どうも、ヨネックスラケットに片思い中のコトウダマサト(@advntg_kotodama)です。
今シーズンも好調を維持しているキャスパー・ルード選手などが使用する新型EZONE100(2022年モデル)をインプレッション!

柔らかさとスピードボールの両立を目指してモデルチェンジした新型EZONE100は、スッキリとした弾きによるパワフルさが魅力の1本に仕上がっています!
打球感の硬い・柔らかいは意見が分かれているものの、パワーのある黄金スペックとして非常に高い完成度を誇るのがEZONE100(2022)です!

メリット | デメリット |
・弾きによるパワー ・スピードボール ・カンカンしない打球感 ・高い完成度/バランス |
・意見の分かれる打感 ・個性は薄れたかも |
この記事では『ヨネックス・イーゾーン100(2022)』を徹底的に解説させて頂きます!
・スピードボールを打ち込みたい
・ラケットパワーを活かしたい
・単複両方プレーする
・速いテンポでプレーしたい
YONEX EZONE100 2022
(ヨネックス・イーゾーン100)

前作2020年モデルから非常に高い人気をキープし続けているYONEX EZONE100。

今作でも弾きによるパワフルさと、黄金スペックとしては柔らかいフィーリングを実現しているのが魅力の1本です。
Embed from Getty Imagesキャスパー・ルード
ベリンダ・ベンチッチ
ソラナ・シルステア
マルケタ・ボンドルソワなど
男子ではルード、女子ではベンチッチなど、安定したストロークをベースにラリーを組み立ててポイントを奪う選手に多く愛用されています。
EZONE100(2022)のスペック/仕様
モデル名 | YONEX EZONE100 2022 |
フェイス サイズ | 100平方インチ |
重量 | 300g |
バランス | 320mm |
フレーム厚 | Max 26.5mm min 22.5mm |
ストリング パターン | 16×19 |
グリップサイズ | 1,2,3 |
発売 | 2022年1月下旬 |
価格 | ¥36,300 |

新型の外観的な特徴のひとつに、剣先に凸部分(出っ張り)が加えられたことでしょう。
これにより厚みがアップ→シャフト周辺の剛性を高めています。
EZONE100(2022)の性能をインプレ!

トップスピン
スライス
ボレー
サーブ(スピード)
サーブ(回転系)
振り抜き
取り回し
打球感:スッキリとした弾きのフィーリング
ポリツアープロを張ったもの、レクシスフィールを張ったものの両方を打ちましたが、どちらも鋭い弾きによるパワーを感じることが出来ました!
手応えは軽めで打ち抜きやすく、スピードを出しやすいフィーリングに仕上がっています。
ピュアドラ、FX500、BEAST100などの”純”黄金スペックと比べると、若干ですがカンカンする感じが抑えられていました!
性能:反発力でスピードを出しやすいラケット
性能的にはラケットパワーを活かしたスピードボールを”楽に”打ち込み続けることができるのが魅力ですね!
弾道を若干低めに抑えて、気持ちよく振り抜くと想像以上に速いボールが飛んで行ってくれます!
良い意味でプレイヤーの技量を素直に反映してくれるラケットだと思います!
テンポの速いプレーからスピンボールまで幅広く対応
基本的にはスピードのあるサーブやストロークで組み立て、スキをみてボレーで仕留めるスタイルとの相性がいいですね。
スピンも掛けようと思えば十分掛かるので、コート全域でスキの少ないラケットですね。
ただラケット自体が勝手に何かをしてくれる感じは少ないので、やはりプレイヤー次第な感じはあるかなと・・・
EZONE100(2022)のメリット・デメリット

・弾きによるパワフルさ
・スピードが出しやすい
・速いテンポに対応しやすい
・カンカンしない打感
・割とプレイヤー次第な1本
・硬い/柔らかいの意見分かれてる
・個性は控えめ
EZONE100(2022)とライバルを比較!

<EZONE100のライバル製品>
・バボラ ピュアドライブ
・ダンロップ FX500
・プリンス BEAST100
・ダイアデム NOVA100など
他社・ライバル製品との比較一覧
モデル名 | EZ 100 | PD | FX 500 | BST 100 | NV 100 |
---|---|---|---|---|---|
球威 | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | △ |
しなり | △ | × | × | × | △ |
操作性 | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ |
振り抜き | △ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
スピン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ドライブ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ |
スライス | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
食いつき | △ | △ | △ | ◯ | ◯ |
疲れにくさ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
歴代のEZONE100は黄金スペックとしては若干スリムなシャフトを持っていて、フィーリングの面でもそれが差を生んでいました。
しかし今作は若干フレーム厚が増したこともあってか、ピュアドラ・FX500・BEAST100のような“純”黄金スペックに近い使い方が出来るラケットになったように感じました。
NOVA100だけは若干パワーが控えめで、EZONE100だとパワフルすぎてピーキー・・・と感じる人にはオススメ。
・スピードボールを打ち込めるEZONE100
・回転と速度を最大化するピュアドラ
・振り切りやすいフィーリングのFX500
・弾きで気持ちよく打てるBEAST100
・落ち着いた使用感のNOVA100
ライバルラケットとの選び分けをするとしたらこんな感じですね!
VCORE・VCORE PROとの選び分け方は?
フェイスサイズや重量・バランスなど、スペック的には共通点が非常に多いYONEXの100平方インチラケット3機種。

アドブロなりに比較・違いをまとめてると上図の通り。
EZONE100は反発力が強く楽にスピードが出せるのが魅力で、低めの弾道で打ち込むのに適した1本。
VCORE100は硬めの打球感で最も打ちごたえが強く、力強いボールを打ち込みやすい仕様になっています。
VCORE PRO100は最も打球感が柔らかく、ボールをしっかり掴むことでコントロールしやすなった最新モデル。
このようにスペックは近いのですが、特性・特徴はキレイに分かれているのです!
過去のEZONE100のインプレはこちら!
YONEX EZONE100(2022):まとめ

・スピードボールが打ちやすい
・速いテンポにも対応しやすい
・打感の変化は意見が分かれてる
・単複両方プレーしやすい1本
・やはり今回も人気のシリーズ