どうも、最近は改めてポリエステル系のストリングに熱中しつつあるコトウダマサト(@advntg_kotodama)です。
・柔らかい打球感のポリが欲しい
・ある程度の反発力も欲しい
・スピン系の打ちやすさも欲しい
・それでいてコストは抑えたい
こんな要求(ワガママ?)を高いレベルで満たしてくれるポリエステルストリングが、『ポリファイバー・TCSラフ』です!
柔らかさとパワーに優れたTCSをベースに、ラフ加工(表面にくぼみ)を施したこのストリング。
様々な球種・球威に対応出来る汎用性の高さと、低単価を実現していて試しやすいのも大きな魅力!
思ってた以上に使いやすい!
時間経過とともに振動が増えやすいという弱点はあるものの、幅広いレベルのユーザーに気に入ってもらえそうな1張り。
定期的に張り替えられる人ならメリットだらけのポリエステルストリングです!
メリット | デメリット |
・柔らかさ+パワー ・低単価で試しやすい ・引っかかりチョイ足し ・スピン系が打ちやすい |
・耐久性はそこそこ ・緩むと振動が増える (振動止め推奨) |
この記事では『ポリファイバーTCSラフ』を徹底的に解説させて頂きます!
・ストリングにパワーやアシストが欲しい
・ポリはきつく感じるけどナイロンはスピン/耐久性に不満がある
・ストリングは定期的に張り替えるタイプの人
・シバくよりも丁寧なショットで組み立てていきたい人
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ポリファイバー TCSラフをインプレ!
柔らかさとパワー、そこに引っかかりの良さをプラスしたポリファイバー・TCSラフ。
【ポリファイバーTCSラフ】
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) February 14, 2022
柔らかい打球感とパワーのバランスが良く、ラフ加工のおかげで引っかかりもチョイ足し🍋
TCSとどのくらい違うの?って聞かれるとちょっと難しいんですが(笑)、個人的にはラフver.の方が実戦で使いやすかった印象😁
インプレ書く!笑 pic.twitter.com/id79ALvvuj
BLADE100v8との組み合わせは想像以上に良くて、飛距離が出しやすい・弾道が上げやすく実戦での対応力が高い1張り!
TCSラフのスペック/仕様
モデル名 | ポリファイバー TCS ROUGH (ティシーエスラフ) |
素材 | ポリエチレン +複合素材 |
断面形状 | 丸 +ラフ加工 |
太さ | 1.25mm 1.30mm |
色 | オプティックイエロー |
価格 | ¥2,600+税 (12.2m) |
素材はポリエチレンを使用しており、同社のTCS/エボリューションなどと同じになっています。
表面はひし形(格子状)にくぼみが加工されており、プリンスのツアーXXスピンに似たような構造という感じですね。
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TCSラフの特徴:表面に凹凸加工をプラス
TCSの表面に、菱形の窪みを均等につけることにより、タイヤが路面をグリップしていくような理論でボールをつかんでスピンをかけます。
http://pk-west.com/polyfibre/9/
芯部分による弾力性はレモンピール加工により、従来のTCSの持ち味は継承されており、加えてスピン性能、SMDテクノロジーによるテンション維持性がアップしています。
独自のラフ加工によって、ボールを掴む性能がアップしているTCSラフ。
https://www.polyfibre.com/show-catalog/
ポリファイバー製品の断面形状は大まかに5種類に分けられていて、丸型をベースにくぼみをつけたのがラフ(ROUGH)とされてます。
これ以外にはトゲトゲ状のリブド(RIBBED)、出っぱりが追加されているストラクチャード(STRUCTURED)、6角形=ヘキサゴナル(HEXAGONAL)も用意されています。
実勢価格:12mカットで620円、ロールは1張り454円!
TCSラフの大きな特徴は実勢価格が非常に安いということ。
楽天市場では12mカット品が620円+送料、ロールは最安で7,270円で1張分は454円となっています。
ポリファイバーTCSラフの性能をインプレ/評価!
ラケット | ウイルソン BLADE100 v8 |
ストリング | TCS ROUGH 1.25mm |
テンション | 45ポンド |
張り方 | 1本張り |
重量増加 | +16.1g |
食いつき
パワー
スピン
スライス
性能維持
耐摩耗性
張りやすさ
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打球感:ゆっくり振ってもボールを掴む感触
打球感は”ポリ系”のストリングとしては柔らかめ!
PTプロやG-TOUR3に近いたわみ量がありつつも、もう少しだけネチャっとした感触。
ナイロンとポリエステルの間でストリング選びを悩んでいるような人でも、しっかり使える1張りですね。
性能:楽に押して飛ばせるアシスト感が快適!
