01-ラケットインプレ

[FX500TOUR 2020/インプレ]フラットドライブをコントロール出来るラケット|DUNLOP(ダンロップ)FX500ツアー

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この記事ではFX500TOUR 2020年モデルをインプレしています。

最新モデルであるFX500TOUR 2023年モデルのインプレについてはこちらの記事からチェクしてください。

フラットドライブで攻める98平方インチ

ダンロップ FX500TOUR

振り切れるドライブ

クリアな打球感

優れた操作性

高いコントロール性

6

パワフルさ

8

コントロール

6

食いつき

7

扱いやすさ

この記事のポイント

ダンロップの新作ラケット:FX500TOURのインプレをお届け!
『強烈なパワーを自在にコントロールできる』というコンセプトで開発されたFXシリーズの中でも、少し小さめのフェイスによってコントロール性を高めたモデル。

・よりピンポイントなコントロール
・フラットドライブ向きの弾道
・FX500よりもしっかり系の打感
激戦区となりつつある98平方インチ+305gのカテゴリーに登場。
パワーとシンプルな使用感のバランスが良い1本に仕上がっています!

新しいFX500シリーズ(2023年モデル)がリリースされましたので、詳細はこちらから!

振り切るフラットドライブ向きの1本!

FX500TOURは無印(FX500)よりも低弾道の速いボールが打ちやすく、振り切りながらもボールのコントロールしやすさに優れたラケットです!

滑るようなスライスも打ちやすく、ボールをしっかりコントロールしながら展開していく中上級者以上のプレイヤー(特に男性)にオススメ!!

FX500TOURのスペック&テクノロジー

製品名FX500 TOUR
フェイス
サイズ
[平方インチ]
98
重さ
[g]
305
バランス
[mm]
315
フレーム厚
[mm]
21-23
フレーム長
[インチ]
27
ストリング
パターン
16/19
フレックス
(RA値)
70

フレームはフェイスが少し小さく薄め、305g/315mmへ重量バランス変更されたのがTOUR。
ピュアドライブのVSとほぼ同じ位置付けのラケットとなっています。

FX500TOURは主に4つのテクノロジーを搭載

テクノロジーとしては主に4つ。
①パワーブーストグルーブ
グロメット溝の中央に、小さな溝を追加。
ストリングのたわみ量をアップさせる。
②パワーブーストフレームジオメトリー
フレームのフォルムを新しく設計。
面安定性、パワーやコントロールが向上。
③フレックスタッチレジン
スロート部分に、高い伸縮性と反発性を併せ持つ素材を搭載。
食いつきの良い柔らかい打感を実現。
④ソニックコア
フレーム内部に熱可塑性ポリウレタン発泡粒子を装着。
重量を増やさずに、パワーや減衰性を向上させた。

セッティング:3種類のストリングでテスト

今回はダンロップのストリング3種類で打ち比べてきました!

①EXPLOSIVE BITE
 →かなり柔らかい3角形断面ポリ
②EXPLOSIVE SPEED
 →しっかり打感の丸型ポリ
③EXPLOSIVE SPIN
 →しっかり打感の6角形断面ポリ

テンションはいずれも45ポンド前後でした。
(多少緩んでいるものもあったので、参考程度に考えて頂ければ幸いです。)

打感:FX500よりかっちりしてる!

FX500とくらべてインパクト時のかっちり感がアップしていました!
特にEX SPEEDの時は瞬間的なホールドから一気に弾き出すような感触で、厚い当たりで速いボールを打ち込むのに最高な感触。

EX BITEになるとホールド感、食いつき感が大幅にアップ。
パワーのあるプレイヤーが使えば、安心感を得られるはず。

僕くらいのスイングでは球持ち感は薄め。

僕はスイングスピードは標準〜ちょい速いくらいのカテゴリーに入ると思いますが、FX500TOURだとインパクト時の球持ち・食いつき感は割と薄め。
硬さや手応えの重さはないものの、ゆっくりなスイングや薄い当たりだとボールを持ち上げきれなかったりする場面も。

性能:真っ直ぐなフラットドライブ系

FX500以上にフラットドライブが打ちやすいのがFX500TOUR。
かっちり感が強まった事で強いスイングに対しても、コントロールがブレずに打ち込んでいける1本ですね!

反発力:標準的!でも時に物足りなさも。

反発力は98インチとしては標準〜少し良いくらい。
BOX形状の20~22mmのものに比べると飛びは良いですね!

