2022年に発売されたテニスラケット一覧
・EZONE2022
・TF40
・BOOM
・SX300
・SPEED
・CLASH v2
・VITAS
・PHANTOM GRAPHITE97 300g
・TEMPO298
・PHANTOM F1
・BEAST MAX
・PURE STRIKE VS
・PURE AERO
・TR960 Control Tour
・T-Fight 305 isoflex
・EXTREME
・ULTRA v4
・X100/X105
・TOUR
・ULTRA TOUR95
・ASTREL
・HI-TEN PRO98
2022年に発売された主なテニスラケットは上記の通り。
確固たる人気を維持しているEZONE、ようやく新型へとモデルチェンジされたピュアアエロなどが大きな注目作でしたね。
新シリーズ・新スペックも登場
・BOOM
・TR960Control Tour
・HI-TEN PRO98
この3つが完全に新規シリーズとして登場。
・SX300TOUR
・PHANTOM GRAPHITE97 300g
・TEMPO298
・PHANTOM F1
・BEAST MAX
・PURE STRIKE VS
・TOUR98
追加スペック、もしくはスペックに大幅な調整を入れてモデルチェンジが行われたのは上記のモデルたち。
2022年:トレンドは「バランス」と「平均化」
今年の市場を見ていて感じたトレンドは「バランス」と「平均化」でした。
性能的な穴が少なく打球感とのバランスも良く、全体的に平均化された傾向が生まれてきています。
バランスが重視される傾向
今年のモデルに関しては何かひとつ飛び抜けた特徴があるというよりも、まずは全体的な性能のバランスが良く使いやすい、トータルのパッケージングが優れているモデルが多かったと思います。
例えばEZONEであればパワーを出しつつ柔らかい打球感を追求、ピュアアエロは前作の強烈なパワー感+スピンは抑えられガッツリ打ち込む人向けのテイストに、TF40は薄いボックス系でありながらも剛性感が強く安定したパワーを出しやすいモデルに進化。
(SX300やPHANOTM F1などコンセプトを強調したモデルも当然登場していますが)
市場全体が平均化されてきている
それぞれがバランスの良い性能を発揮するようになり、市場としては平均値に近いところに複数のラケットが存在するような状態になっていると感じています。
ラウンド系なんだけど柔らかい、ボックス系なんだけど剛性が高くパワフル、というようなモデルも増えてきており、打球感と近い感触のものが増えていると言えます。
そのためラケットのスイッチがしやすい・候補先が複数考えられる、といった状況が生まれやすくなりました。
ラケットの選び分けが難しくなってきている
しかしその一方で、テニスラケットの選び分けはかなり難しくなっているとも感じています。
差は小さくなり、境界線は曖昧になってきた
これまではラウンド⇆ボックス、薄ラケ⇆厚ラケはそれぞれはっきりと区別されるカテゴリーでした。
しかし今ではラウンド系だけどしなやか、ボックス系だけどパワフルといったラケットも増えたことで、ラケットの選び分けはかなり難しくなってきています。
それぞれの性能差は小さくなり、それぞれの境界線も曖昧になっているので、インプレを見比べたりしても選び分けるための明確な違いが見つけにくなっているんですよね。
選び分ける・決め手を見つけるお手伝いが出来たら。
最近は質問箱で頂いたラケット選び・ストリング選びなどのお問い合わせにYouTubeで回答させて頂いていますが、この背景にはやはり選び分けが難しくなっているというのが背景にあるのではないかと思います。
(じゃなければただのブロガーにそんなに質問こない、ですよね?)
今後もブログ・YouTube等を駆使しながら、皆さんのテニスラケット選び・ストリング選びの役に立つようなコンテンツを出していけるように努めたいと考えています。
まとめ:2022年テニスラケットトレンド考察
・2022年のラケットトレンドを考察
・バランス重視、平均化が進んだ1年
・パワーと打球感のバランスが向上
・ラウンド⇆ボックスの境界線が曖昧に
・ラケットの差が見つけにくくなってる
・選び分けるのは難しくなった