・細ゲージでもハードヒッター向け
・引っかかりと食いつきがアップ
・ホールド感のあるハイブリッド
今回はトアルソンの新コンセプト・シリーズである『ツアーコンボ(TOUR COMBO)』をインプレッション。
横糸を細いゲージにすることによって、ストリングの動きや性能をより効率的に引き出すことが出来るハイブリッド!
こういう人にオススメ |
ハードヒッター ストローカー 30代以下の男性 安心して振り抜きたい人 |
こういう人には不向き |
ディフェンシブ/カウンター 反発力を求める人 |
この記事では『TOALSON TOUR COMBO』を徹底的に解説させて頂きます!
トアルソン ツアーコンボ
(TOALSON TOUR COMBO)
縦糸にHDアスタポリ1.25mm、横糸に同じくHDアスタポリ1.19mmを組み合わせたハイブリッドがトアルソン・ツアーコンボ。
【TOUR COMBO】ツアーコンボ
https://store.toalson-sports.com/items/73916281
トータルバランスに優れたハードヒッター向け
マイルドながら芯のある打ちごたえが特徴のHDアスタポリを異なるゲージでハイブリッドしたことで、ハードヒッターのパワーに耐えうるタフさを持ちつつもスピン性能などを引き上げたのがこのツアーコンボの特徴。
内山靖崇選手、田口良太郎選手などプロも使用中!
ちなみに…
— TOALSON_official (@toalsonofficial) April 28, 2023
ツアーコンボ:内山靖崇選手( @yasutaka0805 )、田口涼太郎選手
スピードコンボ:松田龍樹選手
と、プロ選手にも使用いただいております!
反発特性の異なる2種のストリングを使用することで、最大限までプレイヤーの良さを引き出すことを狙った新商品です。
ぜひお試しください! pic.twitter.com/OCA5ZFxIaF
このツアーコンボ、1.19mmという細いゲージが組み合わされているにも関わらず、内山プロをはじめとした男子テニス選手にも支持されています。
このことからも相当なハードヒッターにも対応出来るストリングであることが分かりますね!
スペック/仕様
製品名 | ツアーコンボ |
素材 | HDポリエステル |
断面形状 | 丸 |
太さ | メイン:1.25mm クロス:1.19mm |
色 | ブラック |
価格 | 税込3,080円 |
発売日 | 2023年 4月28日 |
メインに1.25mm、クロスに1.19mmと異なる太さを1つのパッケージに梱包した形になっています。
異素材ハイブリッドを1パッケージにまとめた製品はありましたが、同じ製品の異ゲージをまとめたのは業界初なのでは。
特徴・テクノロジー
COMBO SERIES【コンボ・シリーズ】
https://store.toalson-sports.com/items/73916281
反発特性の異なる2種類のストリングを使用し、クロスストリングにメインストリングより細いゲージを使う事でストリングの相乗効果が増し、試合に勝つために必要な新しい打球感と安定性、スピン力を提供します。
横糸に細いゲージを組み合わせることでストリングのたわみが増加、スナップバックも増加し、ストリングが持つ性能をより効率的に引き出すというコンセプトになっています。
ツアーコンボをインプレ・評価
パワー 飛び | 0 |
トップスピン | +1 |
スライス | 0 |
打感の柔らかさ | +1 |
飛び/反発力 | 0 |
打ちごたえ | +1 |
滑り | -1 |
引っかかり | +1 |
快適性 | 0 |
耐久性 | +1 |
コスパ | 0 |
1.25mmの単張りよりも食いつきや引っかかりが向上しており、打ちごたえを残しつつもスピンの効いたショットを打ち込みやすくなっています。
打球感:柔らかめなのに打ちごたえがある
HDアスタポリが持っているマイルドだけど芯のある打ちごたえは残っていて、ツアーコンボになっても1.19mmという細ゲージが入っているとは思えないくらいの打ちごたえがあります。
ただ1.25mm単張りと違って感じたのは、スイートエリアを外し気味に打った時にツアーコンボの方が助けてくれる感覚はありました。
ポリの1.20mm単張りにするとかなり軽快な打感になり球離れも早く感じるのですが、ツアーコンボは細ゲージらしさは抑えられていると言えます。
性能:引っかかりが良くスピンが打ちやすい
打球感的には食いつきと引っかかりがアップ、その結果としてスピンの効いたショットがより打ちやすくなったと思います。
押し込むようなスピン、擦り上げるような高弾道ショットにも対応しやすくなっていて、特にストローク主体で戦う人にはフィットしそうな性能になっています。
表面の滑りはあまりよくないので性能(スナップバック)を引き出すにはスイングスピードが必要になりますが、一方で耐久性やブレの少ないコントロールという面ではプラスに作用しているように感じました。
メリット / デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
食いつきのある打感 引っかかりがアップ 打ちごたえは十分 耐久性・コントロール | 反発や滑りは少ない 手応えは重め |
こんなラケットにオススメ
今回はEZONE98Lとファントムグラファイト97(315g)の2つに張ってテストをしてきました。
感触としてはグラファイトのしなやかさ、しっとりとした打球感との相性が良く感じました。
比較的ドライな打球感のEZONE98Lにはイマイチ合わなくて、打球感の重さの割にショットが伸びなくて苦戦しました。
ラケット:ちょっと硬めのパワーのあるラケット
フィーリング的にはしなやか系ラケットに合わせたいのですが、その場合プレイヤーに求められるフィジカルレベルはかなり高めになってきます。
なので現実的に考えるのであればパワーがあるラケット、特に剛性があってちょっと硬めの打球感のラケットとかの方が相性は良いかもしれません。
ピュアドライブやブラックアウトなど、いわゆる黄金スペックのようなラケットだと合わせやすいのではないでしょうか。
トアルソン・ツアーコンボ:まとめ
・横糸に細ゲージを組み合わせ
・柔らかめなのに打ちごたえあり
・1.19mmでもハードヒッター向け
・引っかかりと食いつきが向上
・パワーのあるラケットに!
アドブロ (コトウダマサト/TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年
・オールコートプレイヤー(自称)
・EZONE98L/BLACKOUT285
・ラケット累計100本以上テスト
・ストリングは200種類以上テスト
アドブロの詳しいプロフィール