ホールド感が強く、快適にプレー出来る黄金スペックっていう感じのラケットですね!
・快適にプレーがしたい!
・でも面の大きなラケットは嫌!
・操作性が良いラケットが欲しい
・快適な黄金スペックが欲しい
・ゆったり振ってもコントロールしたい!
・シンプルなデザインのが欲しい!
テクニファイバーの新ラケット:TF-X1(エックスワン)
製品名 | TF-X1 (300g) |
フェイス サイズ | 100平方インチ |
重量 | 300g |
バランス | 320mm |
フレーム厚 | 23-25-24mm |
フレーム長 | 27インチ |
ストリング パターン | 16×19 |
グリップサイズ | 1,2 |
パワーと快適性を追求したテニスラケット!
TF-X1の大きな特徴がこのX-DAMP(エックスダンプ)。
グリップエンド内にスチールの重り+樹脂を内蔵することで、低周波振動を低減させる構造となっています。
フレーム形状(グロメット形状)も独特!
場所によってフレームの剛性を変化させることで、オフセンターでも打球感やパワーを損なわないように設計されています。
シャフト部分は6角形断面
写真では非常に分かりづらいのですが、TF-X1のシャフト部分は断面が6角形のようなデザインになっています。
イメージ的にはT-Fight RS300のをベースにボリュームを持たせた感じ、もしくはウイルソンのCLASH100に近い感じだと思います。
TF-X1(ティーエフ・エックスワン):インプレ
[TF-X1]
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) August 11, 2021
ストローク:意外と飛びが控えめで、擦るとショート🤔
ゆったり大きく振るか、スライスの方が打ちやすい!
ボレー:これはいい!
多少のアシスト感は残しつつ、乗せて運べる感じがあるのでコントロールがしやすい👍
速いペースは厳しいけど、ゆったり快適にプレーしたい人にフィットしそう! pic.twitter.com/aRP4IgMwTv
比較対象は”黄金スペック”のラケット4本。
打球感やパワーをそれぞれランキング形式で評価してみました!
打球感:マイルド+高い減衰性能
打球感のマイルドさではTF-X1がNO.1だと感じました!
ピュアドライブやFX500だと腕にダイレクトに衝撃が伝わるような感触もありましたが、TF-X1はラケット側である程度吸収してくれます。
ただ振動止めをつけてしまうと、手に伝わる情報もかなり制限されるため・・・出来れば振動止めはしないで使えるセッティングで調整する方が良さそう。
今回はストリングがアイスコードだったため、ナイロンマルチなどに変更すればさらに快適なフィーリングに出来るはず。
パワー&飛び:弾きは少なく飛びは抑えめ
ラケット自体が弾いて飛ばすような感覚は少なかったです。
フルスイングしてもラケットがエネルギーを吸収する感覚があり、打球のパワーを追求するのには不向きなラケットという印象。
ラケットのホールド感を生かし、ゆったり大きなスイングをした方がパワーを効率良く伝える事が出来ました。
サーブでは球速よりも、良いコースにスライスサーブを入れるという使い方の方が相性が良く感じられるはず。
またボレーでは弾きよりも”押し”が加えやすく、コントロールのしやすさは十分と言えそうです。
スピン性能:スピンには不向き
パワーとも共通する部分ですが、ラケットが衝撃を吸収する感じが強く、スピン(スイング)の強弱が打球に反映されづらく感じました。
ピュアドラは打感は少し硬い分、スイングの違いがボールに反映されやすく、レスポンスに優れているので・・・同じ黄金スペックでもかなり味付けが異なると言えます。
快適性:これはもちろん優秀
打球感とほぼイコールにはなりますが、やはり快適性という点ではTF-X1は1番だと思います。
インパクトでの衝撃、手に残る振動などが抑えられており、そのほかの黄金スペックと比べた時に最大のセールスポイントとなっています。
・他の黄金スペックとも比較!
・マイルドさ、快適さではNo.1
・パワーやスピンは厳しい
・球威より快適性とコントロール
・ゆったり大きなスイングに合う
・ボレーでも押しが加えやすい
快適性と適度なアシストを求める人にオススメ!
・腕へのダメージを減らしたい人
・ホールド感強めのラケット欲しい人
・ボールを押せる感覚が欲しい人
・コントロール重視の上級男性
・しっかりスイング出来る中上級女性
黄金スペックに分類されるラケットではあるものの、球威よりも快適性やコントロールを重視する人にオススメしたいラケットです!
ボールを乗せる・押すような感触を求める人や、振り切った時にもコントロールしやすいラケットを求めている人なら、試してみる価値ありの1本です!
ストリングはナイロン系の方が良さを引き出せそう
今回はポリエステルストリングでのテストでしたが、TF-X1にはナイロン系ストリングの方が相性が良いと思います。
インパクトでの衝撃の少なさ、弾きによるアシスト感がプラスされるので、より快適にプレーが出来ると思います。
CLASH100からのスイッチにも良いかも!
現市場では極端に低いRA値、最大級のフレックスを持っているウイルソン・クラッシュ100。
独特の打球感・使用感は一部のユーザーから強い支持を得た一方、クラッシュ以外への乗り換えで苦戦する”難民”を数多く生み出したラケットでもあります。
正直やりすぎ感も多少あって(笑)、柔らかすぎる事による弊害も・・・
TX-F1はそっくりというワケではないのですが、ホールド感がしっかり味わえ、適度なアシスト感もあるという点でも、より実践的な落とし所としてこのラケットを選ぶのはGOOD。
パワーやスピードを求める人は買わない方がベター
“黄金スペック”と聞けば「パワー」や「球威」などを連想する人が多いとは思いますが、TF-X1のレスポンスではガシガシ打っていくのには不向きかもしれません。
球威が欲しい人は素直にピュアドラやFX500の方がベターだと思います!