Cover : “Andy Murray” by Nick J Webb is licensed under CC BY 2.0.
アンディ・マレーがEZONE100でプレーしてる!?
昨日から大きな話題となっているのがこちらのニュース。
Avant son entrée en lice au @BNPPprimrose, @andy_murray est actuellement à l'entrainement sur le court 1 de la @VillaPrimroseBx. L'occasion de constater que le Britannique, côté raquette, joue désormais avec @yonex_com. pic.twitter.com/w8h5Hwly6e
— So Tennis (@sotennis1) May 13, 2024
アンディ・マレーがヨネックスのEZONE100を使ってプレーしているじゃありませんか!
マレー=ラジカルだったからこそ驚き
Embed from Getty Imagesこれまでの長いキャリアをヘッドのラジカル(※ペイントジョブ含む)でプレーしてきたのは皆さんご存じのはず。
マレー=ラジカルという強いイメージもありましたので、より一層このニュースに驚いた人が多かったのではないでしょうか。
EZONE100を選んでテストした理由を考察
マレーがEZONE100を選んだ理由は一体なんなのか、アドブロなりに考察していきたいと思います。
ラジカルやプレステージとは全く違う特性のラケット
これまでマレーが使ってきたラケットは、ボックス系で21㎜程度といわゆるクラシカルなフレームでした。
それと比べるとEZONE100は面も大きくフレームも分厚い、断面形状も多角形タイプなので、とにかく今までとは全く違う特性のラケットと言えるでしょう。
マレーは引退も示唆していますが、更なるアシストを求めてEZONE100にした可能性は非常に高いと思います。
YONEXにしたのはやっぱり実績と信頼感か?
EZONE100はいわゆる黄金スペックと呼ばれるカテゴリーに属するラケット。
となると「黄金スペックならEZONE100以外にもピュアドラとか色々あるじゃん!」という気持ちも出てきますよね。
これはあくまでも推測になりますが、ヨネックスを選んだのは実績と信頼感なのではないでしょうか。
ここ1~2年で多くの選手がヨネックスのラケットにスイッチしている事、若手選手でランキングが高い選手にもヨネックス契約の選手が多い事からも、今のテニス界に適した道具を作っているメーカーという印象は強まってきていると思うのです。
本当にヨネックスに乗り換える可能性はあるのか
マレーがヨネックスのラケットに本当に乗り換える可能性は50%未満なんじゃないかと予想しています。
今週の大会でテストしてみた結果、また翌週からはヘッドのラケットに戻っているというパターンは全然あり得る、むしろそっちの可能性の方が高いと思いますね。
少しのメリットなら変えないプロの方が多い
Embed from Getty Images過去に活躍したトップ選手たちのラケット遍歴を考えると、ラケット変更に関しては保守的な人の方が多いと言えるでしょう。
一般人の自分からすると道具変更で少しでもメリットが得られるならスイッチしたいものですが(笑)、結果が何よりも求められるプロ選手は少しのメリットだけでは感覚やプレーが変わってしまうリスクを避けるという方が多いようです。
引退までプロスタッフ6.0を貫いたサンプラス、フェデラーも90から97に移行するまでには1年近く掛かった事、錦織選手もキャリアのほとんどでラケットのベースは同じといった例が挙げられます。
リスクを上回る大きなメリットや可能性がある時にだけ、長年使ったラケットからスイッチする事が出来るのだと思います。
なのでこれまでのラケットに近いパーセプトではなく、全然違うタイプのEZONE100をテストしているのでは・・・と予想しています。
EZONE100は非常に使いやすくて優しい
僕もEZONE100・100Lを使ってみたりしているのですが、非常に扱いやすくて良い意味で優しいラケットだなという印象。
普段はEZONE98Lを1年半ほど使っているのですが、EZONE100の優しさに惹かれてしまっている自分がいます。(ただボリューミーな見た目には抵抗感あり)
マレーとは同じ1987年生まれという事もあり、マレーがEZONE100にするなら俺も!という気持ちもちょっとあったりしますね。笑