自分の実力をどう捉えていますか?
今回深堀するのはテニスにおける自分の実力、もっと言うならば自分自身が自分のテニスの実力をどのくらいだと考えているのか?っていう部分です。
「なんで練習通りに打てないのか」と苛立った事も数えきれない
自分はテニスを始めてから20年くらい経つのですが、「なんで試合になると練習通りにうてないんだろう?」とか「練習ではあんなに打ててたのに試合になるとしょぼい」っていう感情になってしまう事が数えきれないくらいありました。
もっと正直に言うなら「こんなのは自分の本来の実力じゃない」と試合の中で感じて、イライラしたりとか落ち込んだりすることが多かったんですね。
今回ふと思ったのが、そもそも自分は自分の実力をどう認識していたのか?っていうところが疑問になったんですよね。
色んな強い人とプレーして気づいた事。
さらに最近は色んな人と色んな環境で試合させて頂く事が出来ました。
普段なら対戦することはないであろうレベル帯の人たちと戦い、否応なく自分の実力を思い知らされる状況に追い込まれました。
だからこそ今回気づいた事、改めて認識したことがあったので、記事にまとめることにしました。
今、試合で出来ている事が「実力の100%」
結論から言うと自分が今、試合で出来ていることが実力の100%。
どれだけ練習でスーパーショット打てていようが、どれだけ練習でセクシーなタッチショットが打てていようが、自分の実力は試合で出来ている・発揮出来ているもので測るべきなんですよね。
「練習の時の自分が100点」と考える危険性
かくいう自分は前記の通り「なんで試合になると練習のようにうてないのか?」っていう事を感じてしまっていたワケですが、これって練習での自分を基準にして考えるから起こることだったんですよね。
「練習の時の自分が100点」と考えてしまうと、本番の試合では自分自身に対して絶対に100点以下の減点されたスコアしか与えることが出来なくなってしまうんですよね。
試合になれば緊張感はあるし、相手もこちらがミスするように揺さぶりをかけてきますし・・・なんにしても練習のようにはいかないというのが明白なワケです。
減点するほど自信を失いやすい
更に厄介なのは、自分に対して減点が続くほど自信を失いやすいという副作用があるということですね。
「自分の実力の50%しか発揮出来てない!」とか「こんなプレーは実力の20%だわ!」といったセルフトークが続いて、自分自身に対する自信がアップすることはありません。
実際、こんな感じで僕は試合中にイライラしたり落ち込んでしまったりしていたワケです。
試合→練習として考える方が良い
つまり軸になるのはあくまでも試合でのパフォーマンスであって、試合を踏まえた視点から練習を考えるべきなんだと思います。
視点は試合をしている時の自分、そこから練習を観察する・・・というのが大事。
ここで練習を視点(軸)にして試合を見るから、色々とおかしくなってしまいがちなんだと考えています。
試合の後の練習は効率的な理由
テニスをやっていると【試合に負けた後の練習は身になる】というアドバイスをもらったり、自分で感じたりしたことはないでしょうか。
実際に試合の後に練習をやると凄くリアリティをもって取り組むことが出来るはずです。
「練習でやったことを試合で発揮する」っていう方向性で考えるのではなく、「試合で必要になるものを練習する」っていう方向性で考えのを基本にするべきなんだと思います。
忙しい人ほど、試合からの視点で練習するべきなのでは
僕自身、学生時代は週6、7日テニス漬けの生活をしている時期もありましたし、社会人になって年に数回にまでテニスが減った時期もありました。
そいういった経験を通して感じるのは、忙しい人ほど「試合視点で考えて練習をするべき」だという事。
無限に時間が取れるワケではない、長時間練習に打ち込めるほどの体力があるワケでない、そんな状況で無暗やたらとボールを打つのは非効率だと思うのです。
忙しい人ほど試合で良く使うショットを把握して、その球威や精度を高めるべき。
もちろん場合によってはひたすら打ち込むような練習も必要になることもありますが、現実的に考えるなら試合での需要が高いショットやスキルに時間を割いた方がスマートな立ち振る舞いなのかなと思うのです。
まとめ:自分のテニスの実力をどうとらえるか
・自分の実力は試合基準で考える
・練習基準だと本番で自信を無くしやすい
・試合で求められるものを練習する
・試合後の練習はいつも以上に効率的
アドブロ
(コトウダマサト /TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年
・オールコートプレイヤー
(器用貧乏)
・EZONE98L/BLACKOUT285
・クセの少ないラケットが好き
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