ダンロップの黒塗りラケットをインプレ!

今回はダンロップさんから送られてきた黒塗りラケットをインプレ。
ラケット名はもちろん、使われているテクノロジーなど詳細は不明。
とりあえず300g・面100であるという事と、新しく販売されるポリエステルストリングが45ポンドで張られているということだけが判明している状態です。
#光速弾道モード で宣伝されているラケット
この黒塗りラケットは光速弾道モードというハッシュタグでPRされているモデル。
ここから察するに球速の出しやすさに強みを持っているラケットだと思われますね。

フェイスの横のグロメットはセンターからオフセットして穴が空けられており、外からみるとストリングがジグザグになっているのが分かります。

シャフト形状はやや扁平なラウンドになっていて、今あるダンロップの主力3機種にはない形状になっているのも気になるポイントですね。
打球感:カッチリとした剛性+一瞬の掴み
ラウンド系フレームらしい剛性感がありつつも、インパクトで一瞬掴む感触もあるのが特徴。
SX300に近い剛性ではあるんですが、黒塗りラケットのほうがスイートエリアをちょっと外してもある程度飛ばしてくれるサポート力があって優しさを感じましたね。
感触はピュアドライブ2025に近い印象
どのスイングに対しても安定した剛性感を発揮してくれるという点は、バボラ・ピュアドライブ2025に似ていますね。
なのでこの2本はガッツリ競合となるラケットかなと思います。
黒塗りラケットのほうがインパクトでのマイルドさがあり、ピュアドライブっぽい使用感でありつつも若干快適性を上げたいっていう人にはすごく刺さりそうな打球感。
性能:初速を出しやすいオールラウンド系
単複両方でプレーしてみましたが、シャープなボールの飛びを活かしつつオールラウンドにプレー出来るラケットだなと感じました。
カッチリしたフレームはパワーロスが少なく、球種や弾道を問わず安定してスピードを出せる感じがしました。
弾道や回転量の調整はしやすく、クセが少なく扱いやすいラケットになっています。
速いテンポで捌いてネットに出るのが吉!
特に良かったのはハードコートでコンパクトなスイングで相手のボールを捌き、ネットに出て積極的にポイントを取りに行くようなプレーですね。
ボレーでもラケットが非常に安定していて、相手から速いパッシングが飛んできてもなんとか止めることができました。
バウンド後の伸びはカスタムが必要になるかも
逆に課題に感じたのはストロークでバウンド後の伸びがあまり出ていないという点。
打ち抜いた時の初速は非常に良いのですが、そのスピード感の割に相手に返されるシーンが多かったんですよね。
おそらくはフレームの剛性が高いので、前方向へ力を伝えきれていないのが大きな要因なんじゃないかなとは思います。
ポリツアーレブ1.25㎜に張り替えてみた
新しいフレーム+新しいストリングでは分からないことが多すぎるので、ここ最近高頻度で使っているポリツアーレブ1.25mmに張り替えてテストをしてみました。
全体的な使用感は新しいポリと近い
シングルスでガッツリ使ってみたんですが、PTレブともともと張ってあったポリエステルストリングは結構近い印象でした。
ある程度のマイルドさ+打ち応えがありつつ、ほど良いスピン性能でショットをコントロールしやすい感じになってます。
比較すると若干ですがPTレブのほうがホールド感が出ているような気がしました。
打球感は良くなった、打球の伸びはやや減った
レブに張り替えてホールド感が出たことで打球感としては良くなった・好みに近づいたんですが、一方でストロークのバウンド後の伸びはやや減ったような感じがしました。
ホールド感とスピン量にエネルギーが食われてしまって、推進力がちょっと出にくいかなという感じが強まってしまいました。
使いにくいわけではないものの、このセッティングで行くならしっかり打ち抜いていくのが前提になるかなと思います。
情報解禁を待ちましょう!
この黒塗りラケットの詳細は未公開。
おそらくあと数週間で製品版の情報解禁になるんじゃないかなと予想しています。
続報が判明し次第、記事にまとめる予定ですのでもうしばらくお待ちください。