この記事では、ダニエル太郎(Taro Daniel)選手が実際に使用しているラケットやストリング、これまでのキャリアなどについて解説しています。
どんなラケットを使っているの?
どんなストリングを使っているの?
ダニエル太郎選手の使用ラケット:ピュアドライブ98
Embed from Getty Images2023年の全仏オープン時点で、ダニエル太郎選手が使用しているラケットはバボラ・ピュアドライブ98と思われます。
ピュアドライブ98と思われる最大のポイントは、フレームの先端部分のグロメットパーツが赤くなっているという点。
これまで旧型ピュアドライブをペイントジョブで使用していましたが、ピュアドライブ98になったことでより攻撃的なプレーにつなげるという意図があるのではないでしょうか。
3月のマイアミ・オープンなどの時点ではまだ赤グロメットではなかったので変更したのは春以降、まだ数か月しか経過していないのではないかと思われます。
少し小さめの面+RA73になったことで通常のピュアドライブ以上にスピード・推進力のあるボールを打ち込みやすくなったのがこのラケット。
ぜひお試しください。
2022以前のラケット:バボラ ピュアドライブを使用
ここからは2022年シーズン頃まで使用していたラケットの情報となります。
最新情報ではありませんが、時間が経っても振り返えることが出来るように残しています。
ダニエル太郎選手が使用しているラケットはバボラのピュアドライブ(PURE DRIVE)。
\\モンスター級の人気//
“黄金スペック”という性能バランス良い設計になっているラケットで、世界で一番売れているシリーズとなっています。
ダニエル選手が実際に使用しているのは旧型?
しかしそんなダニエル太郎選手のラケットを細かく観察すると、現在販売されているピュアドライブとはいくつか違いがありました!
(1)グロメットが山なりウーファータイプ
(2)グリップ上部にコアテックスが存在している
グロメットが山なりウーファータイプ
Advantage Daniel 🇯🇵
— #AusOpen (@AustralianOpen) January 20, 2022
The qualifier takes the opening set against Andy Murray on John Cain Arena, 6-4.#AusOpen • #AO2022 pic.twitter.com/w7KY4AiBtA
写真を見るとフレームサイドのグロメット部分(ストリングが通る黒い樹脂パーツ)が、山なりにもっこりしているのが分かります。
現行(2020モデル)と旧型(2018モデル)はストリング内蔵型グロメットが採用されていて、外からはストリングがほとんど見えない構造になっています。
明らかにダニエル太郎選手のラケットとは違う事が分かりますね!
コアテックスがグリップ上部についてる
Embed from Getty Images写真を拡大すると、(塗装で分かりづらくしてありますが)グリップの上部に台形のコアテックスというのが付いているのが分かります。
この構造が採用されていたのは2012年モデルと2015年モデルの2つ。
なお2020/2018年モデルに、この構造はありません。
バンパーの特徴から、2012年モデルの可能性大
コアテックスの構造から2012年or2015年モデルの2つのうち、どちらかをペイントジョブ(販売中の製品と同じ塗装を施す事)をして使用していると思われます。
Embed from Getty Images写真を見るとバンパー(フレームを保護する部品)に穴が空いており、フレームの水色が見える形状になっています。
このバンパーは2012年モデルに使用されていたもの。
この事から、ダニエル太郎選手が実際に使うラケットはピュアドライブ2012年モデルの可能性が高いと思われます。
ストリング:バボラ RPM POWER(パワー)
Embed from Getty Imagesストリングはバボラのポリエステルストリング:RPM POWER(アールピーエム・パワー)を使用。
ブロンズカラーが特徴的なこのRPMパワー。
同じピュアドライブを使っている杉田祐一選手もRPMパワー(ハイブリッド)にスイッチしており、ピュアドライブとの相性は良いストリング!
ティエムもダニエル選手と同じくRPMパワーを使用しています。
2023年追記:社外製のストリングの可能性も?
2023年シーズンはラケットも変わったこともあってか、ストリングもブロンズではなく縦横真っ黒になったように見えます。
バボラならRPMブラストが筆頭候補になると思いますが、もしかすると社外製のストリングを使用し始めた可能性もあるのではと推察しています。
振動止めはトアルソン・イオミックショックレス
Embed from Getty Images振動止めはバボラのドーナツタイプを使用されていましたが、現在はトアルソンのイオミックショックレスに変わっています。
シューズ:MIZUNO(ミズノ)
Embed from Getty Images2021年頃からシューズはMIZUNO(ミズノ)を使用しています。
2022全豪オープンで着用しているシューズは、ミズノのウエーブエクシードツアー4です。
2020年シーズンまではDIADORA(ディアドラ)を使用していましたが、ウェアも含めてミズノに変わったみたいですね!
ウェア:MIZUNO(ミズノ)
Embed from Getty Imagesウェアは2018~2021年頃までオークリー(OAKLEY)を着用していましたが、現在はミズノ製品を着用しています。
シンプルながら日本のテイストも感じさせる1枚になっています。
ダニエル太郎(Daniel Taro)選手のプロフィール
Embed from Getty Images日本を代表する男子プレイヤーの1人:ダニエル太郎選手。
名前 Name | ダニエル太郎 Taro Daniel |
年齢 Age | 28 (1993.1.27) |
身長 Height | 191 cm |
体重 Weight | 80 kg |
利き手 Plays | 右 Right-handed |
バックハンド Backhand | 両手打ち Two-handed |
出生地 Birthplace | アメリカ ニューヨーク |
居住地 Residence | アメリカ フロリダ州 ブラデントン |
コーチ Coach | Sven Groeneveld |
キャリアハイランキング Career High Ranking | 64 (2018.8.27) |
通算タイトル数 Career Titles | 1 <2018> Istanbul (Clay) |
公式Twitter:https://twitter.com/tarodaniel93
公式Instagram:https://www.instagram.com/tarodaniel/?hl=ja
190cm超の体格+スペイン仕込みのストローク力
アメリカ人の父、日本人の母の間に生まれ、14歳の頃にスペインのバレンシアに移住し、アカデミーでその実力を磨きました。
現在の居住地は錦織選手と同じフロリダ。
(IMGアカデミーがあるエリアだそうです。)
190cmを超える長身、スペインで鍛えられたストロークが武器となっています。
Embed from Getty Images2018年にはインディアンウェルズで予選+本戦1回戦突破、2回戦ではノバク・ジョコビッチを撃破するという快挙を成し遂げました!
Embed from Getty Imagesそして2022年の全豪オープンではアンディ・マレーも撃破しています。
ダニエル太郎選手:まとめ
・ダニエル太郎選手は190cm超の長身
・スペイン仕込みのストローク力
・バボラ ピュアドライブ使用
・旧型ペイントジョブの可能性大
・ストリングはバボラRPMパワー
・シューズ/ウェアはMIZUNO