厚い当たりをコントロール!
インパクトではマイルドでありながらも、食いつき+引っかかりの良さで弾道があげやすいのがこのTOUR XX SPIN!!
「多角形ポリは硬いのが多くて好きじゃない」
「でも弾道が上げやすいポリを使いたい!」
そんな人にはぜひ試してもらいたいのがこのストリング!
他にはない独特の使用感・性能にあなたも虜になっちゃうかも!
溝が噛む!コントロールしやすいポリ!
今回インプレするTOUR XX SPINは、表面に溝が螺旋状に入っているのが最大の特徴!
この不思議な形状を作り出しているのが『ファイブバルブ製法』。
5つのノズルから素材を射出して1本にまとめているので、モノフィラメントならがら表面に溝が刻まれた構造が出来上がるのです。
このスパイラルした溝のおかげなのか、特に厚い当たりの時にはしっかりボールを噛んでくれる感触を味わう事が出来たのでした!
コントロール性が良く、プレースメント重視のプレイヤーにもオススメしたいポリストリングなんです。
TOUR XX SPIN 17:スペック
製品名 | ツアーXXスピン |
素材 | 高耐熱ポリエステル |
太さ | 1.25mm (17) 1.30mm (16) |
色 | パールグレー ブラック オプティックグリーン |
値段 | ¥2,300+tax (12.2m) |
生産国 | 日本 |
発売日 | 2018年9月 |
新色オプティックグリーンが新たに追加!
これまでブラック、グレーの2色展開でしたが、新たにオプティックグリーンが追加となりました!
色味的には完全にハイパーGを意識している事は言わずもがな。笑
でもこのカラー、好きな人は多いんじゃないでしょうか!
実際に使うとハイパーGとは使用感が異なるので、ハイパーGに満足出来なかった人もトライしてみて欲しい1張りです!
セッティング:T-Fight RS300に45ポンド!
ラケット | テクニファイバー T-Fight RS300 |
テンション | 45ポンド |
張り方 | 1本張り |
重量増加 | +15.4g |
打球感:芯はあるけどポリとしては柔らかい
動画でも触れていますが、カンカンと響くような硬さはなく、ポリとしては柔らかめの打球感でした!
手応えはしっかりしていて芯のある打感ではありますが、溝の恩恵なのかガツンとくるような衝撃が少ないのも特徴!
RPMブラストとPTストライクの中間くらい
打球感としては、RPMブラストとポリツアーストライクの中間というイメージ。
RPMブラストのシャキッとした感じを少し抑えてマイルドに、ポリツアーストライクのホールド感や撓みを若干抑えた感じ・・・と思いましたね。
(あくまでもT-Fightに張って打った時の感想なので、ラケットが変わったら印象も変わるとは思いますが!)
性能:中弾道でコントロールがMAX
[トスマシン練習]
— アドブロ(ADVNTG.BLOG) (@ADVNTG_kotodama) December 21, 2020
・BHトップスピン
・BHスライス
・回り込みFH
→ 3球x4セット、全部で12球。
この球数・球威であってもミスしないで打ち続ける為には、集中力が必要。
移動距離やコースを変えれば運動強度を高める事も出来るので、トスマシンだけでもかなり鍛えられます👍https://t.co/IO1hV2wPD8 pic.twitter.com/IseYv47180
T-Fightと組み合わせた事もあってか、中くらいの弾道で真っ直ぐ打ち込んで行くショットが非常にコントロールしやすかった!
パワー:弾きはないがつらくもない
ストリング自体の弾きは少なく、食いつきを生かしてボールを押していけるのでつらさはあまり感じませんでした。
ストロークではネット上1.5mくらいを通す弾道が1番気持ち良くボールが飛ばせました。
少し難点を感じたのはフラット系のサーブとボレー。弾く感じが少ないので、瞬間的なインパクトでボールを飛ばそうとするとスムーズにいかないように感じる事がありました。
スピン:弾道は上がるが回転量はそこそこ!
表面の溝がボールを噛んでくれるので、特に厚い当たりの時にスピン量・弾道の調整しやすさが最大化されるように感じました!
ただし構造的にスナップバックも起きづらく、弾道を上げすぎると回転量が足らずコートに収まらない事もあったので、過剰な期待はしない方が良いかも。
後日行ったプリンスのストリング4機種打ち比べのテストでも、”弾道は上げやすいが回転数はそれほど多くない”という事が判明したので、興味のある方は合わせてチェックをしてみてくださいね!
耐摩耗性:溝がある分、ノッチが出来やすい
表面に5本の溝が入っているため耐久性の面ではまぁまぁという印象。
ノッチは割と早く出来る感じあり、練習頻度の高い人やハードヒッターだとすぐ切れてしまうかもしれません。
数時間使用すると表面の溝が少し薄くなっていて、結構摩耗しやすいんだなぁと感じました。
次項で説明しますが、基本的にはプレースメントを大切にするプレイヤーにフィットしそうなストリングなので、耐久性が問題になる事はそんなにないのでは・・・と予想。
オススメ:プレースメント重視のプレイヤー
TOUR XX SPINはボールをしっかり噛んでコントロールがしやすいので、プレースメント重視のプレイヤーにオススメしたいストリングです!
プレースメント重視とは言え、当てるだけではボールが飛ばないのである程度しっかりとしたスイングが出来る人に絞られると思います。
しなやか系のフレームと相性良さそう!
CX200やBLADE、NOVA100とかにもフィットするんじゃないかと。
ガンガンに打って行く人よりは、ラケットのしなやかさも生かしたショットでこそ良さが感じられそう!
ライバル:G-TOUR3やメビウススピード等
ライバルとしてはゴーセンのG-TOUR3や、ウィニングショットのメビウススピードなど、柔らかめのポリエステルストリングがライバルとして挙げられるでしょう。
柔らかさと反発力のバランスが非常に良いのがG-TOUR3。
丸断面なのでスナップバックも十分なので、XX SPINよりも色んな弾道を打ちやすいのがメリット。
コントロールならXX SPINを、柔らかさと癖のなさならG-TOUR3を推したいところですね。
メビウススピードはより素材的な柔らかさを感じられるのが特徴。
ストリング自体の持つパワーとしてはほぼ同等の印象ですね。
XX SPINの時にサーブやボレーでしんどさを感じたのなら、メビウススピードの素材的な柔らかさがプラスに作用する場合もあるかも!
まとめ:厚い当たりをコントロール出来る!
・5本の溝が入った独自形状
・芯はあるけど柔らかめ
・コントロール性が秀逸
・厚い当たり向け
・プレースメント重視の人に!