厚い当たりで撃ち抜きたい中級以上の人なら一度は試してほしい!
“ボックス系が好きな実戦派“にもオススメな1本です!
この記事では2022年1月15日に発売となるテクニファイバーの2代目TF40をインプレッション!
スペックの変更でターゲットが広がっただけでなく、デザインが圧倒的にかっこよくなっているのが新型TF40の大きな魅力!
メリット | デメリット |
・シンプル+綺麗な塗装 |
・アシストは全体的に少ない ・強烈な個性はない ・グリップはやはり扁平気味 ・弾道は16/19でも上げにくい |
テクニファイバーTF40 2022年モデルが登場!
テクニファイバー(tecnifibre)の創立40周年を記念して、2019年に初代が登場したフラッグシップモデルがTF40(ティーエフフォーティー)。
現在では珍しくなったシンプルなボックス系のラケットで、厚い当たりで打ち込む上級者に多く愛用されたモデルです。
このTF40が2022年にモデルチェンジされ、より幅広いプレイヤーが”良さを感じられるラケット“に進化しています!
新型TF40の新しくなった所・変更点を解説
①デザイン/外観の変更
→シンプルで、より洗練されたデザインに進化
②スペックの変更(追加)
→16×19のパターンが新たに登場し、ターゲット層が拡大
③ウレタンフォーム
→グリップ〜フレーム全周に充填され安定性/減衰性向上
①デザイン変更:シンプルで洗練された配色
前作のトリコロールからデザインが大きく変化した新型TF40。
つや消しの白をベースに、ブランドロゴをモザイク状に組み合わせた模様がシャフト/フレームトップにあしらわれています。
フレームのシャフトやトップ部分の文字には、凹凸加工が施されています。
ボックスらしいシャフトの握りやすさはありつつも、この凹凸加工によって独特の触り心地を実現しています。
②スペック変更・追加:16×19パターンが登場
今回の新型TF40には16×19のストリングパターンが新たに追加されました!
初代TFは18×20のストリングパターンのみだったため、正直に言ってかなりターゲットが限定的なラケットでもありました。
市場で最も一般的な16×19が追加されたことで、より幅広いプレイヤーをターゲットに出来るという点だけでなく、扱いやすさも向上!
メインストリングの中央8本は16×19・18×20ともに同じピッチになっていて、クロスストリングのピッチの広さで違いを生み出しています。
③ウレタンフォーム:フレーム全周に充填
前作から採用されていたフレーム内部のウレタンフォームですが、新型TF40ではグリップ〜フレーム全周にウレタンフォームが充填されています。
これによってブレを抑える安定性、優れた減衰性などをより向上させています。
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新型TF40のスペック/仕様
モデル名 | TF40 305 |
TF40 315 |
フェイス サイズ [平方インチ] |
98 | 98 |
重量 [g] |
305 | 315 |
バランス [mm] |
325 | 310 |
ストリング パターン |
・16×19
・18×20 |
・16×19
・18×20 |
フレーム厚 [mm] |
21.7 | 21.7 |
Stiffness | RA64 (※TW参照) |
|
素材 | グラファイト | |
価格 | ¥39,600 | |
発売 | 2022年1月15日 |
2種類の重さ(305g/315g)にそれぞれ16×19 / 18×20の2種類が設けられており、合計4種類のスペック展開となっています。
シャフトは純ボックス、フェイスは”ボクシー”形状
どちらも”ボックス系なイメージ“のあるTF40とT-Fightですが、断面形状は意外にも大きな差があります!
TF40はシャフト部分が単純な長方形、フェイス周りは少し丸みを帯びたボックス+ラウンドのような形になっています。
(TOUR100のBOXY形状に似たイメージ)
一方のT-Fightはシャフトは内側に尖った5角形、フェイス周りは直線的な6角形断面になっています。
外観こそ似た部分はありますが、細かく比較すると全然別物である事が分かります。
EZ EYELETは非搭載だけどグロメット径が大きい。
Tecnifibreを代表する構造のひとつでもあるEZ EYELET(イージーアイレット)ですが、TF40には非搭載となっています。
その一方で他のテクニファイバー製ラケットよりもグロメット径が大きくなっています。ストリンギングの作業性には問題はなく、ストリングの可動域やホールド感も生み出す構造となっています。
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テクニファイバー TF40(2022)をインプレ!
トップスピン
スライス
ボレー
サーブ(スピード)
サーブ(回転系)
振り抜き
取り回し
打球感:ボックスらしい掴む感触!
TF40 305g 16×19に、少し硬めのポリエステル:レーザーコード 1.25を45ポンドで張り上げて使用しました。
このセッティングでも十分にボックスらしいしなやかさ、ボールを掴む感じを味わうことができました!
ガチガチな感触ではないよ!
性能:サーブとストロークの球が走る!
ボックス系特有の”掴んでから飛ばす“感触は残しつつも、フェイス周りのかっちり感で若干のアシストも感じられます。
『ツラくないけど楽でもない素直な薄ラケ』っていう感じ!
ストロークではネット上70cm〜1mくらい通過するような少し低めの弾道で振り抜くと、深くて伸びのあるボールで相手を押し込む事ができます。
16×19と18×20の違いは弾道の調整幅!
今回16×19のパターンが新たに追加されましたが、正直18×20との極端な違いはないと感じました。
(メイン・中央部分のピッチは同じですし!)
ピュアスト16×19とストリングの配置が似てますね。
16×19の方が若干のアシストと弾道の調整出来る幅が広く、18×20の方がドライブ系のショットを安定して打ち続けられるという感じ!
