コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年
・オールラウンド器用貧乏
・EZONE98LとピュアストTEAM愛用中
・クセの少ないラケットが好き
・道具系全般大好き
詳しいプロフィール
テニスラケットの部位ごとの名称をまとめました
この記事では【入門編】として、ラケットの各部位/パーツの名称や名前について分かりやすく解説していきます。
各部の名称を知っておけばカタログを見たり友達とラケットについて話をする時に、より分かりやすくなると思います。
フレーム:各部位の名称
まずはラケット=フレーム全体の名称について解説します。
フェイス(ヘッド)、スロート、グリップ
ストリングが張られたフェイス(ヘッド)部分、ラケットを保持するグリップ、そしてグリップとフェイスをつなぐスロート部分の3つに大別することが出来ます。
フェイス(ヘッド)の大きさは面積で表されており、100平方インチ(inch2)が現在の主流となっています。
シャフト、ヨーク
フェイスの下部分、左右を繋いでいる(緑色の部位)がヨーク(もしくはブリッジ)と呼ばれています。
シャフトはグリップ上部からフェイスに向かって左右に伸びたパーツで、このシャフトの長さや断面の形状によって打球感にも大きな違いが生まれます。
プリンスにはダブルブリッジ(DB)という特殊なヨーク構造をしたらラケットがあり、内部に柔らかい素材(エラストマー)を挟み込み打球感をマイルドにしたり、より食いつくフィーリングを実現しています。
クロスバー
一部のモデルにはシャフトの中間部分に、左右を繋ぐクロスバーがついているものもあります。
90年代~2000年代前半までに多く使われてた構造で、フレームのしなり感は残しつつもねじれやブレを抑えることが出来ます。
グリップテープ:2種類のグリップがあります
テニスラケットには購入時から巻かれているリプレイスメントグリップ(通称:元グリップ)と、その上に巻くオーバーグリップの2種類のグリップテープがあります。
「グリップテープ」と言えばオーバーグリップの方を指すことが多いです。
グリップテープ次第で握り心地は大きく変わるので、好みのタイプのグリップを見つけるのが大事です。
グリップを全部剥がすとウレタン
元々巻かれているリプレイスメントグリップを取ってみると、ウレタン部分とエンドキャップが出てきます。
ウレタン部分はメーカーによって太さや形状が微妙に異なっていたりしているので、購入時には実際に握って確認するのが大事です。
エンドキャップはウレタン部分にU字状のクギ(タッカー)で固定されていて、指の引っ掛かり感を出すことですっぽ抜けを防止するのにも貢献しています。
エンドキャップのフタは外してフレーム内部のゴミを除去したり、シリコンを詰めて重さを調整したりすることができます。
一部のモデルはフレーム内部にもウレタンが充填されていたり、そもそもフタが開けられなかったりします。
グロメット:ストリングを保護する樹脂パーツ
フェイスをグルっと1周回るように取り付けられている樹脂パーツをグロメットと呼んでいます。
ラケットとストリングの間の緩衝材のような役割をしており、ストリングの損傷や角切れなどを防いでいます。
樹脂パーツなので使用に伴って劣化しやすく、損傷が激しい場合には交換してあげる必要があります。
バンパー:フレーム先端を保護
ラケット先端の保護を目的として取り付けられているのがバンパーです。
プレーをしているとどうしてもラケットとコートが接触してしまう事があるのですが、その時のラケット本体のダメージや傷を最小限に抑えるための樹脂パーツとなっています。
モデルによってはフェイスの半周~ほぼ全体をカバーしているものも存在しています。
ストリング:縦と横方向に張られた糸
テニスラケットのフェイスにはストリングが縦横に張られています。
縦方向に張られているのをメインストリング(縦糸)、横方向のものをクロスストリング(横糸)と呼んでいます。
基本的には縦横に同じストリングを張りますが(単張り)、縦と横を異なるものを張るハイブリッドと呼ばれる手法もあります。
ストリングについて詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
まとめ
・各部名称を解説
・フェイス/スロート/グリップに大別
・スロートはシャフト+ヨーク
・グリップは大きく分けて2種類
・グリップの下はウレタン
・グロメットはストリングを保護
・バンパーはフレームを保護
・ストリングは縦横に張られている