ラケット

[FORTY LOVE XXインプレ]玄人向け独自テイストのボックス系薄ラケ!トアルソン・フォーティーラブ・ ダブルエックス

<この記事のポイント>

トアルソンから久々に登場した新作フォーティーラブ・ダブルエックスをインプレッション。

☑️インプレ記事があまり多くないんだけど、実際はどんな感じだったの?
☑️性能や使用感はどのラケットに似てるの?
☑️どんなプレイヤーならフィットするかな?
こういった疑問にお答えします!
数少ない存在となりつつあるこのボックス系薄ラケを、全力テスト&正直インプレでお届けします!

数少ないBOX系+独自の使用感のラケット!

ついに打ってきました、トアルソンのFORTY LOVE XX
BOX系(※不等辺四角形)断面に22mm厚のフレームを採用したクラシカルな雰囲気のラケット。
しかし!予想に反して独特なテイストを持った玄人向けの仕上がりでした!

サーブやボレーは好感触で、テクニックやコントロールで戦う人にはハマりそう。
ただストロークのスピンの掛かり具合がフェイスの中央と先端寄りとでは大きく異なっていて、思っていたよりも結構クセが強いラケット!笑

フォーティーラブ・ダブルエックス

トアルソンを代表するラケットの1つ、フォーティーラブ(FORTY-LOVE)。歴代モデルは大きなしなと柔らかい打球感、高いコントロール性能などが特徴でした。
そしてその最新作が今回のフォーティーラブ(FORTY LOVE XX)です!

FORTY LOVE XX:スペック

モデル名TOALSON
FORTY LOVE XX
フェイスサイズ98平方インチ
重さ305g
バランス315mm
フレーム厚22mmフラット
フレーム長27インチ
ストリングパターン16 x 20
※RA値66
※スイングウェイト275
ライズテニスサービスさん計測値

22mmフラットボックス系断面、98平方インチに16×20の密なストリングパターンを採用し、最近のいわゆるメジャー路線とは異なるスペックになっています。

内側と外側で厚みの違うTrapezoid Frame

フレームの厚みが内側と外側で異なる、不等辺四角形(Trapezoid Frame)の断面形状を採用。

ストリングの性能を最大限に発揮する「XX Trapezoid FRAME」により、最適化された素直な打感を実現

さらにフレームの外側から内側に傾斜角を付けることにより、空気抵抗を軽減し振り抜きの良さを実現

https://store.toalson-sports.com/items/31130879

この形状はダンロップのCX200、スリクソンのCX2.0・CX2.0TOURにも近い設計。

(ただCXは場所によって外側が厚く・内側が薄くなっているため、フォーティーラブよりも複雑な形状になっています。)

これまでに見たことのない16×20パターン

97平方インチに16×19のプロスタッフ97とストリングパターンを比較。
同じスペースにプロスタッフは14本、XXは16本となっており、XXの方がセンターで密になっているのが分かります。
反対にXXの先端部分は極端に間隔が広くなっており、「密と粗」が同時に存在する独特なパターンになっています。

FCP:FLEX COUNTER PARTS+α

強烈なボールを打ち返す際に起きるフレーム上部のブレを軽減し、コントロール性能を更に高め、プレーヤーがイメージするボールが打ちやすくなりました。

https://store.toalson-sports.com/items/31130879

セッティング:プロフォーカスを50ポンド

ストリングトアルソン
プロフォーカス 1.25mm
テンション50ポンド

打球感:しっとり柔らかめ&安心感!

RA66のフレームはやはりしなやかで、しっとりとした柔らかめの打球感でした!

また、密なストリングパターンはボールをコントロール出来る安心感がありました!

インパクト時に重みを感じる!

フレームのしなりと密なストリングパターンの影響からか、インパクト時にはしっかりとした”重み”があります。
球の抜け(弾き)は遅く、特に速いスイングではボールとの接触時間が長く感じられます。

CX200よりもCX2.0に近い打球感・・・かも!