ベストフィットストリング:トロライン キャビア1.20で決まり。
若干引っかかりの弱さ・アシストの少なさが気になったTF40でしたが、キャビア1.20mmを張ったら大正解!
この組み合わせ・・・天才じゃね!?笑
こんな風に言いたくなるくらい、TF40 x キャビアの組み合わせは良かったですね。
TF40のクセの少ないフィーリングは残しつつ、多角形断面が引っかかりの良さをプラス。
さらに1.20mmらしい弾きがそこに加わる事で扱いやすさが全体的にアップ。
TF40ユーザーには是非お試し頂きたいストリングです!
高評価/低評価ポイントはこちら!
・T-Fightよりしなやか+ホールド感
・ヘッドの重みによる優れた振り抜き性能
・フラットドライブで伸びが出る
・クセのない素直なラケット
・手応えは若干重ため
・グリップが相変わらず扁平
ボックスらしいしっとりした打感、クセのない使用感、そしてドライブ系のボールに伸びが出る性能が魅力!
自分の技術をそのまま素直にショットに反映してくれるラケットだと思います!
一方でボレーなどのコンパクトなスイングでは厳しさを感じやすいこと、そして相変わらずの扁平グリップは人を選ぶかな・・・という感じ。
みんなのクチコミ・評価を集めてみた!
僕以外にも、TF40を打った人たちのインプレ/感想も載せておきますね!
T-Fightと比べてもストロークのフィーリングが良い!
普段はT-Fight RS300を使用しているT-Fighterさんに、キャビア1.20mm・45ポンドのセッティングで打ってもらいました!
ストロークに関して言えば過去最高に近いくらい良いフィーリングでした!
コメントからもわかる通り、フィーリング面では大変高い評価となっています!
T-Fightが好きだけどちょっと物足りなかった・・・そんな人も是非試してみては!
インプレのレポートを送って頂いた(※僕がお願いしたw)ので、いくつか気になったポイントをまとめるとこんな感じ!
・回転が抑えられて推進力に変換されやすい
・自然と低めの弾道となり、ばらつきは少ない
→低く・速く・安定しているストローク
・ボレーは打ちにくさがあった
・ボックス系としては硬い打球感
・十分な体制なら良いショットになる
→動かされると厳しさを感じる
・擦り上げるようなスピンは無理
・ダブルスよりもシングルス向き
非常にリアルなコメント、本当にありがとうございます!
購入検討中の方も、是非参考にしてみてください!
TF40 305 18×20でショットが走る!
試合形式では18Mを使いました。
— MONY (@MONY_0101) January 8, 2022
自分のプレーを全体的にここまで引き上げてくれるとは思ってもみませんでした。
ストロークとサーブはトップよりのバランスのおかげかボール走ってくれる。
ボレーはバランスの影響もなく強さや長さのコントロールも申し分ありませんでした。#PR#テクニのボックス
TF40 305 18×20をゲットしたMONYさん(普段はSPEED PRO使用)と練習したんですが、普段以上に深く伸びるボール押し込まれて全然ポイントが取れなかった!笑
メインラケットが310g/315mmという重ため+若干トップライトだったのが、305g/325mmという若干トップヘビー気味のスペックになったことで振り抜き速度が高まっているように見えました!
ピュアスト98からも乗り換えたいくらい!
普段使ってるピュアストよりも振り抜きがいい感じ!
・・・欲しい。笑
モニターラケットを貸したら先輩(普段はピュアスト16/19)もプレーの質が明らかにアップして、サーブやストロークでしっかり振り切って打ててましたね!
またひとり購入者を増やしてしまいました(笑)
TF40 315g 16×19はこちらチェック!
https://tennisenjoy.com/tecnifibre-tf40
なまらさん(@namaratennis1)が315gの16×19、X-ONE BIPHASEでのインプレを公開!
・剛性感はあるけど硬くない
・しっとりとした打球感
・しなやかだけどパワーロス少ない
・弾道は上げにくい
TOUR100 310g と比べると、よりフラットドライブ向きでいわゆる”クラシカル”な感覚も残しているボックス系ラケットとのこと!
ライバルラケットとの比較!
ライバルとなるボックス系のラケットたちと比較すると、TF40は打感の柔らかさと打ちごたえのバランスが魅力ですね!
実は似てるマンティスPRO310/295
動画内で言及しているんですが、マンティスのプロ295(もしくは310)というラケットと形状がかなり似てるんですよね!
同じようなフィーリングになるのか、後日打ち比べてきます!
T-Fight RSとの違いってなに?
外観的にも、ネーミング的にも似てる感じのTF40&T-Fight。
性能特性的には多分RS300とそんなには変わらないですね😂
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) January 8, 2022
ただフィーリングは結構違って、TF40は木製バット、tfightは金属バットみたいな感じですね(笑)
記事準備進めておりやす・・・
フレームの断面形状の違いもあってか、打球感やボールの飛びは結構違うんですよね!
掴んで乗せられるからボールに伸びが出せるTF40、パワーロスを最小限に抑えてインパクトのパワーをぶつけられるT-Fight!
プレースタイルや好みに上手く合わせて選び分けてください!
ご予約はお早めに!!
まとめ:テクニファイバー 新型TF40
・新型TF40はボックスらしさのある1本
・デザインはシンプルにかっこいい!
・適度なアシストがある素直な使用感
・ツラくもないけど楽でもない素直さ
・扁平グリップは好き嫌い分かれそう
・ボックス好きな実戦派にオススメ!