食いつきが良く、ボールを押して飛ばせるのでパワーが出しやすいのが特徴。
ラフ加工のおかげか高めの弾道のショットも打ちやすく、ループ系スピンでつなぐ・しのぐという場面が増える実戦ではありがたいポイント。
ゴリッゴリの強打にはしっかり感が不足している感じですが、僕と同じくらいのスイングスピードなら扱いやすさの方が上回るはず。
TCSラフのテンション維持性は良くない?
先に言っておくとですね・・・長期間使うのには不向きですね!笑
— コトウダマサト(TRUEMAN) / アドブロ (@ADVNTG_kotodama) February 14, 2022
ゆるむということよりも、振動が増える(ばぃーんってなる感覚)ので振動止めつけた方が快適ですね🤣
そうじゃないなら頑張っても、週2回x2週の計4回くらいまでが賞味期限かなと!
ポリファイバー製品は柔らかい打球感が魅力の一方、『テンション維持性が悪いのでは?』というコメント/インプレがたびたび見られます。
結論から言うとTCSラフの「性能が維持できる期間は短い」と思います。
特に気になるのは、使い込むほどにインパクト後に手に残る振動が増えてしまう点。
“ボィーン”っていう鈍い振動が伝わってくるようになるので、定期的に張り替えるか振動止めを使用するのがオススメ。
ポリエステル系よりも柔らかいのがポリエチレンのメリットですが、性能維持の面では若干不利なのは仕方ないところかもしれませんね・・・
高評価ポイント・低評価ポイントはこちら!
・柔らかく食いつく打感
・押せて飛ばせるパワー
・ループ系も打ちやすい
・単価が安い
スイングスピードが速くなくても、食いつくからボールを押せる・持ち上がるのが大きなメリット。
単価も非常に安く”とりあえず試してみよう”という場合にも、トライしやすいストリングですね!
ナイロンとポリエステルの間で行ったり来たりしている人にもフィットしやすいフィーリング。
・強打主体の人には不向き
・性能維持の期間は短め
柔らかさと粘りが強いので、強打した時のスピードを求める人にはレスポンス不足かも。
(パワーロスを感じるはず)
また前記の通り性能維持の期間は短く、定期的な張替えが推奨されます。
TCSラフと他製品を比較!
<TCSラフのライバル製品>
・キャビア
・G-SPIN3
・EXPLOSIVE BITE
・ポリツアーレブなど
ライバルとしてはマイルド寄りの多角形ポリエステルストリングが挙げられます。
ライバルストリングとの比較一覧!
モデル名 | TCS RGH | CV | GS 3 | EX BT | PT RV |
---|---|---|---|---|---|
食いつき | ○ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
反発力 | ○ | ◎ | ○ | △ | △ |
引っかかり | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
表面の滑り | △ | ○ | ○ | △ | ○ |
耐摩耗性 | △ | ○ | ○ | × | ○ |
性能維持 | × | ○ | ○ | △ | ○ |
TCS ROUGHは食いつき+反発力のバランスに加え、引っかかりの良さも持っているのがポイント。
全体的にマイルドで扱いやすい・試しやすいストリングという立ち位置になります。
キャビア(CV)はもっとスッキリ感が強く、スピードと回転量を向上させつつキレのあるショットを打ちやすいです。
G-SPIN3(GS3)は多角形+シリコンコーティングで、全体的にスキのない多角形ポリに仕上がっています。
エクスプロッシブ・バイト(EX BT)は食いつき+引っかかりの強さが際立っていて、弾道を上げたい!と感じている人はとにかく試して欲しい1張り。
ポリツアーレブ(PT RV)は食いつきと程良い引っかかり、強打してもパワーロスしにくいしっかり感もあるのが特徴。
TCSとTCSラフ、なにが違うの?
TCSラフのベースになっているTCSとの違いは、ラフ加工の有無なのですが・・・
ラフ加工されている方が若干ボールの食いつき・持ち上がりが良いような気はしますが、何も言われずに渡されたら違いを感じ取れる自信はないかも・・・笑
ポリファイバーTCSラフ:まとめ
・ボールを押して飛ばせるパワー
・弾道も上げやすい引っかかり
・賞味期限は短め
・振動止め使用がおすすめ
・安いので気軽に試せる
・敷居の低いポリ系ストリング
あとがき:ラケットショップウチヤマさんに感謝!
今回のポリファイバーのストリングインプレですが、ラケットショップウチヤマさんからPK WESTさんにお話を通して下さったおかげで実現しました!
千葉市にお越しの際はぜひお立ち寄りください!