30代になってようやくスピンの掛け方が少しだけ分かってきたコトウダマサト(@advntg_kotodama)です。
今回は”実は大きく刷新されてる”ダンロップの新型テニスラケット、「DUNLOP SX300」をインプレッション!
高弾道ショットが非常に打ちやすくなり、”王道スピンコンセプトラケット“として広くオススメできるラケットになっています!
メリット | デメリット |
・パワーによる飛距離 ・高弾道が打ちやすい ・引っかかりが改善 ・レスポンスが向上 |
・しなり感は減少 ・しっとり感は少ない |
この記事では『ダンロップ SX300(2022)』を徹底的に解説させて頂きます!
・高弾道も使いたい
・ラケットに飛びが欲しい
・ストローク力をUPさせたい
・スピン系を強化したい
DUNLOP SX300(2022)をインプレ!
2022年1月に発売開始となったダンロップの新型SXシリーズ。
デザインも一新され、黄色をベースに黒が差し色となっています。
フレームの黒い部分は、近くでよーく見てみると渦巻き状?縞模様?になっています。
シャフト部分V字状の溝は受け継がれていますが、前作よりも滑らかになっていることで手を添えた時のフィーリングも改善!
(特に片手BHの人は嬉しい変更点ですね!)
SX300(2022)のスペック/仕様
モデル名 | ダンロップ SX300 |
フェイス サイズ | 100平方インチ |
重量 | 300g |
バランス | 320mm |
長さ | 27インチ |
スイング ウェイト | – |
フレーム厚 | Max 26mm min 23mm |
フレックス | RA68 |
ストリング パターン | 16×19 |
グリップサイズ | 1,2,3 |
発売予定 | 2022年1月 |
価格 | 36,300円 |
SX300シリーズの特徴やスペック一覧はこちらの記事からご確認頂けます。
ダンロップのスピンコンセプトモデル=SX300
ダンロップの考えるゲームの3要素(パワー/スピン/コントロール)の中で、スピン性能を強化したモデルがこのSX300。
最大26mmのフレーム、300g/320mmのスペックはいわゆる黄金スペックにカテゴライズされ、パワフルなスピンボールを生み出すための設計となっています。
グロメットはストリングの可動域を広げつつも、動く方向をコントロールすることでボールの弾道を補正・最適化させるようになっています。
DUNLOP SX300(2022)をインプレッション!
トップスピン
スライス
ボレー
サーブ(スピード)
サーブ(回転系)
振り抜き
取り回し
ストリングはEXPLOSIVE BITEを使用
打球感:ストリングの動きで食いつきが向上
打球感は”硬くはない“という印象でした!
いわゆる”黄金スペック”ということから硬い打球感をイメージしている人もいるかもしれませんが、 ピッチが広がったこともあってかストリングが食いつきを生み出してくれます。
フレーム自体はほんのりしなってるかも?っという感じで、比較的レスポンス・球離れは良く感じました!
性能:十分なパワーをスピンで制御するイメージ!
26mm厚のフレームはパワーがしっかり出るので、プレイヤー側は「スピンを掛けて制御するだけ!」っていう感覚で使うことができました!
ストリングピッチは非常に広く(※CX/FXと比べると圧倒的な差)、ボールを引っ掛けるようにしてスピンを掛けられるのでかなり扱いやすいです!
300g/320mmは取り回しも優れており、ストロークはもちろんボレーやサーブでも問題なく操作することが出来ます。
前作SX300よりも相当スピンかけやすくなりました。
【DUNLOP試打会ハイライト】
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) May 8, 2022
色んな人と色んなラケットを使って打たせて頂きました!😚
正直前作SXは好きじゃなかった男ですが(笑)、今作はピッチの広さやグロメットが変化したことでより自然にスピンが掛かるようになったと思います!
ラケット自体が弾道を上げてくれるので丸ポリでも全然行ける! pic.twitter.com/obklUnSp3n
前作SX300はしなりが大きい+ピッチが狭かったため、プレイヤー側が速いスイングでボールを食いつかせてからスピンをかける・・・「スピンかけるハードル高くない!?笑」と感じる場面が多かったのですが、2022年モデルでは大幅に改善されてます。
SX300(2022)と他社ライバルラケット比較!
<SX300のライバル>
・ピュアアエロ
・VCORE100
・EXTREME MPなど
ピュアアエロやVCORE100と比較するとこんな感じ!
モデル名 | SX 300 | PA | VC |
---|---|---|---|
球威 | ◯ | ◯ | ◯ |
しなり | △ | × | × |
食いつき | ◯ | △ | △ |
操作性 | ◯ | ◯ | ◯ |
振り抜き | △ | △ | ◯ |
スピン | ◎ | ◯ | ◯ |
ドライブ | ◯ | ◯ | ◎ |
スライス | △ | ◯ | △ |
高弾道 | ◎ | △ | △ |
疲れにくさ | ◯ | △ | ◯ |
ライバルのスピン系ラケット2本と比較すると、SX300(2022)の大きなメリットは弾道の上げやすさ・引っかかりの良さですね!
フレームの持つパワー自体は概ね3本とも近いゾーンにありますが、SX300はそのパワーを高い弾道やスピン量に変換しやすいモデルだと思います!
ピュアアエロはフレームのかっちり感が強めで、スピードを出す中にスピンを加えていくイメージで・・・意外とピーキーな印象もあり、結構使い手を選ぶ印象があります。
VCORE100も基本的にはピュアアエロに近い使い方のラケットですが、アイソメトリック特有のスイートエリアの広さ・打球感を付加したものと考えるといいと思います。
SX300とSX300TOUR、どっちを買うべき?
[DUNLOP SX300シリーズ]
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) May 7, 2022
本日はダンロップさんの試打会にお邪魔してまいりました!🎾
Twitterテニス界では非常に良く見かける新型SX。
個人的なお気に入りはSX300LS(285g)!
広くなったピッチで引っかかりが良く、LSだとヘッド速度が上げやすくスピン系の恩恵が最大化!💪https://t.co/ObNSKnuVDo pic.twitter.com/41mai6KYWM
『SX300TOURとSX300のどっちにしようか?』と迷っているひとは結構いるのではないでしょうか。
個人的な結論から言わせて頂きますと、迷ったらSX300の方が無難と考えてます。
なぜかと言えば、SX300の方がスピンコンセプトの恩恵を感じやすいからですね。
スピンをかければかけるほど推進力は小さくなってしまうのですが、SX300はラケットが持つ反発力でロスを補ってくれます。
TOURにはSX300ほどは助けてくれないので・・・自前のパワーでなんとか出来る人向けかと思いますね!
DUNLOP SX300(2022):インプレまとめ
・ストリングがよく動く、たわむ
・打球感は硬くはない
・前作とは若干異なる使用感
・高い弾道と実現する引っかかり
・王道スピン系ラケットです!