どうも、ストリングの沼を楽しんでいるコトウダマサト(@advntg_kotodama)です。
今回はゴーセンの競技者向けのポリエステルストリング、『G-TOUR1』をインプレッション!
バウンド後の「威力」を高めることを目標に開発されたポリエステルストリングで、しっかりめの打球感がパワーロスを抑え伸びのあるボールを打ち出す事が可能です!
決して楽なストリングではないものの、攻撃的なプレーとの相性が素晴らしいストリング!
「ポイントを奪い取る!」というプレイヤーの気持ちに応えてくれる1張りです!
メリット | デメリット |
・ハッキリした打球感 ・パワーロスが少ない ・表面の滑りが良い ・強打しても安心 ・耐久性も良好 |
・ずっしりした手応え ・弾道は上がりにくい ・楽は出来ない |
この記事では『ゴーセン・ジーツアーワン』を徹底的に解説させて頂きます!
・攻撃的にプレーしたい
・打感をハッキリとさせたい
・弾道の上がり過ぎを抑えたい
・全力で打ち抜きたい!
GOSEN G-TOUR1
(ゴーセン・ジーツアーワン)
ゴーセン製品の中でも、最も競技志向の強いポリエステルストリングであるG-TOUR1をインプレ!
G-TOUR1のスペック/仕様
モデル名 | GOSEN G-TOUR1 |
素材 | ポリエステル +シリコンオイルコーティング |
断面形状 | 丸形 |
太さ | 1.25mm 1.30mm |
色 | ブラック |
生産国 | 日本 |
価格 | ¥3,300 (12.2m) |
G-TOUR1の特徴:威力追求のための設計
ゴーセンが導き出した答えは至ってシンプルであった。
https://www.gosen-sp.jp/g-tour1/
相手の懐に深く飛び、バウンドした後も「威力」のあるボールが打てること。
「より速く、より鋭く、より高く弾む」
「威力」を追求したG-TOUR1は、素材にHPP-POLYESTER(ハイ・ピュリティ・ポリマー・ポリエステル)を採用し、さらに表面にはシリコンオイルコーティングをプラス。
反発力やスピン性能が高められており、バウンド後にも失速しにくい鋭いショットを可能にしています。
G-TOUR1をインプレ:ガツンと打ち込めるハリ感
打球感:ハッキリした硬めのフィーリング
打球感はハッキリしていて、良く言えばクリア、悪く言えば硬めという印象。
スイートエリアは若干狭く感じますが、上手く捉えられた時はグググッ!と食いつきが増して気持ちいい!
打ちごたえ・手応えもしっかりあるので、特にパワフルな男性プレイヤーとは相性がいいポリに仕上がっています!
プレイヤー側にパワーがないとかなり硬く感じる可能性があるので要注意!
性能:パワーロスを抑え球速と回転に変換
ハッキリとしている打球感はパワーロスも少なく、スイングの力を余すことなくボールに伝えることが出来ます!
厚い当たりで捉えつつ回転もしっかり掛かるので、直線的な速いボールを打ち込むのが一番相性が良く感じました!
一方でアシスト自体はかなり控えめで、少しでも横着するとボールがショートしやすく、結構シビアなストリングだと思います。
セッティングのポイント:弾道を抑えてスピード+回転量
セッティングのポイントとしては『打ちごたえ』を出して『耐久性』も向上させたい時に最適なストリングですね!
EZONE98+G-TOUR1 1.25
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) May 2, 2022
本命の1つと予想していたこのストリング、打感の面ではとっても良かった!😍
ちょっと曖昧さのあったEZONEをかなりハッキリとした感触にしてくれます!
ただ問題点としては楽さは感じれず、厚い当たりと速いスイングをキープするのが必須になるってとこ。普通にしんどい(笑) pic.twitter.com/ENInZ72Lmy
EZONE98の打球感が若干曖昧な感じで苦戦していたんですが、G-TOUR1を張ったことでインパクトでの手応えやしっかり感を向上させることが出来ました!
契約プロのG-TOUR1のコメントまとめ!
G-TOUR1を使用している契約選手は井藤祐一プロ、守谷総一郎プロ、長尾克己プロなどで、男性でも特にパワフルなプレイヤーに支持されているポリエステルストリングとなっています!
使った瞬間にこれに替えたいと思うくらい良かった
https://www.gosen-sp.jp/g-tour1/
これなら『勝てる』と思いました。
ハードヒットから柔らかいタッチまで全て良かったです。
G-TOUR1に対して、使い始めた瞬間から手応えを感じていた井藤選手。
ラフィノさんの動画にも登場されており、えっっっぐいショットを炸裂させていました!
