2025年は新色・限定色が非常に多い
Embed from Getty Images毎年ラケット市場にはいくつかの限定色(限定モデル)や追加色がリリースされるのですが、2025年はその数がこれまでにないほど多くなっています。
この記事では2025年にモデルチェンジではなく、カラーリングの面で変化があったテニスラケットをまとめて紹介していきます。
パーセプトの新色
ミッドナイトネイビー
先日発表されたばかりのパーセプトの新色がミッドナイトネイビー。
これまでの緑系の淡いカラーとは真逆の重厚感のある配色で、イメージ的にはブイコアプロの2018年モデルに近い印象。
パーセプトは各スペックごとにインプレ記事にまとめていますので是非ご覧ください。
T-FIGHT ID
全米シーズン限定色
テクニファイバーが全米シリーズ向けてシフィオンテク / メドべデフ用の新デザインとしてT-FIGHT IDを発表。
真っ白+グロスがアイデンティティと言っても良い現行T-FIGHTがマットなブルーに大変身。
スペックは300(面100)・305S(面98・18×19)の2種類。
シフィオンテクは300Sを使っているはずなのに、それがラインナップに含まれていないのはちょっと不思議。
ピュアストライクの新色
メタリック・グレー
僕も愛用していたピュアストライク2024年モデルに新色としてメタリックグレーが追加。
色の組み合わせがウルトラマンみたいだなと思いました笑
すでにノリーがこちらのカラーを使用していますね。
一方でシェフチェンコは2024モデルから2019年モデルに逆行するという謎現象も起きていました・・・柔らかくなって飛びが悪かったのかな?
RF01 PRO CLASSIC (限定色)
https://www.tennis-warehouse.com/Wilson_RF_01_Pro_Classic/descpageRCWILSON-WRFPCB.html?srsltid=AfmBOop-8nymnHokwunfpbLqYHlxcvFPzMeWh1KiyWDi3WmobJcaOHcV
まさかの限定色だったのがRF01PRO CLASSICですね。
n SIX-ONE時代の印象的な赤白の配色・デザインをリバイバル。
フェデラー全盛期をリアルタイムで見てきた世代としては非常にエモい1本になってます。
ラジカルMPの限定色
パームツリークルー
フリッツが使用しているのがこのパームツリークルーという限定色。
Embed from Getty Imagesラジカルと言えば全身オレンジっていうイメージが強いですが、こちらは水色や紫色などが織り交ぜられたデザインとなっています。
BOOM MP NEON (限定色)
全米シーズン向けの限定色として販売されるのがブーンMPネオン。
Embed from Getty Imagesこのデザインのラケットを使用しているのがロレンツォ・ムゼッティ。
(中身はEXTRTEME TOUR/PROですが)
ブーンの可愛らしい配色から一転、黒ベースでポップなデザインへと変化しています。
BOOM MP
アーサー・アッシュ・コンペティション
ヘッドの最初のテニスラケットであるアーサー・アッシュ・コンペティションのデザインを、ヘッド最新モデルであるブーンMPに施すというギャップが面白いのがこの1本。
グリップ上部のプラキャップがプレステージクラシックっぽさもあり、かなり面白いデザインのラケットに仕上がっています。
CX200 BLACK / CX400TOUR BLACK
8月1日に情報解禁されたのがこのダンロップCXの限定デザイン。
デザインはMAX200GにインスパイアされたクラシカルかつCXらしい配色のモデルとなっています。
エンブレム・ビーストの限定色
真っ白が特徴だったエンブレムに、グリーン(エメラルド?)の差し色がプラスされた限定色がリリース。
現物を見ましたが男女問わず使えそうな美しい配色でした。
オレンジ+赤が目立つビーストに限定色として登場したのが白+ティールのさわやかなカラー。
テクニのTEMPOにも似た雰囲気はありますが、こちらのほうがより明るく発色が良いカラーリングになっていますね。
【総評】3年サイクルに変化した影響かも?
2025年はモデルチェンジではなく、既存ラケットの新色追加・限定色販売が非常に多いシーズンとなっています。
これはやはりテニスラケットのモデルチェンジのサイクルが以前よりも長くなっていることに起因しているんではないかと思います。
コロナ以前では2年サイクルでモデルチェンジが行われることが多かったですが、現在は3年サイクルのブランドが非常に多くなってきています。
ラケット市場の覇権を握りつつあるヨネックスも分かりやすく変化しており、主力3モデル(EZONE,VCORE,PERCEPT)はいずれも2年から3年へとシフトしています。
その期間の長さを補うためなのか、おおよそ2年が経つタイミングで追加の新色(アクアナイトブラック、サンドベージュ、ミッドナイトパープル)が販売されています。
これと同じようなサイクルが他ブランドでも採用されるようになり、結果として2025年に新色や限定モデルが増加・集中したのではないかと思います。
来年も同じくらい多くの新色や限定色がリリースされるのか、少し気が早いですが今から楽しみにしています。