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プリンス・ツアープロZ 6はフィット感向上で一般愛好家にもオススメしやすくなったテニスシューズ。Prince TOUR PRO Z Ⅵ AC/CG(2024)

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)の感想・評価
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今回インプレするのはプリンスの最新テニスシューズ『ツアープロZ Ⅵ』です!

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)のホワイトとブラック

よりフィットしやすくなって一般プレイヤーには最高レベルの安定性を発揮してくれるテニスシューズです!

形や構造自体は前作と大きな違いは無いのですが、実際に履いてみると進化をしっかり感じられる1足となっています。

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

アドブロ
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ここ数年のプリンスのシューズは本当にレベルが高い!

高評価
よりフィットしやすくなったアッパー
前作と同等レベルの安定性
力を逃さず伝える剛性
タイトめで遊びの少ない履き心地
デメリット
単純な剛性だけなら前作が上
ソールのデザインは前作が好き

アッパーの柔軟性が上がったことでより高いフィット感を生み出し、地面にしっかりと力を伝えられるタフなシューズに仕上がっています。

単純な剛性だけなら前作の方が上ですが、一般愛好家なら新作の方がむしろ安定・安心して感じられるはず!

ツアープロZ Ⅵは一般愛好家でも安定+安心

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)のACモデル
プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

ここ数年、テニスシューズ市場で一気にシェアを高めているのがプリンスのツアープロシリーズ

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)のACモデル

今回はその最新作であるツアープロZ Ⅵを履いてプレーしてみたのですが、僕のような一般愛好家でも高い安定性と安心感を得られるテニスシューズに仕上がっていました!

アドブロ
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前作のちょっと過剰にも感じる剛性が抑えられ、フィット感と安定性を高いレベルで感じられるシューズです!

2024年11月に新発売

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

ツアープロZ 6は2024年11月上旬に発売予定となっているプリンス最新テニスシューズ。

今回は特別に発売前のこのモデル(オールコート用のAC、クレー/グラスサンド用のCG)を先行してテストさせて頂く事が出来ましたので、正直な感想を記事にまとめています。

バボラ・RPMチーム(Babolat RPM TEAM)インプレッション・感想・評価

ぜひ購入前の判断材料としてご活用ください!

デザイン:目立つアウトソール

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)
プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

ツアープロZ Ⅵは白(ホワイトxオーシャングリーン)と黒(ブラックxクリアブラック)の2色展開となっており、どちらもシンプルなデザイン+配色となっています。

それぞれ色の違う替え紐も付属しているので、付け替えて雰囲気を変えたり左右で違う色にして楽しむことも出来ます。

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)のアウトソール
プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)CGのアウトソール

シンプルなアッパーとは対照的にアウトソール(靴底)は大きなプリンスロゴが見える主張の強いデザインとなっています。

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)
プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

ヒールカウンターは大きな樹脂パーツで構成されており、踵をしっかり包みこんでブレさせない安定性を発揮。

プリンスのPの字がデザインされていますが、白地に白字・黒地に黒字で主張は控えめ。

新旧比較:アッパーはシンプル、靴底は派手に。

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

左が前作5、右が新作6。

ヒールカウンターの構造などは変わりませんが、Pの字が黒になってよりシンプルな外観になっています。

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)と前作5のアウトソール比較

前作まではマーブル柄が特徴的だったのですが、今回は半透明+ビッグロゴのデザインへと大きく変更されています。

アドブロ
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マーブル柄が好きだった人も多いですよね!
僕もマーブル柄好きです。

アッパーのフィット感が向上

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

新しいツアープロZ Ⅵの安定・安心の使用感を生み出している大きな要因のひとつが、アッパーのフィット感が向上したという点ですね。

アッパーに新たなメッシュ素材を採用

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

Ⅵになってアッパー部分に新しいメッシュ素材を採用、通気性と柔軟性が改善しています。

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

写真(左が新作Ⅵ、右が前作Ⅴ)から分かる通り、メッシュ部分のパターンの粗さが新旧で若干異なるものになっています。

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)の新旧比較

新作(上の写真右側)の方が格子が広いアッパーになったことで柔軟性と通気性を改善

こちらの動画でも触れられていますが従来のツアープロZは屈強・堅牢なのがセールスポイントでしたが、その一方で通気性や柔軟性不満を感じる人がいたのも事実でした。

アドブロ
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過去のツアープロZは剛性が強すぎて一般愛好家が履くにはタイト過ぎ・やり過ぎな感じが多少あったんですよね。

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

その不満点を新作ではしっかり解消し、着実な進化を遂げています。

足に密にフィットして力を逃さない

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

新作は足入れした時点で前作よりも柔軟性が高まっているのが分かり、足全体への密着度も上がっているように感じました。

バボラ・RPMチーム(Babolat RPM TEAM)インプレッション・感想・評価

従来のツアープロZが持っていた剛性の高さ・堅牢さはキープしつつも、アッパーが足全体にフィットしやすくなったことで脚力を逃さず伝えやすくなりました

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

体格や筋力に対して剛性が高すぎるとシューズに足が負ける感覚になり、パフォーマンスが下がったり疲れやすくなってしまったりするんですが、今回のツーアプロZなら僕くらいの筋力でも十分に使えるなと感じました。

ハードでAC、オムニでCGをテスト

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)のACモデル

今回はハードコートでTOUR PRO Z Ⅵ ACを使用、オムニコートでTOUR PRO Z Ⅵ CGを使用してテストしてきました!

