・ハッキリとしたパワーがあるラケット
・弾道が調整しやすくスピン習得に◎
・価格がリーズナブルでお得
・ストリング次第で制御しやすくなる
今回はスタンダードな黄金スペックである『ウイルソン・バーン100v5 (BURN100v5)』をインプレッション!
ウルトラ100とはまた違う、軽やかにボールを飛ばしてくれるハッキリとしたパワーを感じ取りやすいラケットに仕上がっています。
こんな人にオススメ |
これからテニスを始める人 しっかりショットを打ち込みたい人 スピンを習得したい人 お買い得モデルを探してる人 |
メリット・デメリット |
○ 楽に相手コートまで飛ばせる ○ スピンを習得しやすい ○ リーズナブルな価格設定 ○ クセが少なく分かりやすい × 減衰性が若干低い × 弾道を抑えたい人 × 高レベル帯には厳しめ |
この記事では『Wilson BURN100 v5』を徹底的に解説させて頂きます!
ウイルソン・バーン100 v5
(Wilson BURN100 v5)
過去には錦織選手を筆頭にトップ選手も多数使用していたバーン(BURN)シリーズ。
正直に言って最近は下火になりつつあったラケットですが、今回久々にモデルチェンジが行われ5世代目(v5.0)へと進化しました。
BURN100 v5のスペック/仕様
モデル名 | Wilson BURN100 v5.0 |
フェイス サイズ | 100inch2 |
重量 | 300g |
バランス | 320mm |
スイング ウェイト | – |
フレーム厚 | 23 25 23 |
フレックス | – |
ストリング パターン | 16×19 |
グリップサイズ | 2,3 |
発売予定 | 2023年 3月末 |
価格 | 税込 27,500円 |

100平方インチ、300g/320mmの重量バランス、最大フレーム厚25mmとなっていてほぼ黄金スペックなっています。
定価が税込27,500円に設定されており、現市場の中ではかなりリーズナブルなラケットになっています。
BURN100 v5の特徴
ストリングスの柔軟性とスナップを効かせやすいラケット構造で、スピンが掛かりやすく、ボールコントロールに長けた操作性。相手に対してバウンド後に伸びるボールを打つことが出来る、ベースライナーにおすすめ。
https://jp.wilson.com/products/tennis-racket-burn-100-v-5-0?variant=44092664971477
BURN100 v5をインプレ!
サーブ | 1 |
ストローク | 1 |
ボレー | 0 |
反発力 | 2 |
パワー | 1 |
ホールド感 | -1 |
弾道の高さ | 1 |
トップスピン | 1 |
スライス | -1 |
安定性 | -1 |
操作性 | 1 |
振り抜き | 0 |
減衰性 | -1 |
快適性 | 0 |
※-2から+2までの5段階で評価
打球感:ドライな感触+軽めの手応え
今回は4Gラフ x NXTとエコパワーの2種類でテストしてきました。
打球感はカラッと乾いたドライな感触で、インパクトでの手応えも軽め。
これならビギナー、筋力があまりないプレイヤーでも楽にボールを相手コート奥までしっかり飛ばすことが出来るはずです。
減衰性はあまり高くなく、出来れば振動止めを装着した方が快適にプレー出来ると思います。
性能:分かりやすいパワーと引っ掛かりの良さ
打ってみて最初に感じたのは、ボールを楽に飛ばしてくれるハッキリとしたパワー。
最近打ったウルトラ100やピュアアエロ100などと比べても、弾きが良く弾道も上げやすく感じました。
ボールの引っ掛かりも良いので弾道の調整しやすさ、スピンの掛けやすさも良好。
直線的な速さというよりも、ループ系のスピンボールで安定したプレーを無理なく続けられるという感じ。
ストリング選び・セッティング
今回はナイロンマルチであるNXTと、ポリ系のエコパワーの2種類のストリングで打ちましたが、BURN100v5はエコパワーとの相性が良かったです。
BURN100v5の弾きによる神経質さを若干抑えて、引っ掛かりの良さも丁度良くなるのでスピン系ショットが非常に打ちやすかったです。
近いタイプのハイパーG、ポリツアーレブなども相性が良さそうな予感。
メリット・デメリットまとめ!
メリット | デメリット |
・楽に飛ばせるパワー ・スピンを習得しやすい ・価格が安い ・発色の良いカラー |
・減衰性は低め ・球が若干バラつきやすい |
BURN100 v5のライバル
<BURN100v5のライバル>
・SX300LS
・EXTREME MP
・ピュアアエロ2018 など
カチッとした打球感+パワーを持ったラケットがライバルかと思います。
そして300gよりも少し軽めの285g前後のモデルの方が、テイストとしては似ているかもしれません。
BURN100v5がライバルに勝っているところ
ライバルと比較した時に、バーンのアドバンテージは①リーズナブルな価格、②変に加工されていないフィーリングの2点かなと思います。
値上がりが続くテニスラケットですが、最新モデルが実勢価格で約2万円というのは非常にお買い得感がありますね。
そしてフィーリングの面では減衰性は良くないものの、むしろそのままプレイヤーに情報を伝えてくれる感じになっているのでストリングの違いなどが感じやすいのもむしろプラスポイントかもしれません。
ULTRA100v4との違い
バーンとウルトラを比較すると、バーンの方がよりパワーを優先したラケットというテイストになってますね。
ラケット | BURN100 v5 | ULTRA100 v4 |
スイング ウェイト | 320 (Strung) | 317 (Strung) |
Stiffness | 72 | 70 |
各数値はTenniswarehouseを参照させて頂きました。
ラケットのパワーに関与する要素であるスイングウェイトとStiffnessを比較してみても、どちらもバーンの方が若干大きくなっています。
パワーがあって弾道が上げやすくダイレクトな打球感のBURN、パワーを制御しやすく食いつき感を強調しやすいのがULTRA。
BURN100 v5:まとめ
・弾道が調整しやすくスピン習得に◎
・価格がリーズナブルでお得
・ストリング次第で制御しやすくなる