・これまでにないカラーに進化
・重さとレスポンスによるパワー
・上級者向けのテイスト
・フラット+ライジングと相性◎
ウイルソンの中でも長い歴史を持つプロスタッフの最新作である『ウイルソン・プロスタッフ97 v14.0 (Wilson PROSTAFF97 v14)』をインプレッション!
こんな人にオススメ |
ライジングでテンポを速めたい人 フラット主体で攻めたい人 スライスやボレーも大切にしたい人 歴代プロスタッフをコンプしてる人 |
メリット・デメリット |
○ 重みと剛性が生むレスポンス ○ 若干しっとりした打球感 ○ インパクトでブレない × 色は好みが分れる × v13でも良いかもしれない |
この記事では『Wilson PROSTAFF 97 v14.0』を徹底的に解説させて頂きます!
ウイルソン・プロスタッフ97 v14.0
(Wilson PROSTAFF 97 v14)
錦織選手が世界で活躍し続けるために作られたラケットの最新作がこのウイルソン・プロスタッフ97 v14.0。
歴代モデルにはなかったブロンズ系のカラーを採用、デザイン面では大きな変化を遂げています。
PROSTAFF97 v14のスペック/仕様
モデル名 | Wilson PROSTAFF97 v14.0 |
フェイス サイズ | 97inch2 |
重量 | 315g |
バランス | 310mm |
スイング ウェイト | – |
フレーム厚 | 21.5mm 均一 |
フレーム長 | 27inch |
フレックス | – |
ストリング パターン | 16×19 |
グリップ サイズ | 2,3 |
発売予定 | 2023年 2月 |
価格 | 税込 41,800円 |
スペックは前作v13からの変更はありません。
PROSTAFF97 v14の特徴
PARADIGM BENDINGテクノロジーが、クラシックPRO STAFFを彷彿とさせるフィーリングを実現し、 且つ現代のパワーテニスに対応しうるパワー、コントロール性能を併せ持つPRO STAFF V14.0。97、97Lに加え、100平方インチでより操作性に優れたPRO STAFF Xも新たに登場。
https://jp.wilson.com/products/tennis-racket-pro-staff-97-v-14-0?variant=43988318945493
PROSTAFF97 v14をインプレ!
サーブ | 0 | 球速は悪くない |
ストローク | 1 | 速いテンポで打ちやすい |
ボレー | 1 | シャープさがプラスに作用 |
ドライブ | 1 | 切れ味出しやすい |
トップスピン | 0 | 回転量は出しにくい |
弾道の高さ | -1 | 持ち上げるには不向き |
スライス | 1 | 相変わらず打ちやすい |
反発力 | 1 | カチッとしている |
パワー | 1 | 重さとレスポンス |
ホールド感 | 0 | しなり食いつきはない |
安定性 | 0 | プレイヤー次第な印象 |
操作性 | -1 | 重ためではある |
振り抜き | 1 | 空気抵抗は少なめ |
減衰性 | -1 | それほど良くはない |
快適性 | -1 | 若干低い |
※-2から+2までの5段階で評価
シャープな球離れが生み出すスピードが大きな魅力。
特にコンパクトなスイングで打つ場面で魅力を感じやすく、ライジングのストローク、ブロックショット、ボレーなどが打ちやすいラケットでした。
打球感:レスポンス良く打ち返せる
315gの重量と97平方インチという小さめのフェイスが組み合わさったことで、レスポンスの良いカチッとしたフィーリング。
フレームのしなりや捻じれは小さく、ストリングのたわみ感も最小限という感じ。
硬いとまでは言いませんが、フレームの剛性を活かしてボールをしっかり弾き返すことが出来ますね。
性能:速いテンポで攻める人向け
重さによるパワー、剛性によるレスポンスが良いので、コンパクトなスイングでスピードを出していきやすいのが特徴。
ライジング気味に捉えてフラット気味に打ち抜くようなストロークとは非常に相性が良いと思いますし、ブロックリターンでもしっかり打ち返すことが出来ます。
スライスやボレーも非常に打ちやすいので、積極的に仕掛けていくようなプレーをしたくなる性能をもったラケットです。
ただv13からの大きな変化は特に感じず良く言えば乗り換えしやすい、ネガティブな言い方をすれば乗り換える事による性能的なアドバンテージは得にくいといった印象。
メリット・デメリットまとめ!
メリット | デメリット |
・ライジングで打ちやすい ・スムーズな球離れ ・ボレーやスライス打ちやすい ・コンパクトに打ち返せる |
・しなやかさは少ない ・前作との差は小さい ・色は好みが分れる |
PROSTAFF Xとの違いは?
97とX(エックス)はフェイスサイズ以外は基本的に共通。
3インチしか違わないのでどっちが良いんだろう?と悩む人もいるのでは。
2本を打ち比べてみると一番違いを感じたのは打球感の部分で、Xの方がボールを掴む感じが強く打球感も柔らかめ。
レスポンスの良さを生かしたスピードを優先するなら97がオススメ、柔らかい打球感やボールを押すような感触を求める人はXがオススメとなります。
PROSTAFF97 v14のライバル
<PROSTAFF97 v14のライバル>
・TF40 315g
・ファントムグラファイト97 315g
・プレステージツアー2022
・エレベートツアーv3 など
310gを超える高重量なモデル自体が現市場では減少傾向。
その中でもグラファイトやプレステージ、エレベートなどは購入時に比較したいモデルだと思います。
PROSTAFF97 v14がライバルに勝っているところ
高重量モデルでありながらも、比較的操作性が良くコンパクトなスイングでもスピードを出していきやすいのがプロスタッフ97の魅力。
ボレーやスライスが打ちやすく、球威よりもテンポの速さや多彩さな戦術を重視する人にフィットするラケットですね。
個人的総評:星★☆☆ 魅力が感じにくい
個人的には外観・打球感・性能のいずれにもあまり惹かれなかったというのが正直な感想。
歴代プロスタッフには黒・白・赤が多かった中でブロンズ系を採用、フィーリングの「原点回帰」を掲げた今作でこの色に変化したのはちょっとずれている気もしました。
Wilson PROSTAFF97 v14.0:まとめ
・重さとレスポンスによるパワー
・上級者向けのテイスト
・フラット+ライジングと相性◎