cover : “Rafael Nadal” by ciccontetanya is licensed under CC BY 2.0
スピン性能(かけやすさ)重視のラケット特集!
Embed from Getty Images現代テニスでは必須となった強烈なトップスピンのストローク。
・高い弾道が使えてミスしにくい
・バウンド後も失速しにくい
・角度をつけやすい
・思い切り振り切れる etc…
強いトップスピンが使えるとこんなにたくさんのメリットが!
分かりやすく”スピン系ラケット”を紹介&解説!
Embed from Getty Images今回の記事ではオススメを紹介するにあたって『スピンをかけるのに必要な要素』をおさらいしつつ、『スピンがかけやすいラケット5選』について解説しています!
スピンのメカニズムについて把握しつつ、自分に合うスピン系ラケットを見つけましょう!
おさらい:スピンをかけるのに大事な3つの要素!
パワー(ボールの飛び)
→回転を掛けても飛距離が保てる
打球角度(引っかかり)
→ボールを持ち上げやすい
→擦り上げやすい
スナップバック
(ストリングの動き)
→回転量を増やしやすい
スピン系ラケットですごく大切になるのが『パワー』・『打球角度』・『スナップバック』のバランス。
今回オススメするラケットは、この各要素を高いレベルで満たしているモデルになっています!
ダンロップ SX300
(DUNLOP SX300)
当代屈指のスピン系
モデルチェンジで当代最強クラスのスピンラケットに!
Embed from Getty Images現行モデルの中では屈指のスピン性能を誇るのがダンロップのSX300 2022年モデル。
2019年モデルはしなやか+密なピッチだったため対象プレイヤーが狭かったのですが、モデルチェンジによってRA上昇+オープンストリングパターンを採用しスピンの掛けやすさが大幅に向上。
特に一般プレイヤーにとっては高弾道+高回転のショットが作りやすく、スピンコンセプトらしさを強く感じられるラケットとなっています。
エクスプロッシブ・バイトと組み合わせれば、最高レベルの食いつき+引っかかりを体感出来るはずです。
重量に強いこだわりがないのであれば、高速スイングによるスピンの恩恵を受けやすい285gのSX300LSもおすすめです!
バボラ ピュアアエロ 2018
(Babolat PURE AERO)
パワフルスピン系ラケット
パワーがあるから回転量+弾道を上げられるのがアエロ!
『スピン系ラケット』といえばコレ!といっても良いピュアアエロ。
しかも今回オススメするのはあえての旧型2018年モデル。
というのも現行ピュアアエロはストリングピッチが変更されたりRA値が下がった影響もあり、スピン性能よりもオールラウンドモデルとしての味付けが強くなっています。
一方の2018年モデルはフレームは剛性が高くストリングピッチも粗いため、よりスピン性能に特化した設計になっていました。
グロメットもスナップバックが起こりやすい楕円形構造になっており、高弾道・高回転を実現するための仕様となっています。
ヘッド エクストリームMP
(HEAD EXTREME MP)
引っかかりの強いスピン系!
意外とマイルドな打感+全体的な扱いやすさ
大きく広がったグロメット(スピングロメット)を採用したことで、大きなストリングのたわみやスナップバックを生み出してくれるのが最大の特徴。
RA値( ≒ フレームのしなりにくさ)が66と意外と低めなのも相まって、想像以上にマイルドな打球感も魅力の1つ。
スピンはかけつつもタッチなども活かしやすい、全体的な扱いやすさに優れたモデルと言えますね!
ダイアデム エレベート98 v3
(DIADEM ELEVATE 98 v3)
打ち抜けるスピン系
スピードに乗ったスピンボールを打ちやすいラケット
カチッとしたパワーのある振り抜きのいいフレームで、推進力の強いスピン系ショットを打ちやすいのがELEVATE98v3。
16×20ですがストリングのピッチは広くグロメット径も大きめ、さらにFSシステムによりフレームの安定感も抜群で”振るほどにショットが伸びる”タイプのラケット。
弾道を高くするよりも、相手のコートに突き刺さる・バウンド後も強烈に伸びる・・・そんなボールで相手を崩していくスタイルにオススメ。
プリンス ファントムグラファイト107
(Prince PHANTOM GRAPHITE107)
大きなしなりが生み出すスピン
Prince Phantom Graphite107
107平方インチがボールを掴む!
しなり/たわみ/引っかかりをミックス
高低/アングルが使いやすいモデル
パワー
打球角度
スナップバック
扱いやすさ
とにかく弾道が上がる!推進力はプレイヤー側で!
・強烈なしなりと食いつき
・弾きやパワーは控えめ
・高低+角度で攻める人に!
107平方インチ+薄いボックスフレームの組み合わせは、強烈なしなりと食いつきを生み出します。
ボールの高低・アングルを組み合わせて相手を揺さぶるようなプレーにオススメ!
弾きやアシストはかなり抑えめで、プレイヤー側でしっかり推進力を出していけるかどうかが大事なポイント。
107平方インチですが、スイングが大きい・速い人が使った方が良さが出るネオクラシックなスピン系ラケットと言えるでしょう!