01-ラケットインプレ

プリンス・エンブレム110/120(2025年モデル)をインプレ!デカラケだけど押して飛ばせる使い心地|Prince EMBLEM

プリンス・エンブレム110/120のインプレ・レビュー・感想・評価
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今回インプレするのは新たにTeXtreme x Zylonを搭載した『プリンス・エンブレム110&120』です!

プリンス・エンブレム110 (prince emblem110) 2025年モデル
ダブルス○・・・・シングルス
ボレー・○・・・ストローク
低弾道・○・・・高弾道
多彩さ・○・・・安定性
柔らかい・○・・・硬い
スイートエリア
先端寄り
・・・○・スイートエリア
手元寄り
イージー○・・・・スパルタン

広いスイートエリアや十分なアシスト感はありつつも、柔らかく食いつく打球感によって押して飛ばせるラケットになっています。

アドブロ
アドブロ
利き手じゃない左手で打ってもラリーが出来ちゃうくらい助けてくれるラケットでした!

少し青みのある白いペイントは清潔感があり、ダブルスをメインにプレーする幅広いプレイヤーに使ってもらえるラケットですね。

メリット
押して飛ばせる打球感
広いスイートエリア
軽い手応えで楽に振れる
特にダブルスで輝くラケット
デメリット
反発力は意外と控えめ
過度なアシスト期待はNG

いわゆる魔法系ラケットに分類されるモデルですが、柔らかい打球感によって乗る・押せる感触が強いのが特徴ですね。

反発力でスパーンと飛ぶ感覚は控えめですが、他の魔法系ラケットよりも食いついてくれる安心感はアドバンテージと言えるでしょう。

【インプレ】
エンブレム110 / 120 (2025)

プリンス・エンブレム110 (prince emblem110) 2025年モデル
プリンス・エンブレム120 (prince emblem120) 2025年モデル

新たにTeXtrem x Zylon(テキストリーム・ザイロン)を搭載したプリンス・エンブレム(2025モデル)

プリンス・エンブレム110 (prince emblem110) 2025年モデル
プリンス・エンブレム120 (prince emblem120) 2025年モデル

写真では分かりにくいのですが、少し青みのあるツヤありのホワイトで塗装されています。

プリンス・エンブレム110 (prince emblem110) 2025年モデル
プリンス・エンブレム120 (prince emblem120) 2025年モデル

スペック/仕様

モデル名エンブレム
110
エンブレム
120
フェイス
サイズ
110
inch2
120
inch2
重量255g247g
バランス350
mm
365
mm
スイング
ウェイト
280285
フレーム
厚さ
26
28
26
30
27.5
26
フレーム
長さ
27
inch
27.25
inch
フレックス
ストリング
パターン
16×1816×19
グリップ
サイズ
1,21,2
パワー
レベル
13501500
発売予定2024年
7月下旬
2024年
7月下旬
価格42,90046,200

エンブレムシリーズは110と120の2つのスペックを展開。

プリンス・エンブレム110 (prince emblem110) 2025年モデル

モールドは前作から継続し、110に関してはスペックも前作から変更はなし。

120に関しては微妙にカタログスペックが調整されており、前作の重さ245gから247g、バランス364mmから365㎜となっています。

<パワーレベル>
1500:エンブレム120
1350:エンブレム110
1100:BEAST MAX
1025:BEAST100/DB100
900:PHANTOM F1
850 : Pグラファイト107
850:TOUR100(310)
825:PHANTOM100 2025
800:PHANTOM O3 100
800:TOUR98
790:Pグラファイト100
770:Pグラファイト97
750:TOUR95
730:Pグラファイト93

パワーレベルは110で1350、120で1500となっており、プリンスの中でも非常に飛びの良いモデルとされています。

特徴・コンセプト

プリンス・エンブレム120 (prince emblem120) 2025年モデル

『ラク・軽・パワー』
Princeラインアップの中で最強のパワーモデルシリーズ。 TeXtreme×ZYLONにバージョンアップすることで、圧倒的なパワーに加え振動吸収性がアップ。 まさに「ラク・軽・パワー」で快適にテニスを楽しみたいプレーヤーに。

https://princetennis.jp/product-category/tennis/tennis-racket/tennis-racket-emblem-2025

テキストリームxザイロンが搭載されており、扱いやすさとコントロールが特徴となっています。

またエンブレムとして初となるPVS(※正確にはP.V.S Ⅱ)もグリップからシャフトにかけて搭載されているそうです。

ザイロンのメリットや搭載する理由などはこちらの動画で解説しています。

【打球感】
想像以上に柔らかく押せて飛ばせる

110120
柔らかさ12
打ち応え-1-2
スイート
エリア
22
弾き感1-1
安定感0-1
減衰性0-1
快適性11

エンブレムLTが張られているものをテストしましたが、110も120もどちらも柔らかい打球感でした。

プリンス・エンブレム (prince emblem) 2025年モデル

パワー系ラケットのような弾いて飛ばすという感じではなく、ボールをしっかり乗せて押して飛ばすというようなイメージのほうが強いです。

アドブロ
アドブロ
打感はかなり柔らかくて、ファントムやグラファイトとかよりも球が乗る感じがします!

