新ブランド発の6角形+細ゲージ
新たに日本市場へと乗り込んできたTOROLINE(トロライン)のストリングをインプレッション!
今回は中上級者向けに設計された6角形断面+細ゲージのポリエステルストリング:ABSOLUTE(アブソルート)を徹底解説しています!
硬すぎない打球感とキレのあるボールを打てるストリングを探している人にオススメな一品です!
TOROLINE(トロライン)とは?
2020年秋、国内市場へと登場したアメリカ・カルフォルニア発のTOROLINE(トロライン)。
「質にコダワル」をコンセプトに、高品質なテニスストリングをお手頃な金額で消費者に提供致します。
https://toroline.stores.jp/about
「質にコダワル」というコンセプトのもと、アメリカの激しいテニス環境下でのフィールドテストもクリアした製品をリリースしています。
アブソルートとキャビアの2種類を展開中
2020年9月時点で、国内で販売されているトロラインのストリングは2種類。
ABSOLUTE(アブソルート)とCAVIAR(キャビア)というストリングが販売されており、今回はABSOLUTEをテストしてきました!
ATPでも使用実績あり。
Embed from Getty Imagesツアーレベルで活躍している台湾のベテラン:Jason Jung選手がトロラインのストリングを使用。
メインには黒いABSOLUTE(アブソルート)、黄色いクロスストリングはCAVIAR(キャビア)を組み合わせて使用しているようです。
・米国発のTOROLINE(トロライン)が日本市場に!
・高品質&お手軽価格の製品を提供
・現在はアブソルートとキャビアの2種類を展開
・ATPでも使用実績あり。
ABSOLUTE(アブソルート)とは?
製品名 | アブソルート (ABSOLUTE) |
素材 | ポリエステル (Co-Polyester) |
断面形状 | 6角形 |
太さ | 1.20mm |
長さ | 13.4m |
色 | 黒 (Neon Black) |
6角形断面に1.20mmという細いゲージを採用しているのが最大の特徴。
色は艶やかな光沢のある黒で、ストリングのエッジが効いているのが見て取れます。
[スピン&パワー] + [腕に優しい]が特徴
十分なスピンとパワーを生み出すことが出来、ポリエステルストリングでありながら「肘に優しく」バターのような柔らかい打球感が特徴。「プレイヤーの腕の負担を軽減、ソフトな打球感」こだわった商品。
https://toroline.stores.jp/items/5f4b61227df281278914ee7a
アブソルートの特徴はポリらしいスピン&パワーを持ちつつも、腕への負担を軽減する打球感を実現しているという点。
多角形ストリングは硬めの打球感の製品が多い傾向にあるので、アブソルートのコンセプトを「待ってました!」と感じる人は少なくないはず。
カッコいいパッケージ。0.5張分が2つ梱包!
パッケージは横に長い長方形型になっていて、今までのストリングのパッケージとは一線を画すデザインは非常にカッコいいです。
裏面から開けて見ると、ストリングの束が2つ梱包されています。
実は0.5張分が2つ入っており、2本張前提のストリングとなっています。
ハイブリッドで使う時にも便利。
・アブソルートは1.20mm+6角形
・スピン/パワーは保ちつつ腕に優しいがコンセプト
・これまでにないパッケージ
・0.5張分x2つが梱包されている
セッティング:ピュアストライクに45ポンド
ストリング | アブソルート 1.20mm |
ラケット | ピュアストライク16/19 2019年モデル |
テンション | 45ポンド |
張り方 | 2本張り |
重量増加 | +16.5g |
今回もピュアストライク16/19に張り上げてテストしました。
張ってみた感触:若干硬めの印象
ストリング自体の素材は若干硬めの印象があるものの、1.20mmと細い事で少ししなやか。
触った時にカドを感じ取れるくらいにエッジは立っていますが、表面はある程度滑ってくれるのでストリンギングが極端に大変になる事はありませんでした。
打感:カンカンしないけどハリがある
インパクト時にカンカンと響くような感じはないものの、ハリがあってシャープ。
極端に柔らかいという事はありませんが、多角形ストリングとしてはマイルド寄りだと感じました。
細ゲージによる球離れの良さ
マイルド寄りではありますが、素材のハリやストリングの細さによって球離れは良好。手応えも重た過ぎず、振り抜いてボールスピードを出しやすいのが長所ですね。
性能:低〜中速スイングでも引っかかる!
[TOROLINE ABSOLUTE]話題の新ブランド:トロラインのアブソルート。インパクト時にカンカンしないのに結構しっかり感も有る打感。6角形+1.20mmのおかげか、球離れの良さと引っ掛かり感のナイスなバランス。
— アドブロ(ADVNTG.BLOG) (@ADVNTG_kotodama) September 25, 2020
「多角形ポリが良いけど硬過ぎは嫌🤔」っていう人にはぜひ試してもらいたいストリングですね👍 pic.twitter.com/bDHXx8f6u8
アブソルートは低〜中速スイング域でも食いつき感・ボールの引っ掛かりが良くスピンボールを打ちやすいのが大きな特徴です。
反発力:球離れの良さで飛距離は出しやすい
ボールを弾くような感触は強くないものの、インパクト後の球離れが良いのでしっかりスイングすれば飛距離を出せます。
1.20mmだからかボールをグシャッ!と潰すような感触は出にくいので、相当パワフルなプレイヤーはもう少し太いゲージが欲しいと感じるかもしれませんね。
スピン:引っ掛かり感は十分!
細ゲージ+多角形によって、球の引っ掛かり感は十分。
それほどスイングスピードがなくても、スピンの掛かったボールが打てるのはアブソルートを使う大きなメリットになるはず!
耐摩耗性:悪くはない
意外と表面が滑ってくれるため、他ブランドの細ゲージ多角形ポリより若干ですがノッチが出来づらい印象でした。
・打感は硬過ぎず、球離れは良い
・振れば飛距離は出る
・中低速スイングでもスピン掛かる
・耐摩耗性は悪くはない
オススメ:硬過ぎない多角形ポリを求める人に!
アブソルートをオススメしたいのは、打球感が硬過ぎずスピンを掛けやすい多角形ポリを探しているプレイヤー。
中低速スイングでも十分メリットを感じ取れるため、中級レベルのプレイヤーであっても振り切れる方であれば問題無く使用出来ると思います!
商品詳細・購入はこちらからどうぞ!
国内でトロラインを販売しているのは『合同会社IRUKA トロラインジャパン事業部』。
商品詳細や詳細に関してはこちらから!
ライバル比較:ブラックコードやハイペリオン
アブソルートと感触が近いのはテクニファイバー・ブラックコード。
球離れの良さではシグナムプロのハイペリオンがライバルとなりそう。
まとめ:硬過ぎないスピン系ポリストリング
・細ゲージ+6角形のポリエステル
・0.5張分x2個が梱包されている
・硬過ぎない打球感だけど、球離れは良い
・中低速スイングでもスピンが掛かる
・耐久性も細ゲージにしては悪くない
・硬過ぎない打感とスピン性能を求める人に!