01-ラケットインプレ

ヘッド・スピードMP2024をインプレ/レビュー!HEAD SPEED MP AUXETIC2.0

head speed mp 2024 auxetic 2.0 review インプレッション
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今回インプレするのはAUXETIC2.0にアップデートされた『ヘッド・スピードMP2024』です!

head speed mp 2024 auxetic 2.0 review
ダブルス・・・○・シングルス
ボレー・・・○・ストローク
低弾道・○・・・高弾道
多彩さ・・○・・安定性
柔らかい・○・・・硬い
スイートエリア
先端寄り
・・○・・スイートエリア
手元寄り
イージー・・・○・スパルタン

フレームは前作よりもしなやかになった一方、重さやスイングウェイトなどは前作よりもしっかり出ているというのが最大の変化。

食いつく感触を活かしてストロークをしっかり打ち抜いて行きたい人向けのラケットです!

アドブロ
アドブロ
23mmフラットビーム+面100というスペックから想像するよりはパワー控えめなのでしっかり振り切れる人向けな印象でした。

メリット
柔らかい打球感で快適
フルスイングしても暴れない
前作以上の食いつき
独特の質感の塗装
デメリット
インパクトでの手応えは重め
ある程度フィジカルが必要

ヘッド・スピードMP 2024
(HEAD SPEED MP)

head speed mp 2024 auxetic 2.0 review

AUXETIC2.0を搭載、デザインもアップデートされたスピードMP 2024年モデル

head speed mp 2024 auxetic 2.0 review

今回のスピードシリーズは特殊な塗装を採用しており、ウイルソンのベルベットコーティングに近いしっとりとした手触りになっています。

スペック/仕様

head speed mp 2024 auxetic 2.0 review
モデル名SPEED MP
2024
フェイス
サイズ
100 inch2
重量300 g
バランス320 mm
スイング
ウェイト
フレーム厚23 mm
均一
フレックス
ストリング
パターン
16×19
グリップサイズ2,3
発売予定2024年1月
価格39,600

スペックやモールドに変更はありません。

head speed mp 2024 auxetic 2.0 review

スペック上は23㎜フラットビームですが、実際に計測をしてみるとスロートの根本部分は少し薄くなっていました。

head speed mp 2024 auxetic 2.0 正面厚

正面厚は11㎜前後の部分が多く、プロスタッフやピュアストライクが10㎜程度なのを考えると若干ですが肉厚な印象。

実測値:前作よりもしなやかで少し重め

head speed mp 2024 2022
モデル
2024

2022
重量303①296
②294
バランス322①323
②315
スイング
ウェイト
292①288
②279
RA値60①64
②62

ライズテニスサービスさんで計測をして頂いた数値は上記の通り。

新型は重さやスイングウェイトが増加した一方でRA値は下がっています。

よりしなやかなフレームになり、それによっておこるパワーロスを重みで補うという狙いなのかもしれませんね。

アドブロ
アドブロ
SPEED2022はとにかくカタログ値よりも軽い個体が多い印象だったので、新型ではそういったスペックのバラつきが修正(変化?)されていると言えそうですね!

インプレ:しなやかさと手応えがアップ

・柔らかくしなやかな打球感
・手応えは結構重い
・ストロークでしっかり打つラケット
・全体の性能バランスは良い
・アシストは控えめ
・目立つところはない

動画でもインプレしていますのでぜひチェックを!

打球感:柔らかくてマイルド

柔らかさ1かなり柔らかい
打ち応え
手応え
1手応えが重くなった
スイート
エリア
0面100の標準レベル
弾き感-1食いつきが強い
安定感1重みで少し安定
減衰性1十分なレベル
快適性1比較的良好

RA60ということもあってか打球感はかなりしなやかで柔らかめ

減衰性も良いので振動止めは無しでも問題ありません。

G-TOUR3 1.23mmを張った状態だと手応えは少し重ためであり、しっかり振り抜くには意外とフィジカルが必要ですね。

アドブロ
アドブロ
グッ!と食いついたところから自分のパワーやスイング速度で飛ばしていくイメージ。

性能:全体のバランスは良い

ストローク1しっかり打ち抜ける
ボレー0受け止める感覚は強い
サーブ0プレイヤー次第
トップスピン0意外と控えめ
ドライブ1厚く捉える感覚が◎
フラット0もう少しRAが欲しい
スライス-1乗るけどアシスト少
弾道の高さ-1意外と低めに出る
球威1打ち抜けば伸びる
アシスト-1控えめ
操作性0特に問題はない
振り抜き1良好

性能的には全体のバランスが良いのが特徴で、大きな欠点が無いラケットです。

特にストロークを軸に組み立てる人には安心して打って行ける感じが強くなったと思います。

ただアシストは控えめになっており、しっかり振れる人じゃないと全体的に伸びの無いショットになるリスクもありますね。

個人的・総合評価

「どういうラケットなのか?」っていうのを言語化するのが凄く難しいラケットでした。

初期モデルは薄いフレームによる圧倒的な振り抜き、22㎜フラットになってからは少し硬めの打球感が生み出すシャープさが特徴となり”スピード”というモデル名を体現する使用感でした。

ただ現行モデルは数値的にもRA60とかなりしなやかで、23㎜フラットとは思えない食いつきの強さがありました。

それゆえに僕のパワーではテンポを上げて打つのが難しく感じ、自然とポジションを下げて時間を作って溜めて打つような意識が強くなってしまいました。

果たしてそれはスピードなのか・・・という気持ちが残るインプレとなってしまいました。

相性の良いストリング・ガットは?

今回はG-TOUR3を張りましたが、フレームとの相性は良いと思います。

柔らかめの打球感と性能バランスの良さがより引き立てることが出来、オールラウンドにプレーしたい人にはオススメ。

ただRA60とかなりしなやかなフレームので、ダイレクトな感触や球威を求める人にはG-TOUR1ファントムプロアルパワーなどのある程度硬さのあるストリングで剛性をプラスした方が良いかもしれません。

前作スピードMPと比較すると?

柔らかさ>旧
打ち応え>旧
反発新<
アシスト新<
球威新≒旧
安定性≧旧

新旧を同じスペック・同じストリングに揃えて打ち比べてみた時の評価は上記の通り。

新型の方が柔らかく打ち応えがあり、反対に旧型の方が軽やかでアシストが感じやすかったです。

ノーマルの状態だと旧型は軽い個体が多いので、もしも新旧をノーマルのまま比較したら新型の方が柔らかくてパワーが出ると感じる人が多いかもしれません。

個人的には旧型の使用感の方が好みですし、性能としてもそこまで大きな差があるワケではない(※加重してしまえばOK)ので、無理して新型を買わなくても良いのかなと感じました。

SPEED MP2022年モデルについてはこちらの記事でインプレしています。

ライバル比較

ライバルとしては上記のような面100+300g+厚さ23mm以下のモデル達になってきます。

同等スペックのラケットは複数ありますが、個人的にフィーリングが一番近く感じたのはピュアストライク100(2024)ですね。

どちらも23㎜という厚み(※ピュアストは21-23-21mm)があるのにしっとり+食いつくフィーリングが強めになっています。

個人的にはスピードの方が僅かにしっとり感が強め、ピュアスト100の方が僅かに安定性が高めといった印象です。

同等スペックであるパーセプト100も有力なライバル候補ではあるのですが、アイソメトリック形状であること、もう少し軽快な飛び感があるという点で全体的な使用感には意外と差が生まれています。

まとめ:スピードMP2024


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テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年

・オールラウンド器用貧乏
・EZONE98Lを愛用中
・クセの少ないラケットが好き
詳しいプロフィール

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