120はより食いつく・乗る感覚

110と120を比較すると、120のほうが食いつき感・乗る感覚が強いのは意外でした。

ストリングベッドのたわみ・フェイスのたわみの両方がしっかり発揮され、特にゆったり振っている時に恩恵を感じられました。

120も110もインパクト時の手応え自体は軽めになっていて、スッキリした球離れに感じられるのはザイロン搭載機種の共通した特徴と言えるかもしれません。

特に面が大きくストリングのたわみも大きいとボヤっとした打感になりがちなので、シャープさがプラスされるのはポジティブな変化だと思いますね。

【性能】
ほど良いアシストで楽できる

110120
ストローク10
ボレー21
サーブ00
フラット11
ドライブ-1-1
トップスピン00
弾道の高さ-1-1
スライス10
パワー11
操作性22
振り抜き0-1

今回のテストで打ってみて感じのは、意外と飛びや弾き自体は抑えめだという点。

操作性の良さ、スイートエリアの広さ、乗って押せる感覚を上手く利用して楽にボールを制御出来るというのが大きな特徴だと思いますね。

【110】
歯切れが良く汎用性高い

プリンス・エンブレム (prince emblem) 2025年モデル

面110で柔らかい中にも球離れの良さ・歯切れの良さがあり、比較的速いスイングでもコントロールが乱れず汎用性の高いラケット

薄いグリップで打つフラット系のショットが快適なのは勿論、厚めのグリップでスピンを掛けてもある程度応えてくれるように感じます。

ラケットのアシストを上手く利用しつつ、要所で速いストロークを打ち込む、前に出て積極的なボレーで仕留めるというプレーにつなげやすい性能になってます。

アドブロ
アドブロ
個人的に110は普通に使いやすく、魔改造しても面白そうな気がしました!

【120】
キャッチに優れ外しても誤魔化せる

プリンス・エンブレム (prince emblem) 2025年モデル

より食いつく・乗る打球感になっているので、110と同じように打つと意外にもショートしがちでした。

逆にボールを運ぶようにして打つフラットを意識すると深さが安定し、ラケットの旨味を活かしたラリーが出来るようになりました。

プリンス・エンブレム (prince emblem) 2025年モデル

ストロークよりもボレーの方が恩恵を感じやすく、広いスイートエリアと乗る感触でしっかりコントロールすることが可能。

アドブロ
アドブロ
スペックから想像するよりは飛ばないので、意外と細かいことを気にせずある程度振って使うことが出来ます!

【個人的・総合評価】
パワーよりも乗り・食いつきの方が特徴

プリンス・エンブレム (prince emblem) 2025年モデル

魔法系・デカラケに分類されるモデルではあるのですが、エンブレムのパワーや飛び自体は結構控えめな印象。

ボールがぶっ飛ぶ潤沢なパワーというよりも、食いつきが強く乗せて運べる感覚のラケットという評価の方がリアルな気がします。

110に関しては厚いグリップのスピンとかでも割と問題無く打つことが出来たので、ポリ系ストリングを選んだりカスタムを施したりすれば男性でもアリなラケットになるかもしれません。

【メリット】
乗っかる!押して打てる!

・押して飛ばせる打球感
・広いスイートエリア
・軽い手応えで楽に振れる
・特にダブルスで輝くラケット

押して飛ばせる打球感が最大のメリットで、それによって各ショットの制御しやすさにつながっています。

軽量で取り回しも良いので、特にダブルスではラケットに(良い意味で)頼りながら楽しくプレーすることが出来ますね。

【デメリット】
反発によるアシストは控えめ

・反発力は意外と控えめ
・過度なアシスト期待はNG

デメリットを挙げるとするならスペックから想像するよりは反発力は強くない、アシストも控えめという点かなと思います。

ただ広いスイートエリアとライバルモデル以上の食いつきの良さがあるので、安定したショットとコントロールで組み立てたいという人には心強い武器になってくれるはず。

【発売日】
2024年7月予定

公式のHPによると新型エンブレムの発売予定日は2024年7月下旬となっています。

【まとめ】
エンブレム110/120 (2025)


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テニス系ブロガー
コトウダマサト (TRUEMAN)
・30代男性
・テニス歴約20年

・オールラウンド器用貧乏
・EZONE98Lを愛用中
・クセの少ないラケットが好き
詳しいプロフィール

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