【アドブロの足について】
・実測長は25.5cm
・左足が2E、右足が2E~3E
・甲は低くローアーチ
・足指はギリシャ型
(※人差し指が一番長いタイプ)

【過去のお気に入りシューズ】
・ゲルエンクウィスト
・プレステージライト
・ジェットテレ
ウーバーソニック3
ゲルレゾリューション8

ツアープロZの着用サイズは26.5cmで、初めて足を入れた瞬間からアッパーのしなやかさを感じました。

足型は本当にピッタリフィットする感じで、アシックスを履いていた時よりも特につま先回りのフィット感と快適性がより良く感じます。

ハードコートでは安定性はそのままに
足に馴染みやすくなった

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

前作の圧倒的剛性感は特にハードコートでの安定性や安心感を生み出してくれたのですが、一方でツアープロライトに比べると最初の足入れ感は「サイズ間違ったかな!?」と思うほどの硬さやタイトさを感じてしまうレベルでした。

それが今作Ⅵになったことで初めて履いた時に、タイトではあるもののシューズが足の形に合わせてフィットしてくれる柔軟性が増していてビックリ。

アドブロ
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前作は足に馴染むまでの2,3回くらいはタイトさを我慢するような感覚がありましたが、新型はそのストレスが大幅に低減したように感じました!

アッパーの柔軟性は増していますが切り返しの時のパワーロス感は無く、総じてプレー中の快適性が上がったというのが新型をハードコートで使ってみて実感しました。

オムニコートでは足への追従性が向上
スライドしても安心

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)

実はツアープロZをオムニで使うのは今回が初めて。

オムニではフィジカルに対して靴が強すぎるとかえってグリップ力を引き出せない・安定しない感じてしまったりするのですが、前作の高い剛性は僕にとって過剰だと考えていたのでツアープロライトを使用していました。

今回の新型はほど良い柔軟性もあるので安心してダッシュ・ストップ・切り返しが可能でした。

プリンス・ツアープロゼット 6 (Prince TOUR PRO Z Ⅵ)CGのアウトソールパターン

ソールのグリップ力に関しては平均以上だと思いますね。

ゲルレゾのような激烈なグリップ力ではありませんが、それゆえにオムニコートのコンディション(毛足の長さ、砂の量など)をあまり気にせず履けるというメリットになってます。

アドブロ
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今までツアープロライト履いてましたが、これからはツアープロZをメインにしてプレーしようと思います!

メリット:厳密なフィット+安定性

・フィットしやすくなったアッパー
・タイトめで遊びの少ない履き心地
・前作と同等レベルの安定性
・力を逃さず伝える剛性
・オムニでも安定したグリップ力

 

ツアープロZ Ⅵの魅力はアッパーに柔軟性がプラスされたことでより厳密なフィット感を実現、それにより高い安定性を生み出しています。

足への追従性も上がり、オムニコートでも安定したグリップ力を発揮。

前作よりも幅広いプレイヤーにオススメしやすくなりました。

デメリット:剛性だけなら前作が上

・単純な剛性だけなら前作が上
・ソールデザインは好き嫌いが分かれる

単純な剛性だけでみれば前作の方が上で、特にプレー強度が高くパワーロスを少しでも減らしたいという人は前作を安く購入というのも有りですね。

無地に近いアッパーに対してアウトソールはブランドロゴの主張が強く、前作のマーブル柄の方が好きだという人もいそうですね。

アドブロ
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ラケットとシューズのブランドが明らかに違うのが分かっちゃうのが嫌・・・という人もいますよね。僕もその1人です。

ツアープロライトと比較

僕自身はツアープロライトを気に入ってメインで履いていたのですが、それと比べるとツアープロゼットは圧倒的に剛性感が高いですね。

優しいフィット感と足への追従性の高さを優先するならライト、フィット感とブレない安定性を重視するならゼットを選ぶという感じでOK。

重量的には実はあまり差がない

モデル名
※全て26.5cm
重量
ツアープロZ 5AC374g
ツアープロZ 6AC389g
ツアープロZ 6CG377g
ツアープロLITE 6CG
(※靴紐を社外品に交換)
358g

今作のAC/CGの2足に加えて、前作Z(AC)とツアープロライト6(CG)の重量を比較してみましたが、実は重量的な差はそんなにないんですよね。

アドブロ
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シューズを履いた時に感じる重さと、実際のシューズの重量って意外と違ってたりしますよね。

シューズの重量って本当ただの参考値なんだなと改めて感じましたね。

ちなみに過去に使用したことがあるシューズの重さを挙げると、ウーバーソニック3のマルチコートソールが378g、ゲルレゾリューション8OCが389gでした。

ゲルレゾリューションに並ぶ1足?

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プロをはじめ多くの競技者に支持されているスタビリティタイプのシューズと言えばアシックス・ゲルレゾリューションでしょう。

ゲルレゾの性能や信頼感については実績が物語っているともいますが、個人的にはツアープロZもゲルレゾに負けない性能・魅力を持ったシューズだと考えています。

ゲルレゾの圧倒的なしっかり感・グリップ力はセールスポイントではあるんですが、一方で僕のような一般愛好家が履くにはシューズが勝ってしまって足がついて行かない感じがあったりするんですよね。

新型ツアープロZはアッパーの柔軟性が増したのでフォット感が得やすく、過剰過ぎない剛性感によってパフォーマンスを引き上げやすく感じられるはずです。

ツアープロZⅥは一般プレイヤーにもオススメ


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テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年

・オールラウンド器用貧乏
・EZONE98Lを愛用中
・クセの少ないラケットが好き
詳しいプロフィール

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