01-ラケットインプレ

ヘッド・ブーンプロ(2024)はハードスペックだけどオールラウンドなテニスラケット。HEAD BOOM PRO / インプレッション・評価

head boom pro 2024 review / impressions
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HEAD BOOM PRO (2024)

ヘッド・ブーンプロ2024年モデルのインプレ・感想・評価・レビュー

今回は2024年にモデルチェンジが行われたヘッド・ブーンプロ(2024)をインプレッション。

ヘッド・ブーンプロ2024年モデルのインプレ・感想・評価・レビュー

ブーンらしいミント色は継承しつつも、前作よりも黒色が増えたことで男性が使っても違和感のないデザインになりました。

ヘッド・ブーンプロ2024年モデルのインプレ・感想・評価・レビュー

現行はMPをマイラケ候補として使っていた時期がありましたが、PROをしっかり使うのは初めて。

ヘッド・ブーンプロ2024年モデルのインプレ・感想・評価・レビュー

他シリーズ同様、オーセチック2.0(AUXETIC2.0)が搭載されたのが大きな変更点となっています。

スペック

モデル名BOOM PRO
2024
フェイス
サイズ
98 inch2
(630cm2)
重量310g
バランス310mm
フレーム
厚さ
22mm
長さ27 inch
ストリング
パターン
縦16本
横19本
CPI400
発売予定2024年
3月
価格税込
40,700
ヘッド・ブーンプロ2024年モデルのインプレ・感想・評価・レビュー

CPI400はラジカルMPグラビティMPエクストリームプロプレステージMPと同じ数値ですね。

TennisWarehouseのデータによるとRA値は64と標準的ですが、BOOM MPのRA62よりも若干ですが高めの数値になっています。

スイングウェイトはStrungでSW317なので(※フレームのみだと推定290弱)、RA値同様標準的で使いやすそうですね。

ちなみに同じ310g/310mmのスピードプロはSW333なのでかなり高い数値になっています。

【打球感】
ほど良い柔らかさ・手応えがある

ヘッド・ブーンプロ2024年モデルのインプレ・感想・評価・レビュー

ホークタッチを張ったものを打ちましたが、ほど良い柔らかさとほど良い手応えが特徴ですね。

正直言えばあまり特徴のない打球感と言った感じでした笑

スピードプロのような凄いしなやかさではないですし、かと言ってエクストリームプロのようなカッチリ感もないですし、なんというか良くも悪くもすごく普通。

オーセチック2.0世代に共通するマイルドさは十分ありますし、重みで飛ばせるのでプレステージとかよりは楽に打てるかなと思いますね。

不思議と中空感のあるフィーリング

ただ打っていて不思議と中空っぽさを感じたんですよね。

310gのラケットと言えば大体が中身の詰まった感じ、重厚感のあるフィーリングのものが多いと思うんですが、このブーンプロはなんとも言えない中空感・空洞感がありました。

ブーンMPにも中空感はありますが、軽く飛ぶ感触とマッチしているので気にならなかったんですよね。

そこそこ手応えのあるしっとり寄りの打球感なのに中空感もある独特なフィーリングでしたね。(※決して不快なワケではないのですが)

ただ97平方インチの薄ラケとかと比べたらこの中空感のおかげで楽に打てる、というメリットにもなっている気はします。

【性能】
楽ではないがオールラウンド

ヘッド・ブーンプロ2024年モデルのインプレ・感想・評価・レビュー

このブーンプロの使用感や性能を端的に表すなら楽ではないけどオールラウンドっていう感じですね。

操作性は悪くはないものの310gという重さを制御する必要はありますし、アシストやサポートも最低限。

その代わりにプレイヤーのやりたいことを素直に反映させやすく、一定レベル以上のプレイヤーが使えばストロークからボレーまでスキのない展開が可能。

プレイヤー側のジャマをしない、そんな奥ゆかしさみたいなものを感じました。

若干の弾き感もある

ストロークでは乗り感が強いブーンプロですが、ボレーなどコンパクトなスイングだと意外と弾いて飛ばすような感触がありました。

面98でストリングがたわみすぎない、RA64でMPよりも高めっていうのがその要因なのかなと思います。

ストロークでハードヒットして相手を追い込みパンチのあるボレーでしっかり決め切る、そんな展開がしやすそう。

【ライバル】
面97のモデルと比較するのが自然

ブーンプロは他社の98平方インチと比べえるとややハードスペックな感じが強く、逆に97平方インチのモデルと比べると優しくてサポートのあるラケットっていう立ち位置だと思いますね。

なのでライバルとしてはピュアストライク97パーセプト97ファントムグラファイト97などになってくると考えています。

ピュアスト97よりはスピン系が打ちやすく、パーセプト97よりはホールド感を得やすい、グラファイト97よりはスピードを出しやすいという感じですね。

【セッティング】
柔らかめのポリがよさそう

ブーンプロはフレーム自体に変な味付けはないので、プレイヤー側の好きなフィーリングに寄せるセッティングでOKだと思いますね。

個人的にはやや柔らかさを出しつつオールラウンドに使えるように無難なG-TOUR3から試したいかなと。

もしももう少しシャープさ、スピード感が欲しいと思ったらプリンスのツアーXT18も面白そう。

【アドブロ的総評】
評価しにくいテニスラケット

今回ブーンプロを味見させてもらいましたが、正直評価が難しいラケットだなと感じましたね。

決して使いにくいラケットではないしオールラウンドに対応できる性能はあるのですが、逆にこれと言って目立つ部分もなくインプレがしにくい(笑)

「BOOM良いけどMPじゃ少し物足りない」ってなった時に、プロだとMPとの乖離が大きすぎて地続きな感じがしないので選択肢に入れにくいってのもBOOMシリーズの問題点な気がしますね。

前記の通り98平方インチの中ではハードル高め、97平方インチのモデルと比べると優しいっていうのがブーンプロの立ち位置だと思います。

尖ったモデルじゃないけどニッチなポジション、そんなラケットでした。

まとめ:ヘッド・ブーンプロ2024


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テニス系ブロガー
アドブロ (コトウダマサト/TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年

・オールコートプレイヤー(自称)
・EZONE100(2025)使用中
・ラケット購入本数110本以上
・ラケット累計200本以上テスト

・ストリングは300パターン以上テスト
アドブロの詳しいプロフィール

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