どうも、なかなか2022年モデルのインプレが追いつかずにいるコトウダマサト(@advntg_kotodama)です。
今回インプレするのは、高品質な素材、こだわりの製法、独自の設計など、他ブランドにはない個性を放つテニスラケット。
その名も『スノワート グリンタ100ツアー』です!
マイルドな打球感+優れた減衰性を持ち、スイングに対して素直に反応してくれる癖のない性能を持ったラケットに仕上がっています!
圧倒的なパワーやスピン性能などの尖った部分はありませんが、腕や身体に優しいフィーリングを残しつつもしっかり打っていけるラケットとしては非常に高いレベルでまとめられています!
メリット | デメリット |
・クセの少ない使用感 ・衝撃が抑えられてる ・素早い減衰性能 ・フラット系の精度 |
・打感が若干不鮮明 ・意外とパワー控えめ ・球の引っかかり弱い |
この記事では『SNAUWAERT GRINTA100 TOUR』を徹底的に解説させて頂きます!
・マイルドな打感が好き
・こだわりの製品を使いたい
・人とは違うモノがスキ
・フラット系で組み立てたい
・振動止めをつけたくない
スノワート グリンタ100ツアー
(SNAUWAERT GRINTA100TOUR)
1928年創業のスノワートは、ウッドラケット時代に高いシェアを誇った老舗ブランド。
カーボンラケットへの移行に伴い、市場から撤退をしていましたが・・・2015年頃に復活を遂げました。
そのスノワートのラインナップの中でも、しっかり打っていく競技者向けのスペックとして用意されているのがこのグリンタ100ツアーになります。
デザイン・塗装は手が込んでおり、ラメっぽさや細かい柄などが取り入れられています。
そしてスノワートラケットのグリップエンドは、ユニークなデザインになっています。
※フタは開かないようなので、センサー取り付け、シリコン注入によるウェイトチューンは不向きかもしれません。
グリンタ100ツアーのスペック/仕様
モデル名 | SNAUWAERT GRINTA100TOUR |
フェイス サイズ | 100平方インチ |
重量 | 305g |
バランス | 315mm |
スイング ウェイト | 285 |
フレーム厚 | 22-23.7-23 |
ストリング パターン | 16×19 |
グリップサイズ | 2,3 |
100平方インチのフェイスに305g/315mmの重量バランスを採用。
グリンタ100無印とは若干仕様が異なっており、横糸が1本多い16×19のパターンに変わっています。
またフレームサイドもSGT(スカーレット・グロメット・テクノロジー)は搭載されておらず、よりダイレクト感が強まる通常のグロメットになっています。
フレームの厚さを計測してみたところ、全体的にかなり緩いテーパーになっていて、シャフト中央とトップ部分が薄くなっています。
独特なフェイス形状+フレーム形状
フェイス形状は上下に尖ったような丸型。
最近の丸型ラケットといえばグラビティやBLADE100、ファントムなどが挙げられますが、それらと比べたらかなり特殊な丸型と言えますね。
グリンタ100ツアーの性能をインプレ!
トップスピン
スライス
ボレー
サーブ(スピード)
サーブ(回転系)
振り抜き
取り回し
グリンタ100ツアーを一言で表すなら、『腕には優しめ・性能的には尖ったところがない』って感じでした!
(今回使用しているストリングは、スノワート・サニーコア)
打球感:クセがなく振動が少ない
フレーム自体はしっかりしていますが打球感はかなりあっさりしていて、衝撃や手に残る振動も少なめ。
手応えも軽めなので、『しっかり打ちたいけど腕の負担は減らしたい』という人と相性は良さそう!
振動止めをつけるとミュートが効きすぎて(笑)、インパクトが不鮮明になるので装着はあまりオススメしません。
性能:バランスの優れた性能
グリンタ100ツアーは全体の性能バランスが良く、フラット系からドライブ系まで打ち分けやすいラケットになっています。
反発力やボールの引っかかりは強くはないので強いスピンには向きませんが、後ろから前に真っ直ぐ打ちぬくようにすると高いコントロール性を発揮。
そんな使い方とフィットしそう!
メリット・デメリットまとめ!
・手に残る振動は少なめ
・コントロールはしやすい
・バランスが良くクセは少ない
・腕にも比較的優しそう
・引っかかりは弱め
・反発力は少ない
・打感が若干不鮮明
グリンタ100ツアー:みんなの感想/口コミ
今回は同世代の男性プレイヤー2人もインプレして頂きました!
普段はピュアアエロを使っているがたっく氏ですが、グリンタ100TOURだとショットが安定してまとまっていた印象!
しつこく繋ぐシングルスとかではラケットの良さが光りそう!
打感は軽いし、振動も少ないんだけど、手に伝わってくる情報も少ない(笑)
スライスが伸びなかったかも。
普段はVCP100やCX400TOURなどを使って、厚いグリップでストロークを打ち込むずぉさん。
打感の軽さ、スピンの掛かりにくさなどもあって、正直グリンタは好きじゃなさそうでした。
グリンタ100ツアーと他製品を比較!
GRINTA100TOURのライバル
・BOOM MP
・Ki Q+5
・TR500
・CX200OS など
ライバルとしてあげられるのはマイルドな打球感と高い減衰性を持っているラケット群ですね。
ライバル製品との比較一覧
モデル名 | GR 100 TR | BM MP | KI Q5 | TR 500 |
---|---|---|---|---|
球威 | △ | ◯ | ◎ | × |
しなり | △ | ◯ | △ | ◎ |
操作性 | ◯ | ◯ | △ | ◎ |
振り抜き | △ | △ | ◯ | ◯ |
スピン | × | △ | ◯ | × |
ドライブ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
スライス | ◎ | △ | ◯ | ◯ |
食いつき | △ | ◎ | △ | ◎ |
減衰性 | ◎ | △ | ◯ | ◎ |
疲れにくさ | ◯ | △ | ◯ | △ |
GR100TR = グリンタ100ツアー
BM MP = ブーンMP (HEAD)
Ki Q5 = KiQ+5 ver.21(PROKENNEX)
TR500 = TR500 (ARTENGO)
ライバルと比較すると、グリンタ100ツアーはフレームはしっかりしていているのにも関わらず減衰性が高い点が大きな特徴。
しっかり厚い当たりで捉えつつも快適性を犠牲にしたくない、そんなプレイヤーにオススメできます!
BOOM MPはしなりやたわみによる食いつきがあり、グリンタよりもボールとの接触時間が長く感じられます。
メタルサンドを内蔵することで衝撃緩和、高い面安定性、腕への負担軽減などを実現しているのがKiシリーズの特徴。
グリンタよりも更に負担軽減を求めている人にオススメ!
低価格ながら高い減衰性を実現しているのがこのアルテンゴ・TR500。
軽量・トップライトなので、しっかり加重しながら自分好みに育てていくのも面白い1本です。
グリンタ100ツアー:まとめ
・手に残る振動は少ない
・フラット〜ドライブ系
・打ち込みつつも腕の負担減
・尖ったところがないツアー系
・スノワートの中ではクセ少ない