極細ゲージでキレがUP!
極細ゲージでショットのキレが増し増し!
11月に入って気温が低下・・・夏までは調子良く打ててたセッティングでも球が伸びなくなっていたこの頃。
1.15mmという直径が細いストリング(=細ゲージ)をテストしてみた所、ボールを弾くしスピン掛かるしとにかく快適にプレー出来たんですよね!
昨日の対ずぉさん(@zuo_tenniskurui)のハイライト。こちらはケロリンにPTプロ1.15mm、あちらBLADE98SにEXスピード。『極細ゲージ vs Sラケ』の対戦となりました!
— アドブロ(ADVNTG.BLOG) (@ADVNTG_kotodama) November 11, 2020
お互い想定外のアウトなどがありつつも、やはりいつもの打ち合いという感じ(笑)
スピン量は・・・互角かな??🤔 pic.twitter.com/yIqoFs630O
打感+性能に大きく影響する”太さ”
そこから教えてよ!
とりあえず太さで全然違うフィーリングに仕上がる、っていう事を最低限知っておいて貰えばOK!
・1.15mmのポリをテスト
・太さは打感/性能に影響大
・太さで大きく変化する
PTプロの1.15mmを使用してみた!
今回はスタンダードな使い心地のヨネックス・ポリツアープロ(POLY TOUR PRO)の新ゲージ:1.15mmを使用してみました!
2020年1月にリリースされたこの1.15mmは、従来のフラッシュイエローに新色のブルーが追加となっています。
セッティング:EXツアーに45ポンドで張り上げ
ストリング | ポリツアープロ 1.15mm |
ラケット | HEAD エクストリームツアー |
テンション | 45ポンド |
張り方 | 1本張り (ATW張り) |
重量増加 | +13.7g |
1.15mmという細さもあって重量増加は+13.7gと非常に少なめ。
1.25mmのポリエステルだと15~16g増加するため、それらと比べて2g前後ヘッド側が軽くなる効果が期待出来ます。
打球感:一瞬食いついて一気に弾く!
打感としては一瞬食いついてから素早く弾いて行く「シャープな打感」という印象でした!
硬さはそれほど感じず、ストレスなく振り切る事が出来ました。
手応え:軽めで振り抜きやすい
1.25mmや1.30mmなどのポリエステルと比べると、インパクト時の手応えは軽め。
ストリングにボールが食いつく感じも多少有りますが、そこから弾き出すレスポンスが格段に良いです!
・食いついてから弾く
・シャープな打球感
・硬さは感じにくい
・手応えは軽め
性能:初速とスピンがアップする印象!
極細ゲージを選んだ事により、ボールの初速・スピン量がアップしました!
パワー:弾きによってスピードが出る!
標準的なゲージに比べて、明らかに弾きが良いです!
エクストリームツアーは意外と反発性能は抑えめなので、気温が10℃下回るようなナイターでは1.15mmの弾きが非常にありがたい!
ただピュアドライブやVCOREなど、カッチリしていてパワーのあるフレームに張ると弾きすぎてコントロールしにくく感じる可能性はあるかもしれません。
スピン:引っかかるので擦りやすい!
擦るような打ち方をしてしまってもある程度サポートしてくれるのが極細ゲージの良さ。弾道が高くなるというよりは、普段と同じ弾道だけれど回転量と球速が上がる事でキレが増す・・・そんなイメージをして頂くと良いかもしれません。
一般的にスピン性能が高いと言われている多角形ポリストリングは、打感(素材)が硬い事が多いくてパワーのある人でないとスピン性能を引き出せない事も。極細ゲージの方がより多くの人がスピン量アップを感じられるのではないかと思います。
耐摩耗性:性能を考えれば十分では?
細ゲージになると耐摩耗性(切断耐久性)やテンション維持性を気にされる人が多いと思いますが・・・それほど神経質になる必要はないのではないかと思います。1.15mmでもナイロンモノ系よりは持ってくれると思いますし、テンションの変化も標準的なゲージと極端に違いが生じる事も有りませんでした。
(1.30mmでも頻繁に切れてしまうという人にはオススメはしませんが!)