今までよりもバイト(噛む)するイメージが強く、フィーリングが良い。
https://www.gosen-sp.jp/g-tour1/
私はフラット系のショットが多いが、それでもスピンが打ちやすい。
フラット系主体の長尾選手ですが、G-TOUR1では食いつきを感じるとのこと。
やはりこのカテゴリーのストリングは、パワーがあってスイングが速い人ほどメリットを感じ取りやすいのは間違いないですね!
G-TOUR1と他社ライバルを比較!
<G-TOUR1のライバル製品>
・ファントムプロ
・ポリツアーストライク
・アルパワー
・エクスプロッシブツアー など
ライバルなるのはカチッとした打球感の、ハード系丸形ポリエステルストリングですね!
ライバル製品との比較一覧
モデル名 | GT1 | PH PR | PT ST | AL PW | EX TR |
---|---|---|---|---|---|
食いつき | △ | △ | ○ | ○ | ○ |
反発力 | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
レスポンス | ◎ | ◯ | ◯ | △ | △ |
引っ掛かり | ✕ | △ | △ | ✕ | △ |
表面の滑り | ○ | ◎ | △ | △ | △ |
耐摩耗性 | ◎ | ○ | ○ | △ | △ |
性能維持 | ○ | ○ | ○ | △ | ○ |
コスパ | ○ | △ | ○ | ✕ | △ |
GT1 : G-TOUR1
PH PR : PHANTOM PRO
PT ST : POLYTOUR STRIKE
AL PW : ALUPOWER
EX TR : EXPLOSIVE TOUR
ライバルと比較するとG-TOUR1はレスポンスが良く表面の滑り性能も高い水準にあるというのが違いになります。
真っ直ぐな弾道で速いボールを打ち込んでいきたい人には非常にオススメ!
ファントムプロ(プリンス):一番特性が近いライバル
最も特性が近いライバルはこのプリンス・ファントムプロだと感じました!
どちらもしっかりしたハリがあり、表面にコーティングが施されているポリという共通点を持っています。
個人的にはファントムプロの方が若干食いつきを感じられ、『G-TOUR1だと硬いんだけど、G-TOUR3だと柔らかすぎる』と悩んでいた人にはちょうどいいチョイスになるはず!
ポリツアーストライク(ヨネックス):掴みと乗り重視
厚い当たりで打つなら、ポリツアーストライクもオススメの1張り。
素材の硬さ自体はG-TOUR1と同等に感じましたが、こちらの方がより掴む感覚(ホールド感/乗り感)が強く出る印象。
もっとボールを掴む感触をプラスしたい!という人にオススメ。
アルパワー(ルキシロン):打感が好きならアリ
しっかり系ポリの代名詞とも言えるアルパワー。
ただGT1、ファントムプロ、PTストライク、EXストライクと比べると、”前世代のポリ”という感じはします(笑)
速いスイングでグワッ!!っと出るホールド感を味わいたい人にオススメですが、コスパの面でも若干不利なのは要注意です。
エクスプロッシブ・ツアー(ダンロップ):面のたわみ重視
ダンロップのストリングの中でも、柔らかさを持ったポリがこのエクスプロッシブ・ツアー。
ストリング面全体が大きくたわむ感覚を味わいやすく、乗る感覚を出しつつもある程度飛びを抑えておきたいパワフルな男性にオススメ!
G-TOUR3との違い・選び分けは?
モデル名 | GT1 | GT3 |
---|---|---|
食いつき | △ | ◎ |
反発力 | △ | ○ |
レスポンス | ◎ | △ |
引っ掛かり | ✕ | △ |
表面の滑り | ○ | ◯ |
耐摩耗性 | ◎ | ◯ |
性能維持 | ○ | ○ |
コスパ | ○ | △ |
GT1と同じシリーズのGT3ですが、より柔らかい打球感/ホールド感が魅力のストリングになっています。
GT1ほどプレイヤーに求められるフィジカルのレベル・強度も高くないため、「しっかり打ち込みたいけどツラいのは嫌!」っていうワガママプレイヤー(これは僕ですがw)にGT3は最適。
GOSEN G-TOUR1:インプレまとめ
・ハッキリ/クリアな打球感
・しっかりとした打ちごたえ
・パワフルなプレイヤー向け
・レスポンスに優れている
・弾道は直線的
・ライバルはファントムプロ等
こちらの動画ではEZONE98(2022)にG-TOUR1を47ポンドで張って使用しています!