準優勝、2020ATP FINALS優勝と順調に戦績を向上させており、2021年はグランドスラム獲得が期待されます。
全豪・全米での活躍が予想されますが、BIG4やワウリンカ、ティエムやズベレフなど、混戦模様になって来た男子ツアーの中でしっかり勝ちきれるのかどうかが今後の注目ポイントとなります。