ここが要注意:軽いスイングでも飛んじゃう
極細ゲージを使う長所でもあり短所でもあるのが、弾き(球離れ)の鋭さ。
中途半端に当てたスイングでボールが制御仕切れずにバックアウトしてしまう事もあったりしたので、太いゲージに比べると少し神経質な感じがあるかもしれません。
普段からポリの1.30mmとかを使っていてる人の場合、いきなり1.15mmは流石にいろんな意味でチャレンジング過ぎるので(笑)、1段階細い1.25mmなどで様子を見て段階的に変更するのがオススメです。
・弾きが良く球速UP
・引っ掛かりでスピン量UP
・耐久性も極端に悪い事はない
・少し神経質な使い心地も
・段階的に細くするのを推奨
極細ゲージはこんな人にオススメ!
①ポリは少し厳しいけどナイロンの打感は好きじゃないという人
→極細ゲージならポリっぽさは残しつつも弾きを良くする事が出来る!
②スイングスピードはそれほど速くないけどキレのあるボールを打ちたい人
→極細ゲージなら弾きとスピン性能の高さでショットクオリティがアップ!
③多角形ポリエステルを張ったけどスピン量の変化が感じられなくてがっかりした人
→極細ゲージのスナップバック、引っ掛かり感でスピン量アップを体感出来るはず!
ポリっぽさを保ちつつも、ナイロンモノ系にも似た弾きを手に入れられるのが極細ゲージのメリット。
ポリとナイロンの間でストリング選びに悩んでいる人、絶対に一度は試してみるべき製品だと思います!
細ゲージを展開している製品を一挙紹介
ここでは細ゲージ(※1.20mm以下としています)を展開している売れ筋ポリエステルストリングを一挙にご紹介!
YONEX ポリツアープロ:1.15/1.20mm
断面形状 | 丸型 |
太さ | ・1.15 mm (新発売) ・1.20 mm ・1.25 mm ・1.30 mm |
色 | ・フラッシュイエロー ・ブルー (新色) ・グラファイト (※1.25/1.30のみ) |
定価 | ¥2,300 + tax (12m) |
今回使用したポリツアープロは1.20mm/1.15mmも販売されています。
細ゲージでもカンカンする感触が少なく、バランスが良く扱いやすいのが魅力のストリング。断面形状は丸型なのでスナップバックが引き出しやすくなるのも見逃せないメリットです。
ソリンコ ハイパーG:1.05/1.10/1.15mm
断面形状 | 5角形 |
太さ | ・1.05 mm ・1.10 mm ・1.15 mm ・1.20 mm ・1.25 mm ・1.30 mm |
色 | グリーン |
定価 | ¥2,500 + tax (12m) |
ソリンコのハイパーG(ソフト)やツアーバイトの凄いところは、1.05mmという超極細ゲージまで展開されている点!いよいよ不安になるくらいに細いレベル(笑)
比較的太めのゲージが人気のストリングでは有りますが、弾きを強調する場合には極細ゲージを選んでみるのもアリかもしれません。
LUXILON アルパワー:1.15/1.20mm
断面形状 | 丸型 |
太さ | ・1.15 mm ・1.20 mm ・1.25 mm ・1.28 mm(RG) ・1.30 mm |
色 | ・シルバー ・アイスブルー ・レッドクレー(RG) |
定価 | ¥2,900 + tax (12m) |
独特の打球感が魅力のアルパワーにも1.15mmの極細ゲージが追加。
「アルパワーの打感が好きだけどちょっとしんどい・・・」と感じていた人には間違いなく刺さるはず。
“史上最強説”は本当かどうか、自分で徹底的にテストしてみるのも良いかもしれません!
GOSEN G-TOUR3:1.18mm
断面形状 | 丸型 |
太さ | ・1.18 mm ・1.23 mm ・1.28 mm |
色 | ・ブラック ・イエロー |
定価 | ¥2,500 + tax (12m) |
しっとりした柔らかさが有りつつも、復元力も悪くないのがG-TOUR3最大のセールスポイント。1.20mm未満のストリングを試してみたい人にとっては、1.18mmは絶妙な太さ設定。食いつきを犠牲にしない極細ゲージとして活躍してくれるはず。
Signum-Pro ハイペリオン:1.18mm
断面形状 | 丸型 |
太さ | ・1.18 mm ・1.24 mm ・1.30 mm |
色 | 黒 |
とにかく単価が安いのでお試し購入もしやすいのがハイペリオンの魅力。
打球感や性能としてはポリツアープロに近いテイストに仕上がっており、細ゲージらしい弾きと引っ掛かりを感じやすい製品です。
まとめ:極細ゲージでキレをアップ!
・極細ゲージでキレが増す!
・弾きとスピン性能が向上!
・張り上げ重量がかなり軽い
・耐摩耗性は意外と大丈夫
・ポリの打感に弾きをプラス
・試してみる価値は十分アリ
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