今回打った中ではEX SPEEDの飛び具合が気持ち良かったです。
反対にEX BITEだと食いつきが良すぎて、パワー不足を感じる瞬間もありました。

スピン性能:フラットドライブ系が打ちやすい

ボールの引っ掛かり感は若干抑えめで、強烈なスピン量をかけるのは難しく感じました。
無理に弾道を上げようとするよりは、フラットドライブで真っ直ぐ打ち込むのが良さそうです。

厚い当たりのスライスはかなり打ちやすい!
片手バックでスライスを多用する自分にはとってもありがたい感触でした。

振り抜き:良好!空気抵抗も少ない

振り抜きは良かったです!
FX500と同じく水平方向への空気抵抗が少なく、スッと振り切っていける感じでした。

バンパーやグロメットもストリングが隠れるような形状になっていて、これも空気抵抗の減少に貢献しているようです。
(ストリングは張りにくそうに見えますね。笑)

取り回し:305g/315mmは操作も違和感なし。

305g/315mmの重量バランスですが、操作性・取り回しで苦労する事はありませんでした。
スイングウェイトもそれほど大きくないので、しっかりスイング出来る人であれば大丈夫そう。

・FX500よりもかっちりした打感
・より打ち込んで行ける性能
・球持ち感は若干少なめ
・反発力は標準的+α
・振り抜きは良好
・操作性も問題なし

ベストマッチ:EXPLOSIVE SPEED

今回試した中で1番良い感覚で使えたのはSPEED。
食いつき過ぎず、弾きとスピン性能のバランスが良かったです。

そのほかのストリングの感触はこちらです。
EX BITE → 打球感はかなり柔らかい。ホールド感が良すぎてパワー不足気味に(笑)
EX SPIN → 少し弾道が上がる感覚あり。弾き感も多少あって使いやすい。

FX500との違い:より強くスイングしたい人向け

FX500と比べるとFX500TOURの反発力は若干抑えめ。
より強くスイングしたいプレイヤー(特に男性)には安心感に繋がるはず。

ストリングのたわみや動きはFX500の方が大きくなりやすく、パワーやボールの引っかかり感ではFX500が上に感じました。

動画インプレはこちらから!

販売前の試打イベントでがっつりテストさせて頂きました!

ピュアドライブVS比較:使用感は近いけどパワーとスピンに違い

がっつりライバルとなるであろうピュアドライブVSと比較してみました!
スペックはほぼ同等、違いとしてはVSが300g/320mmとなっている点。
(RA値も70でどちらも同じ!)

打感:ピュアドラVSの方が少し硬め?

ピュアドラVSの方がフレーム全体の剛性を感じやすく、打球感もわずかに硬い気がしました。
FX500TOURもカッチリしてますが、打感自体はもっとアッサリした感じ。

ただ手に来る(残る)振動はFXの方が少ないですね。
VSの振動が気になっていた層にはFX500TOURは刺さりそう!

性能:低弾道のFX、スピンで抑え込むピュアドラVS

弾道に関しては結構差があるように感じました。
FXが低弾道で打ち込んでいけるのに対し、VSはボールの回転量で押さえ込むようなイメージでした。

FX500/ピュアドラと比べるとTOUR/VSは僅差!

どっちが好き?と聞かれても答えられないくらい僅差。
弾道の好みで選べば良いかな・・・という感じ。
FX500とピュアドライブの差に比べると、TOURとVSの差は小さく感じました。

・FXとVSの差は弾道&スピン
・真っ直ぐ打ちやすいのはFX
・スピンで押さえ込めるのはVS
・FXは手に来る振動が少ない

その他の98平方インチラケットと比較!

VS以外にも、現在人気のある98平方インチのラケットと比較をしてみました!

VCORE98:FXの方がパワーがある

ガッシリとした打球感で人気のVCORE98。
高い剛性によって、コントロールがブレずパワーのあるスイングと相性良し。
FX500TOURの方が反発力があって、フラット系をコントロールする人にオススメ。
打感や弾道の差で比較するのがポイントとなりそうな2本。

EZONE98:しなり感には大きな差が!

どちらも打球感は柔らかめですが、EZONE98の方が明らかにしなりの大きい使用感になっています。
しなりを求める人はEZONE、しなりは抑えつつ柔らかい打球感を求める人はFX500TOURがフィットしやすいはず。

G360ラジカルMP:打球感の差で選ぼう

ラジカルMPは295g、FX500TOURは305gと、重量差は10gと大き目。
ただ性能的にはそれほど差は感じなかったなぁという印象。

振りやすいバランス、カッチリとした打球感から色んな弾道を操れるのがラジカルの良さ。

フラットドライブ+比較的柔らかい打感を求める人にオススメ

ライバルの多い98平方インチ+305gのカテゴリー。
その中でFX500TOURの特徴は①フラットドライブが打ちやすい②比較的柔らかく素直な打球感の2つだと思います。

フラットドライブをコントロールして相手を崩しつつ、スライスを織り交ぜていくようなテクニカルなプレーとも相性は良いはず。

まとめ:FX500TOURはフラットドライブ向きの1本

まとめ

・FX500TOURはフラットドライブ向き
・打感はFX500より少しかっちり
・コントロール性が高い
・厚い当たりのスライス最高!
・EXPLOSIVE SPEEDと相性良し
・ピュアドラVSより打感は柔らかい
・より強く振っていける性能
・テクニカルなプレーとも相性良し!

新型FXシリーズ(2023年モデル)はこちら!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Follow-me-1-1024x213.jpg

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です