02-ストリングインプレ

[ツアーバイト+アイコニックタッチをハイブリッド] 正直オススメはしない!飛びと弾道を抑えるストリング[ソリンコ/ダンロップ]

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飛び+弾道を抑えて安定させるハイブリッド

ソリンコのツアーバイト1.30mmに、ダンロップのアイコニックタッチ1.30mmをハイブリッドしてみました!
意外とマイルドな打球感に加え、飛びも弾道も抑えが効いた『飛び過ぎる事のないハード系ハイブリッド』に仕上がりました!

ハイブリッドではあるのですが、とにかく厚い当たりで振り切るのが必須!

セッティング:FX500に45ポンド

ラケットダンロップ FX500
メインソリンコ
ツアーバイト
1.30mm
クロスダンロップ
アイコニックタッチ
1.30mm
テンション45ポンド
重量増加+16.7g
カスタム・レザーグリップ化
・3/9に鉛を合計4g
FLAX装着

今回は黄金スペックの1つでもあるダンロップFX500(カスタム仕様)に張り上げてみました。縦にツアーバイト、横にICタッチを組み合わせました。

張った感触:クロスがとても通しづらい

横糸のICタッチを張り上げるのは一苦労(笑)
ツアーバイトのエッジが食い込んでくるような感じが強く、ほとんど滑ってくれないですよね。スピン量にはスナップバック(ストリング同士)が重要なようである事を考えると・・・スピンがかからないのでは!?

・ツアーバイト+アイコニックタッチを選択
・黄金スペックのFX500に張り上げ
・横糸が滑らず張りづらい印象

打球感:思ったよりもマイルド

ツアーバイト単張って硬く感じて好きではない事に加え、RA71と硬めのFX500との組み合わせだったので不安要素が多かったです・・・が、予想よりもマイルドな打感になりました!

手応えは重く、球が乗る感じ

インパクトでの手応えはカンカンするような硬さはないものの、グッと腕にくる手応えの重さを感じました!かなり重みあります。
FX500でこんなに手応えが出るとは予想外でした。

性能:厚い当たりが必須のハード系!

とにかく厚い当たりで打ち続けるのが必須のこのセッティング。
一言でまとめると『ハード』でしたね!

反発力:ストリング自体の飛びは少ない

フレームのパワーで多少緩和されてはいるものの、ストリング自体の飛びは少ないです!
手応えの重さに対し、全身の力を使ってどうにか押し返していくようなイメージでした。うん、大変!

スピン:回転量を増やすのは大変。

最も厳しかったのはスピンのかけづらさでした。ストリングがめり込んでしまってほとんど滑らず、弾道が上げづらいしスピンが掛かる気配もなし(笑)
5角形であることがかえってデメリットになってしまってると言えるかも。

耐摩耗性:1.5Hのゲーム練習でもケバケバに

ダブルスを1.5Hプレーしただけでナイロンはほつれ・削れがかなり出ていました。ラリー練習を長めに行った場合には1日持たない人もいるかもしれないですね。
耐久性には期待なさらぬように(笑)

ブロックリターンは意外と打ちやすいかも

ただこのしっかりとした手応え+低弾道に抑えられるような飛び方は、ブロックリターンでの安心感がありました!
多少インパクトがずれても球が浮かない・ふかさないで打てるので、結果的に安定感に繋がっていたように思います。

・打感は意外とマイルド
・手応えは重たい
・スナップバックせずスピンは厳しい
・厚い当たりのフラット系向き
・耐摩耗性は厳しい
・ブロックリターンはしやすい

オススメプレイヤー:ダブルス専門ならアリかも?

サーブ&ボレーやブロックリターンなど、ダブルスプレイヤーで筋力がある人ならフィットする可能性はゼロではないかも。
ただしパワーがないと使いこなしづらい割に耐久性は低いので(笑)、使いどころはかなり難しいかも。

ポイント:多角形ポリ+ナイロンはリスクあり

TRUEMAN
TRUEMAN
正直に言うと、エッジの効いてる多角形ポリと柔らかいナイロンのハイブリッドはおすすめしません!

スピン性能も耐久性も落ちてしまうため、メリットに対してデメリットの方が大きくなってしまうんじゃないかと思います

打開策:頑丈なナイロンや細ポリが良いかも。

ツアーバイトのような硬めの多角形ポリと組み合わせるのであれば、ゴーセンCX系などのタフなナイロンや、もしくは細ゲージのポリエステルが良いと思います

ポリの硬さに負けない強度があるため、スナップバックを引き出しスピン性能をキープ。耐摩耗性も高いため、より安心して使う事が出来ます!

最近増えてきているポリxポリのハイブリッドも良いかも。
特にシリコン浸透+丸型のポリならスナップバックを引き出しやすいはずなので、ポリツアーファイアやレッドコードワックスなどを選ぶのもありだと思いますね。

プロは多角形+ナチュラルも多いけど・・・

西岡選手は縦ナチュラル+横にポリツアースピン(5角形)のハイブリッドを使用、国枝選手もナチュラル+ハイパーG(5角形)というハイブリッドを採用しています。
特にバボラのVSなどは耐久性も結構あるので、ポリとの組み合わせでもある程度頑張ってくれる優秀な製品でもあります。ただし、単価が高いため一般プレイヤーにはハードルが高いチョイスですね。(トッププロはコスト気にしなくて良いですからね)

まとめ:ハード系なハイブリッドでした!

まとめ

・縦ツアーバイト+横ICタッチをハイブリッド
・使用感はハード寄り、振り抜くのが必須
・スナップバックが起こりづらく引っ掛かりにくい
・ブロックリターンなどは打ちやすい
・ポリxポリのハイブリッドにするのもありかも
・ダブルス主体の人ならありかも?

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