XXとCXシリーズは類似点が多くありますが、CX200の方がストリングのたわみやホールド感が良く、緩いスイングでも扱いやすい印象でした。

CX2.0(CX2.0TOUR)のかっちり感の方がXXの使用感に近く、しっかり振らないと旨味を感じにくいのも同じ。

・柔らかい打球感
・安心のコントロール性
・インパクトの重みが伝わる
・CX2.0に近いイメージ

性能:押し込むようなフラット系ショット

ボールが乗っかる感触を生かした、ボールを真っ直ぐ押し込むような打ち方のフラットが非常に快適。
ラケットのバタつきもなく、精度の高いコントロールを求める人にはフィットするはず。

反発力:弾かないけど飛距離は出る!

22mm+ボックス形状なので弾きは控えめ
ただ球の食いつき感があり、大きいスイングで押し込めた時は意外と飛距離は出ました。

特に良さを感じたのはフラット系のサーブ。
深さが出るだけでなくコントロールがしやすく、相手の甘くなったリターンをボレーで仕留めていくプレーにジャストフィット。

スピン:基本フラット。強烈なスピンは難しい!

このラケットで1番気になったのはスピン性能。
ボールが乗る感じがあるので弾道の調整は比較的しやすいのですが、頑張って振っても回転量が増える感じは希薄。

ストリングが密になっているので仕方ない部分だと思いますが、その分だけフラット系のコントロールはしやすく感じました。

・真っ直ぐ押し込むような打ち方にフィット
・安心出来るコントロール性
・意外と飛距離が出る
・フラット系が打ちやすい
・高弾道/高回転には不向き

気になるポイント:先端寄りヒットは微妙?

ストリング密度の違いからなのか、フェイスの真ん中付近と先端寄りで打った時で大きな差を感じました。
真ん中周辺はしっかり食いつき手応えもしっかり。一方、先端寄りで打つと手応えが軽くなり、スピン量を含めたコントロールがしにくくなる印象でした。
(すっぽ抜けるかショートするか、極端なミスになりやすかったです。)

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↑↑
厚いグリップ+遠心力を生かして先端寄りでインパクトする人にはフィットしなさそう。
(まぁそもそもそういうスイングの人はXXは選ばないでしょうけど。笑)

フラット系をコントロールしたい人にオススメ

フォーティーラブXXをオススメしたいのは、フラット系のボールをしっかりコントロールしたい人!
(グリップは薄めの人の方がなお良し)

スピンの掛かり方に少しクセがあるので、使いこなすにはアジャスト出来る能力やセッティングを出せる能力が必要になりそう。
そういった意味で、”玄人向けの1本“だと感じました。

ライバル比較:CX2.0やプロスタッフ97など

スペック的にはボックス系薄ラケがライバルとなります。

CX2.0:打球感は近い。厚いグリップならCX。

インパクト時の伝わってくる重みがCX2.0と似ています。
(CX200は結構柔らかく感じるのでちょっと違う印象)
どちらもプレイヤー側にある程度スキル・体力が求められるラケットですが、CX2.0の方が先端よりで打った時の安定感・球威は上。

厚いグリップでしっかり打ち込むタイプはCX2.0、薄いグリップでコントロール優先ならXXという選び方になりますね。

プロスタッフ97:弾きやレスポンスに違いが。

どちらも22mm厚のフレームですが、ボールを乗せて運ぶ感触の強いXXに対し、弾きが強いのがプロスタッフ。

じっくりコントロールで相手を振り回すのがXXなら、プロスタッフは速いテンポで相手の時間を奪うようなテニスのイメージ。
どちらもフラット寄りのボールが打ちやすい印象ですが、戦い方には大きな差が出そう。

まとめ:他にはない独自テイストのBOX系

まとめ

・フォーティーラブXXをインプレ
・玄人向け、独特な使用感
・センター密な16×20パターン
・フラット系ショットが打ちやすい
・コントロールを大切にする人にオススメ
・先端寄りで打つ人には微妙かも
・プレスタッフやCXがライバル