01-ラケットインプレ

[ヘッド]G360ラジカルMP(2019年モデル)インプレ!オールラウンドな名器!HEAD Graphene360 RADICAL MP

ヘッド・g360ラジカルMPインプレッション
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は2019年4月に発売されたヘッド・G360ラジカルMP(HEAD G360 RADICAL MP)をインプレッション!

・Graphene360を採用!
・グリップが丸型に変更!
・オールラウンドに扱える名品!

2021年にG360+が発売されて型落ちモデルになりましたが、今なお人気を博しているオールラウンドラケット!


新品は入手困難になりつつああるので、複数本手元においておきたい人はお早めに!!

オールラウンドな逸品!

G360 RADICAL MP

非常にバランスの良い性能

食いつきの良い打球感

高い操作性

オールランドな逸品!

7

パワフルさ

8

スピン性能

7

しっかり感

10

扱いやすさ

2021年に発売されたG360+ラジカルのインプレはこちらからどうぞ!

ヘッド G360ラジカルMPをインプレッション!
(HEAD G360 RADICAL MP 2019)

今回はG360を採用したHEAD・ラジカルMPをテスト!
( 製品HP:https://www.head.com/shop/ja-JP/radical-mp-51.html )

Embed from Getty Images

ラジカルと言えばアガシやマレーをはじめ、現在もディエゴ・シュワルツマンやスローン・スティーブンスなどが使用する、HEADの主力ラケット。

Embed from Getty Images Embed from Getty Images

蛍光オレンジのデザインになった新型G360+ラジカルMPを2021年序盤に使用していたものの、後半はG360ラジカルのデザインへと戻っていました。

こっちの方がいいですね。笑

スペック:ヘッド・G360ラジカルMP

フェイスサイズ98 平方インチ
重量295 グラム
バランスポイント320 mm
フレーム厚20 / 23 / 21 mm
フレーム長27 インチ
ストリングパターン16 x 19
グリップサイズ1-5
丸型グリップを採用
RA値68

数値的にはこれまでのラジカルMPをそのまま進化させたモデルとなっています。
RA値(フレームの硬さ・しなりにくさ)は68まで上昇。
HEADラケットの中では硬めの設計です。

新しいグラフィン360°テクノロジーの採用により、優れた安定性と、よりスピードのあるボールを実現する最適なエネルギー伝達をお届けします。
シリーズ中で最も万能型のこのラケットは、ダイナミックな16/19ストリング・パターンにより高い操作性とスピン力を実現しています。
(中略)
パワーと操作性の最適なコンビネーションにより、もうプレイできないショットありません

https://www.head.com/shop/ja-JP/radical-mp-51.html?___SID=U

  
HPでも謳われているように、HEADのラインナップの中でも1番バランス良く使えるオールラウンドラケットとなっています。

グリップ形状が扁平から丸型に変わった!

今回の1番大きな変更点はグリップ形状が一般的な丸型になった事でしょう。

今までヘッドのグリップと言えば扁平形状だったのですが、SPEEDシリーズに続いてラジカルも丸型になりました。( ヘッド・G360ラジカル登場!グリップ形状、変わります! – HEAD G360 RADICAL )

技術の変化もありマーケット的にも丸型の方が主流。
個人的にも丸型の方が好きなので、この変更は嬉しい人の方が多いのでは

Graphene(グラフィン)360ってなに?

グラフィン 360は、グラフィン素材をラケットのシャフト部分への使用だけではなくラケットヘッド方向にも使用することにより、フレームを最適に強化しました。
これによって、抜群のフレーム安定性とラケットからボールに最適化されたエネルギー伝達を提供し、あなたのパワーを最速にします。

https://www.head.com/ja-JP/sports/tennis/technology/graphene360/

これまでシャフト部だけに使用されていたグラフィン素材を、フェイス部分にも採用する事により全体の強度最適化を実現したモデルになります。
より軽く・より強度が増す事により、反発性能だけでなくフレームの重量配分を調整する事にも貢献しています。

・グラフィン360を採用
・万能型ラケットして設計
・従来モデルよりもパワフルに?

インプレのセッティング:ポリ2種類でテスト!!

G360ラジカルMPに2種類のポリエステルを張ってテストしてみました!
どちらも少し柔らかさのあるポリエステルストリングですが、ラジカルMPとの相性は良いと予想!

セッティング1:ホークタッチ125

今回はフレームやグリップは特にカスタムする事なく、ノーマルのまま使用しています

ストリングはヘッドのホークタッチ ( Hawk touch )125を使用しています。

HAWK TOUCHモノフィラメント・ストリングはより多くの結晶からなる内部コアを特徴とし、あなたはゲームで最高のコントロールを実現できます
(中略)
あなたのゲームにハイレベルなコントロールが必要ならば、HAWK TOUCHはまさにぴったりなストリングです。

https://www.head.com/shop/ja-JP/tennis/strings/hawk-touch-reel-3.html

 
HEADのストリングは(意外と?)どれもしっかりと作られていて良いパフォーマンスを発揮してくれるので、今回のホークタッチも期待したいな、と。

ストリングのより詳しいインプレッションは、インプレの大御所:RACKET LABOの記事もご参照ください!
【ヘッド】ホークタッチ125をインプレ!ボールを潰す感じばっちりのマイルド系ストリング!

なお今回は振動止めを付けて使用しています。

セッティング2:ポリジナモス1.25mmを45P

もう1つのセッティングはウィニングショットのポリエステル:ポリジナモス1.25mmを45ポンドで張り上げ!

・HEADでは硬めのRA68
・丸型グリップが標準搭載!
・ノーマルにHawk touchでテスト
・ポリジナモス1.25mmでもテスト

打球感・フィーリング:意外と柔らかい!

