ボックス系ラケットに憧れボックス系ラケットで育った男アドブロです。
パワーがあって実用的なラケットが主流になった現代ですが、それでもクラシカルなラケットのフィーリングや使い心地を求めている人は一定数いるのではないでしょうか。
そんな人にフィットするであろう最新モデルがこのダンロップ CX200TOUR18x20です。
ダブルス | ・・・○・ | シングルス |
ボレー | ・○・・・ | ストローク |
低弾道 | ○・・・・ | 高弾道 |
多彩さ | ・・・・○ | 安定性 |
柔らかい | ・○・・・ | 硬い |
スイートエリア 先端寄り | ・・○・・ | スイートエリア 手元寄り |
イージー | ・・・・○ | スパルタン |
高い弾道のスピンなどのバリエーションは望むべくもありませんが、低く直線的なショットを安定して供給できるのは使い方次第で大きな武器に出来るかもしれません。
メリット |
弾道を低く抑えられる 想像よりも推進力を引き出せる 深く低い球で相手を詰まらせやすい 重みを使えるなら楽に飛ばせる |
デメリット |
弾道や回転の変化が非常につけにくい 戦略的な立ち回りが必須 |
面95に18×20のパターンの組み合わせはパワーロスを最小限に抑え、想像以上に効率的に推進力を生み出すことが出来ます。
一方で高い弾道やスピン系をこのラケットで操るのは一般プレイヤーにはほぼ無理なので、それを踏まえた戦略的な戦い方が必須となるラケットです。
CX200 TOUR 18×20をインプレ
DUNLOP CXシリーズの中で唯一、数量限定で販売されているのがこのCX200TOUR 18×20です。
最近のラケットでは中々見かけることのないストリングの密度の高さ。
薄いフレームとボックスの組み合わせはクラシカルなフィーリングが期待出来そうですね。
スペック/仕様
モデル名 | DUNLOP CX200 TOUR (2024) |
フェイス サイズ | 95 inch2 |
重量 | 315 g |
バランス | 310 mm |
スイング ウェイト | – |
フレーム厚 | 20.5 mm 均一 |
フレックス | RA65 (前作63) |
ストリング パターン | 18×20 |
グリップサイズ | 2,3 |
発売予定 | 2024年 1月13日 |
価格 | 40,700円 (税抜37,000円) |
面95に18×20の密なストリングパターンを採用し、グリップテープもレザーを標準装備。
CX200TOUR(16/19)と比べるとかなりストリングピッチが細かくなっているのが良く分かりますね。
特徴・コンセプト
ショットの安定性を重視し、さらなる球威を求めるハードヒッターに。
パワーとスピン性能を高めた95平方インチの新ボックス形状フレームに、18×20のストリングパターンを採用し、コントロールを一層強化。
https://sports.dunlop.co.jp/tennis/products/racket/24cx200tour18x20.html
ツアーレベルの戦いを制する攻撃力に加え、優れた安定性とホールド感で、より高精度なボールコントロールを可能にする限定ツアーモデル。
打球感:しなやかさ+打ち応え
柔らかさ | 1 | しなやかさは感じる |
打ち応え | 2 | 打ち応えは十分 |
弾き感 | -1 | 重さで飛ばすタイプ |
安定感 | 1 | ブレる感覚はない |
減衰性 | 0 | 振動は気にならない |
快適性 | -1 | ハードルは高い |
18×20になった事でストリングのたわみ・可動性はあまり感じなくなりましたが、その代わりにフレームのほんのりとしたしなやかさを味わえる打球感になっています。
手応えは重ためですが、フレーム重量自体もしっかりしているため意外となんとか打てちゃうなぁという印象。
性能:フラットの推進力が◎
ストローク | 0 | 融通は利きにくい |
ボレー | -1 | 基本的にシビア |
サーブ | -1 | 振れたら球速出る |
フラット | 2 | 勝手にフラットになる |
ドライブ | 1 | 振れるなら悪くない |
トップスピン | -2 | 回転は掛からない |
弾道の高さ | -2 | 弾道上げるのは無理 |
スライス | 0 | 厚い当たりが必要 |
パワー | 1 | 推進力は良く出る |
操作性 | -1 | かなり重みは感じる |
振り抜き | 0 | 重さを活かすタイプ |
スペックからも想像できる通り、フラット系を軸にプレーする必要があるラケットですね。
弾道を上げたり回転を掛けて変化をつけるのも厳しいのですが、前方向へのエネルギーを効率良くボールに伝えられるのでフラットで推進力を出しやすいです。
深さと低さで相手を困らせる。
一般プレイヤーがこのラケットを使うのであればフルパワーで振り回すのではなく、重さと安定感を活かしてフラット気味に丁寧なインパクトを心がけるのが吉。
上手く捉えれば自動的に推進力と深さが出てくれるので、相手を詰まらせたり攻撃させない状況を作ることが出来るはず(たぶん)。
ゆったり打っているように見えるけど徐々に相手を追い詰めて、隙をついてボレーでコースを狙っていく・・・そんなプレースタイルを目指したいですね。
個人的・総合評価
文句なしのハードスペックで、スピンや高弾道を使うっていうのはとにかく厳しいラケット。
ただし、低めの弾道+推進力+コントロールを使えるのであれば”派手じゃないけどイヤらしいテニス”を極める事が出来るかもしれません。
超絶フィジカルがあるのなら振り回して使うことも出来るでしょうけど、それならほかにもっと良いラケット(ピュアドラ98とかアエロ98とか)もあるので、このラケットのターゲット層はかなり狭いと言えそうです。
メリット・デメリット
メリット |
弾道を低く抑えられる 想像よりも推進力を引き出せる 深く低い球で相手を詰まらせやすい 重みを使えるなら楽に飛ばせる |
デメリット |
弾道や回転の変化が非常につけにくい 戦略的な立ち回りが必須 |
弾道を低く抑え推進力のあるショットで相手を詰まらせる・困らせるような戦い方に最適。
重さを活かしたスイングが出来るのであれば思っている以上に楽にボールを飛ばせるので、パワーでゴリ押すよりもテクニカルでコントロール重視のプレーの方が相性が良いかもしれません。
デメリットを受け入れられる人じゃないとNG
デメリットとしてはスピンを掛けたり弾道を上げたりして変化をつけるのが非常に難しいという点。
普段であればそのデメリットを薄められるストリングやセッティングを考えたりもするのですが、このCX200TOUR18x20に関しては変にカスタムしたり多角形ポリを入れたりしても長所がボケやすいと思います。
デメリットがあるのを十分理解しそれを受け入れた上でプレー出来る人じゃないとNGのラケットですね。
ライバルラケットの比較
【ライバルラケット】
・ブイコア95
・ツアー95
・パーセプト97D
・プレステージプロ
・ブレード9818×20 v9
・プロスタッフ6.1 9518×20 など
みんなの感想/口コミ
・板!
https://www.tennisbear.net/racket/6824/info
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