打ってみて最初に感じたのは打球感の柔らかさ

G360の採用によって硬く感じるんじゃないかな?と心配していたのですが、そんな事はありませんでした。

多少ボールを掴んだあと、しっかりボールが飛んで行く感触は快適!

ポリを張ってもしっかり食いつく打球感

ホークタッチでもポリジナモスでも食いつき感はしっかりとあって、金属的な硬さがなくて非常に快適でした。

ホークタッチの方がわずかにダイレクト感とスピードの出しやすがあり、球威を求める人にオススメ出来そう。

ポリジナモスはより食いつき感・柔らかい打感が強調されている印象で、どのスイングスピードでも癖がなく扱いやすい仕上がりです。

むしろ前作よりも柔らかいかも?

僕の感覚では、前作(グラフィンタッチ)よりも柔らかさを感じられる気がします。

RA値自体は上がったのに柔らかく感じたのは、おそらく僕の筋力・スイングと今回のラジカルのパワーがちょうど良かったからかと。

このくらいの感触なら多くのプレイヤーが無理なく使う事が出来そう。

・意外と柔らかく感じる打感
・快適に球が飛んでいく
・(個人的に)前作より柔らかい
・色んなプレイヤーに合いそう

性能:振りやすい・扱いやすいオールラウンドな性能!

G360ラジカルMPの反発力は過剰なアシストはないものの、柔らかめの打球感と適度な食いつき感によって自分の意図をボールに反映しやすい仕上がりになっています。

黄金スペックのような一気にボールが飛び出していくような反発力ではありませんが、一度ボールをホールドをしてからスイングパワーがしっかりボールに伝わります。

パワー:295g/325mmだけど問題は全くなし

295g/320mmで取り回しの良いラケットなんですが、軽くても打ち負けるような感覚はほぼありませんでした。

タッチショットから強打でのラリーまでしっかり対応出来る、まさにオールラウンドなラケットと言って間違いないと思います。

振りやすいからパワーが出る、操作しやすいから安心して使える!

もちろん鉛テープによる加重もしやすそうなので、カスタムベースの1本として選んでも楽しめるはず

対ピュアストライク:ラジカルの方が万能型

形状が近いピュアストライク16×19(305g / 320mm)を普段愛用してますが、振り抜けた時はピュアストの方が多少球威がでますね。

でも操作性はラジカルの方が良く、よりオールラウンドに使えそうな感触でした。

・適度なアシスト感がある
・295g/320mmでも打ち負けない
・タッチ系から強打までOK
・鉛テープでカスタムするも良し
・もう少し重みがあっても良いかも

スピン性能:必要な分だけ掛けられる

16 x 19のストリングパターンは、( 適度な目の荒さ ) + ( ボールの食いつき )があるので回転を掛けるのに苦労する事はありませんでした。

振った分だけスピンが掛かってくれる感じなので、フラット〜繋ぎのスピンまで色んな回転量を駆使する事が出来そう。

勝手に回転が掛かり過ぎて浅くなる・・・なんて事もなく、試合の中でも安心して使用出来る感触だと思います。

・十分なスピン性能
・回転量の調整はしやすい
・ヘビースピン系ではないかも
・試合でも使いやすそう

総合評価:まさにオールラウンドな逸品。

今回G360ラジカルMPをテストしてみて感じたのが、トータルバランスの良さでした。

・打球感の柔らかさ
・適度なパワーアシスト
・優れた操作性
・十分なスピン性能
・丸型グリップへの変化

それぞれの要因が上手く作用しあい、スイングのパワーが過不足なくボールに伝わるので、安心して打つ事が出来ました!

意外と『過不足がない』という感触・バランスのラケットって多くはないので、そういう意味でも今回のラジカルMPはヒットしそうな予感!

ストリングがホークタッチだったので、( 打球感柔らかめ ) + ( 反発は少し抑えめ ) に仕上がっていたのも個人的には良い方へ作用したと思います。

もう少しパワーが欲しいなぁという方は
・ホークタッチ x ナイロン系でハイブリッド
・ヨネックスのポリツアープロ

などを選べば、ボールの弾きが良い仕上がりになると思います。

ここ最近のラケットの中でも、間違いのない1本だと思います。
HEADラケットの代表作と言ってもいいかも!

ホークタッチもホールド感のあるポリとして、高水準の仕上がり!

・過不足の無い性能がGOOD!
・全体のバランスが秀逸
・パワーを求めるなら加重
・弾き系ストリングでアシストも
・HEADの代表作となりそう

フルキャップグロメット換装も可能なモデル!

今では部品が入手困難となってしまっておりますが、G360ラジカルMPはフルキャップグロメットに換装する事が出来ました。

重量は+15g、バランスはトップ寄りに+7mmというヘビースペックになります。

Embed from Getty Images

マレーも長年フルキャップグロメットを愛用しているひとり。

フレームの傷も防ぎやすくなるため、重量増加に負けないパワーがある人ならかなりメリットがあるパーツになっています!

ライバル比較:EZONE 2020もオススメ

スペックの違いはあるものの、しなり感とパワーのバランスが良いEONE2020もオススメ。

ぜひ打ち比べて確かめてもらいたい、完成度の高い2本です!
かなり悩ましい比較になると思います(笑)
効率良くパワーの伝わるラジカル、食いつきとしなりで振っていけるEZONE。

僕は・・・僅差でラジカルMPかな?という感じ!

その他のHEADラケットも要チェック!

ラジカル以外にもエクストリームやプレステージのインプレもご用意しました!ラインナップ全体から気になるモデルを探してみてはいかがでしょうか。

この他にもラケットのインプレをいくつも用意していますので、合わせてチェックしてみてくださいね!
→ ラケットインプレッション一覧

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Follow-me-1-1024x213.jpg

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です